注意事項・登場人物紹介
*注意事項*
同じような名前が多くて読みづらいとご指摘を複数いただきましたので、ここで注意を呼びかけることとしました。
面倒な設定にした為に、読者様には大変ご迷惑をおかけしております。
この作品には、世界観の設定上似たような名前の登場人物が多発します。
(しかし、この作品の主人公が平民の中でも特に建国神話に詳しくないという設定であるため、似たような名前が多発している理由は作中で説明されません。このページの下部でサクッと世界観説明をします。)
小説の常識として似たような名前をキャラクターにつけないということは理解した上で、あえての試みとなっております。
・名前被りがありえない。
・似たような名前で覚えづらいのが次々出てくるのは見づらくて嫌。
・作品の流れに直接的に関係ないのに、そんな設定にして名付けされているなんて冗談じゃない。
上記のような点に心当たりのある方は、当作品を読んでご不快な思いをされる可能性があります。
この注意事項に目を通した上で、自分は読まない方が良いと判断されましたら、回れ右をしていただければと思います。
せっかくアクセスしていただいたにもかかわらず、申し訳ありません。
以下、登場人物紹介です。
●主要登場人物●
アナリシア……本作の主人公。平民。転生者。
スキロ……本作のヒーロー。平民。アナリシアの幼なじみ。乙女ゲームでは攻略対象の1人。
ナリシフィア・メイダース……アナリシアの友人。侯爵令嬢。中立派。
●本編登場・脇役というかモブ●
サヴェンヒェル・ナタースヒリア・ヴェスタジア……皇太子。乙女ゲームでは攻略対象の1人。
アマリリス・コートマール……公爵令嬢。乙女ゲームでは悪役令嬢。新興派。
ナシーリア・カタヴィロス……子爵令嬢。乙女ゲームではサポートキャラ。 血統派。
トラバンス・カタヴィロス……子爵令息。マリアと婚約。乙女ゲームでは攻略対象の1人。血統派。
マリア……平民。トラバンスと婚約。乙女ゲームではヒロイン。作中ではモブ。
●過去編登場●
ナミフィリア……スキロの妹。
スタック……スキロの弟。
ナナおばさん(ナナミティア)……スキロの母。
デリンズ……村長の息子(名前だけの登場となります)。
●続編登場●
サフィニア・ドリニアード……伯爵令嬢。祖父は血統派だが、父と弟は新興派。
ルジノス……平民。商人の息子。
ダナフィシア……伯爵令嬢。サフィニアの呼び出しをアナリシアに伝言した人(同じ爵位でも立場が弱いので年下にパシられました)。血統派。
●世界観説明~何故似たような名前が多発するか~●
ナタースヒリア皇国は千年の歴史を誇る王政国家。
唯一神であるトヴァヒコル神を崇め、神から授けられた宝具により繁栄を築いた。(女神ナタースヒリアは降嫁し人である初代皇帝と交わった為に、便宜上は神という扱いではなく、国母・初代皇后として歴史に刻まれた。)
建国神話には、神の言葉を聞き初代皇帝を定めた巫女のことが書いてあり、その名をナフィリシアという。
ある時皇国で、子供に偉人の名前を付けるのが流行ったが、あまりにもナフィリシアが人気過ぎてややこしくなり、法律でその名を子供に付けるのは禁止した。
以降、国民は直接ナフィリシアと名付けられなくとも、少しでも偉業にあやかろう、良い子に育ちますようにとナフィリシアをもじったり似たような音になるような名前を付けるようになった。
また、貴族では二百年程前から派閥が割れ始め、目立つ所では血統派と新興派が対立関係にあった。
新興派の派閥筆頭はコートマール公爵家で、嘗ては他国の王家から皇家に嫁いできた皇后の、国内における後ろ楯となっていた。その皇后は他国から来たこともあり、皇国にとっては革新的な発言や理想を唱える等しており、徐々に理解者を増やした結果新興派が成立。
その皇后の名前が花の名前だった為、新興派に娘が生まれた時は花の名前を付けるのが結束の証とされた。
それを受け、古い血筋を尊ぶ血統派が対抗。
建国の巫女であるナフィリシアを輩出した家であり、最古参の貴族家であるメイダース侯爵家の娘には、代々ナフィリシアの名をもじった名付けがされていた。(ナフィリシアが法律で禁止された為、苦肉の策として伝統を守った結果。)
血統派も結束を示す為、ナフィリシアの名を参考に似たような音や名前になるように、娘に名付けをするようになる。
旗頭としてメイダース家を担ぎたいが、特別な家系であるため無理強いは出来ず、しかし最も古い血筋である為皇家の次には尊ぶという形になる。
メイダース家は国家安泰の為、派閥間の均衡を保ちつつ中立を貫いているが、ナフィリシアの名前を意識した名付けは伝統なのでやめられず。
結果として同じような名前が多発するという状況がこの国です。
本編には何の関係もないので、作品内での説明はありません。
ヒロインの適材の方では関係があるので、途中までは説明されています。ここよりもう少し詳しめな説明となっています。そちらは興味がないのであれば読む必要はありません。
以上、ざっくりとした世界観説明でした。
お目汚し失礼しました。