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遊郭に咲く沈丁花

作者:中小路かほ
風に乗ってどこまでも遠くへ運ばれていく、沈丁花の香り。


蝶がその香りに吸い寄せられるように、
体に沈丁花の形をしたアザがある娘――せつなもまた
“よからぬもの”を引き寄せる力を宿していた。


親戚中から忌み嫌われ、人買に売られた少女せつな。

遊郭の次期楼主――天珠に買われたことで、
絶望的だったその後の運命が大きく変わろうとする。


「お前を買った時点で、お前の命は俺のもの。
勝手に死ぬことは許さない」


“あること”のために、毎日一度だけ
せつなと天珠は口づけを交わす。


そこに、感情なんてものは存在しない。


――はずだったのに。


「どうした?その、物欲しそうな表情は」

「…そ、そんなことありません」

「正直に言ってみろ。でないと、今日の分はお預けだな」


今宵もせつなは、天珠の甘い罠に翻弄される。



そんな2人はまだ気づいていない。

遊郭に咲く沈丁花の香りを求め、
“よからぬもの”がすぐそばまで忍び寄っていることに。




※未完でのエントリーのため、
ストーリーは途中までとなっています。
❊ ❊ ❊
2025/07/06 14:54
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