月食の夜
美穂ちゃんが「もう、月食始まるよ。」と言った。するとみんなは夜空を見上げ月をみた。もう、すでに月が少し欠けていた。それからしばらく沈黙が続いて、美穂ちゃんが「・・・きれい。」と呟いた。僕は月よりも美穂ちゃんに見とれていた。そして、月がすべて欠け赤茶色の大きな月が見えた。ときだった。―ドクン―僕の胸が大きな音をたてた。身体が熱くなり、激痛が走った。僕は倒れ意識をうしなった。そのときかすかに「大丈夫っ!!」という美穂ちゃんの声がした。
それから、どれくらいの時間がたっただろう。僕は痛みの残った身体であたりを見回す。僕は言葉を失った。みんなが倒れていたのだ。いや違うただ倒れているのではない。老化して倒れていたのだ。
「ヒロキ、おいヒロキしっかりしろ!!」とっさに僕が声をかけたのは美穂ちゃんでなく友人だった。
「お、おぅ龍か・・オマエは無事だったんだな」とか細い声で言った。「いったいなにがあったんだ!?」と僕が聞くとヒロキは「オマエがぶっ倒れてからお前からヒカリがでて気づいたらこうなってた。」と辛そうに答えた。「なにがあったか分からないけどもう喋るな。今救急車呼ぶから!」と言い僕は119に電話をかけた。しばらくしてサイレンの音が聞こえた。
小説を書くの初めてなのでうまくかけているか分かりませんが、ぜひ呼んでくださいm(_)m
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