目を背けたくなる現実
私は中学校もほぼ行ってなかったため
高校進学はせず
バイトに打ち込んだ。
親はほとんど帰ってくることなんてなく
彼氏の家に入り浸り。
生活費は渡してくれるものの
食費はほぼ自分で稼がないと行けなくなった。
そんな騒々しい毎日を過ごしていたある日
あまり連絡を取らなくなっていた
幼なじみから一通のメールが来た。
"紹介したい人がいるんだ"
ここからわたしの人生は狂い始めた。
幼なじみに呼び出され
とある喫茶店に行った。
「あ!きたきたー!」
幼なじみは自分の彼氏ともう一人の男性を
連れて席に座っていた。
話を聞いてみると
自分とのプリクラを見せたところ
私に惚れたと。
だから紹介しようと思って呼び出したらしい。
見た目は好青年
歳は21歳
当時、私はまだ15、16で
年上が好きだったからかあまり悪い気はしなかった。
それからトントン拍子で付き合い
2〜3ヶ月たった頃
自分の体調に変化が訪れた。
すごく体がだるくて熱っぽい
生理も来ない。
何かがおかしい。
一週間前後たったある日
妊娠検査薬を買った。
結果は陽性。
混乱した。
どうしようどうしようと。
とりあえず幼なじみに相談した。
ここで普通は次は自分の彼氏
と思うだろう。
何を思ったか私は洋に
"早急に相談したいことがあるから電話をしたい"
とメールを送信した。
今思えば自分馬鹿だなぁと思う。
それから彼氏に連絡し
少し待ってくれと言われた
考えさせてくれと。
私はこの時思いもしなかった。
あんなに優しくて好青年な彼氏に
裏切られるなんて…
1ヶ月後
連絡は帰ってくる
けれど妊娠の話になれば
話をそらし待ってくれとゆう
2ヶ月後
連絡が帰ってくることが
少なくなってきた。
妊娠の話になる度
連絡が帰ってこない。
3ヶ月後
彼が居なくなった…。
どうやらこの数ヶ月で
彼は逃げる準備をしていたらしい
最初は下ろす気だった。
母に相談し
わかった何とかすると。
この時母のことも信じた私が
馬鹿だった。
当時はまだ幼くなんの知識も
金銭的なこともできてなかった私は
母に頼るしかなかった。
そして数ヶ月後。
子供は下ろせなくなっていた。