2.5 話の始まり その2
えー、続きです。
内容微妙ですw
僕が気絶した後、こんな会話があったらしい————。
僕は気絶させられどこにあったのかは知らないがすごい豪華なベッドに寝かされていた。
チェシャ猫、白兎、眠りネズミ以外は「じゃあねー」とどこかに行った。残されたというか残った三人はゆっくりと、お茶会の席に座る。
「ねえ、ノシャート。」
「なんだよ、ウィーラ」
「アリスって、本当にあの『アリス』なの?」
「当たり前だろ、ウィーラ。僕が連れてきたんだよ?この僕が、だよ?本当のアリスに決まってるだろう?」
そういう白兎、ノシャートは怒ったようにチェシャ猫、ウィーラを見る。チェシャ猫はため息をついた。
「だって、いつものアリスじゃないじゃん。金髪蒼目じゃない…。僕達以外のみんなは日記に金髪蒼目だった。なのにあのアリス、茶髪紫目だよ?」
白兎はだんだん顔がイッてきた。ヤンデレのヤンの時だ。そして立ち上がる。
「じゃあウィーラは……このアリスが、偽物だというの?」
「…それに雰囲気もいつものアリスじゃない。変だよこんなの!!」
「…ウィーラ。」
「あのアリスが…!いつもと違うアリスがこの国の呪いを解いてくれるって本気で思ってるのっ!?」
チェシャ猫は立ち上がり、白兎の首をつかむ。今白兎は人間。
「ウィーラ…!」
白兎もチェシャ猫もだんだん顔が曇っていく。二人とも、本性が出始めている。危ないトキだ、前など二人で1000人近く殺したばかりなのに、また殺すと女王から叱られる。ここにアリスがいたら思うだろう。『なんだこいつら、恐ぇ…!恐怖の塊、いーーーーやーーーああああああ!!』と。
「いつも…いつもアリスは呪いを解くどころか悪化させていった…!だからあの子も…きっと悪化させるだけでといてくれるわけ…!」
「…ウィ…」
白兎の言葉をチェシャ猫はさえぎる。
「どうせ…どうせ…!また前のアリスみたいに僕たちを裏切って…逃げるんだよっ!!ノシャートだってそんなの嫌でしょっ!?」
「ウィーラっっ!!いい加減にしなさい!!」
「っ、ノシャート…!」
二人とも苦しそうな顔をしている。ついに白兎がどなった。我慢の限界だったらしい。
「この僕が、連れてきたんですよっ!?違うわけないじゃないですか!ウィーラ、そんなに疑うなら監視すればいいっ!!このアリスを、監視したらわかるんじゃないですかっ??!じゃあ、失礼します!!」
そしてノシャートはチェシャ猫を振り払い、去って行った。が、残されたウィーラは座り込み顏は、とてつもなく悲惨だった。それを見て眠りネズミが眠たそうに話しかける。
「…ねえ、…ウィーラ。あのアリス…、雰囲気…も違…う、見た目も違…う、何か変じゃ、ない…?」
「…?それはどういう…?」
「ウィーラは…あのアリスが裏切る…とか悪化するとか…言ってるけ、ど、ね…?………いつものアリスは裏切ったり悪化させるけど、あのアリスはいつものアリスじゃないよね?ということは、つまり?」
眠りネズミは途中から口調が変わった。目はキラ――ンと光り、眠そうな顔はシャキッとする。
チェシャ猫はハッと分かったように顔が変わる。
「…あの、アリスが…?」
「そう、…だからあの新しいアリスを信じてみよう?あのアリスが…この世界を、僕たちを救ってくれるかもしれないよ?」
「……そう、か…。」
チェシャ猫はとぼとぼと去って行った。
「………ふあああああ…眠ぅ…………ふあああぁぁぁぁ…。」
眠りネズミは眠そうにしながらイスに座り、テーブルに腕を付き、気絶しているアリスを見た。
「ねえ、…『亜李守』。…君の… 名前 を…知っているのは 僕だけ なんだね…。いつになったら…この呪いは…解ける……んだろ…ねえ、『亜李守』。…早く…この国を救って……『キュウセイシュ』…。」
眠りネズミは我慢できないように眠った。
スー…スー…と規則正しい二つの音が聞こえる。
————————————あのねっ、 !『 』があたしを『 』くれるんだって!――――――――――――
この時のことを眠りネズミはこういった。
二人とも、なんであんなにあせったようにしゃべってたのかな?亜李守はのんきだねぇ~…マイペースともいうねっ!にしても亜李守ったら可愛い~んだから♪無邪気に寝ちゃって…変態ばっかりの国にそんな無防備に寝たら襲われるよ?…あのアリス=リデルはきちんとそういうことをわかっていたのに…。亜李守…あのアリスと亜李守は違う。きっとこの子がこの国の呪いを取ってくれるのかな…?とってくれるんだったら、亜李守。早く…早く目覚めて…この国の住人を、起こして。君が目覚めなきゃ、この国は…この国も住人もみんな助からなくなっちゃう…。でも、起こせば…そうすれば…そうすればきっと……!『あの娘』も、帰ってくるから…!おねがい、亜李守………!
この作品が人気になったら(まあならないと思いますけどw)アンケートみたいなのをしようと思っています。まる。