オレンジ色の約束
いつも一緒だった。歩いた道を懐かしんでも戻らないのはわかっている。だから、恋しくなる。ボールの音。ネットを揺らすあのオレンジ。僕たちの居場所はいつもあの裏庭だった―――。無邪気な彼と負けず嫌いな彼女、そして寡黙な僕の淡い、熱い過去。
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