登場人物紹介
◾︎大神香月
本作の主人公。魔術協会日本中部支部実行班に所属する魔術師。表向きの職業は便利屋。
幼い頃海外旅行先での事故により両親を亡くし、人形師というはぐれ魔術師に肉体を加工されて売られかけた過去のある魔術師。元々は亜人化が流行していた時代にその肉体を人狼にしたが後に没落した魔術師の家系。使用できる魔術は変身、構造解析、肉体強化。また特異体質として人狼化する事が可能。
◾︎EVE(伊深未来)
白くて艶やかな長い髪と透き通った白い肌が特徴的でファンからは『雪の妖精』と称されているモデル。主にファッションモデルとして活動しているが、多少の知名度を持ったにしてもまだまだ売り出し中である為グラビアモデルとしても活動している。
始祖人類の先祖返りという、神域に等しい魔力を持った高次存在だった頃の人類と同じ肉体を持つ為魔術師達に狙われる。
◾︎クレア・フォード
本作のサブヒロイン。英国出身。魔術協会日本中部支部実行班に所属。協会の構成員をする傍ら魔術協会の学会に魔術の論文を書いて発表するなど研究職的な事をしている。
香月を追いかけて奇跡管理部の構成員となって日本中部支部に入る。金髪のショートヘアに黒いパーカー、首にかけたBluetoothヘッドホンが特徴。
フォード家という魔術協会内では風魔術の名門の末娘。伝声魔術や集音魔術、その他彼女が独自に編み出した音魔術を操る。
◾︎ジェイムズ・ウィルソン
魔術協会日本中部支部の支部長。
彼の魔術空間である満月亭の主であるが、あくまで協会の集会所としての機能がメインであるため彼の魔術空間の中身がバーの店内であるのかという理由は「魔術系の秘密結社の起こりは酒場での集会から始まった」という説があるかららしい。
◾︎姫咲かりん
魔術協会日本中部支部調査班所属。表向きの職業はキャバ嬢。
精神干渉魔術と鑑定魔術の専門家。主に奇跡管理部の任務になる魔術の隠匿や魔術に関する事件の情報を集める任務にあたっている為、諜報に長けている。
また姫咲家は魅了の魔眼という魔術の一つの到達点に達し、諜報活動に関しては随一と言われる程には魔術の名家である。
かりん本人はそんな事を思わせないほど、陽気で天然で普段からいつも酔っ払っている。
▪️一条清香
魔術協会日本中部支部処理班所属。表向きの職業は舞台役者。
空間跳躍魔術と回復魔術の使い手で協会内では事後処理や奇譚調査などを担当しており、処理班の機動力の要。
舞台役者である事を変装やカバーストーリーの演出などで生かしている。面倒見が良く、香月にとって姉のような存在ではある。
▪️二階堂拓磨
魔術協会日本中部支部戦闘班所属。戦闘班のエースとされる人物。
魔力を物理エネルギーに変える魔術を得意とする。協会の構成員としての活動をする傍ら格闘家として数々の大会に出場している。
ストイックな性格をしており、大会出場時のポリシーは魔術による不正やドーピングをしないで自らの肉体のみで戦う事。
▪️三浦彰
魔術協会日本中部支部戦闘班所属。40代。
表向きの職業は警察官で鑑識課に所属。日本中部支部から秘密裏に警察組織に派遣されている。
戦闘班のベテランで、捜査情報を裏から魔術協会に流したり、捜査の記録を魔術的な痕跡が出ないよう隠蔽するなどもしている。剣道の有段者でもある。
▪️ロナルド・ディオ
教皇庁検邪正省所属の祓術師。イタリア人。
魔術師達からは通称『魔女狩り』と呼ばれている教皇庁傘下の裏組織に所属していながら吸血鬼の肉体を有している特異な人物。