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次の日。


アールヴは王の執務室のドアをノックし扉を開け部屋に入るとドアを閉める。

部屋の奥に王が座るデスク、その手前に応接セット、両側の壁には棚が部屋あり本や資料などが収まっている実用的な部屋。

 

部屋には、国王、国王の側近ファリチ。

入口付近に立つアールヴ。


「お仕事中失礼します」

「どうした?」


デスクに座ったままアールヴの方を向く。


「お忙しいのでしたら出直します」

「いや、大丈夫だ。ファリチ席を外してくれ」

「はい。失礼します」


王に礼をし扉の近くでアールヴにも礼をし部屋から出ていった。


「座りなさい」

「はい」


二人共ソファに座る。


「さくら殿の事なのですが」

「あの後会いに行ったのだろう」


ベーラは父親の顔になり表情が和らぐ。


「えぇ、私との結婚を辞退したいそうです」

「!?」


目を大きく見開き驚きすぎて声が出ない。


「振られてしまいました」


アールヴは困ったように苦笑いをする。


「アールヴ、あまり深刻な感じではない様に見えるんだが」

「深刻なはずなのですが・・・相手は断る権利があると言うことをすっかり忘れていたんですよ、私は・・・」

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