君が眠る夜明け
夜明けが来る
そろそろだ
君は気持ちよさそうに寝ている
邪魔しないように
布団をすり抜ける
ああ
フライングだったか
まだ星々が見える
つい
鼻歌が出そうになる
おっと君が寝ているんだった
口をつぐんで
脳内で歌う
爽やかなナンバー
口に出さなければ
僕だって上手に歌えるんだ
急に
愛のうたに変わる
君への想いが
身体を駆け巡る
ドクン
ドクン
君はどのくらい僕が好きかな
僕は答えられないくらい
君が好きだよ
ねぇ
もうすぐ朝が来るよ
今日は何をしようか
夢の中で考えておいてね