表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界覇王の覇剣鬼  作者: ザキトさん
亜竜王VS元最強
30/42

決着したその後その2

 俺は二人に黙って、城下町に行く、現在時刻七時、さっきの件から一時間経ったことになる、あれば酷かった


 そこら辺にいる兵(名前はユミルらしい)から聞くと、あの状態になったら後五時間は出てこないそうだ…精力ヤバスギー!


 せっかくなので城下町に行ってきたらどうですかと、ユミルに言われ、面白そうだなと思い、今に至る


 だがしかし、城下町に来てみたんだが…屋台の出し物がおいしい!特にこの串焼き!聞いたところドラゴンの肉を使っているそうだ…龍人国でそれは良いのだろうか?と聞いてみたところ、食肉用のドラゴンがいて、それを食材にするのに龍神から許可は取っているとのこと…へぇ…それは良いのか…


 特に目的無く歩いて行くと…きになる少女が居た…いや、それは人間扱いされていない、多分あれが奴隷だろう


 その奴隷はどうやら奴隷商人から鞭で叩かれている…しかしその少女は何の反応もせず、その目は何も見ていない、…やはり異世界には奴隷制度はあるのかと、近づいていくと、奴隷商人が俺に声を掛けてきた


「どうも旦那様…本日はお買い取りですか?」


 奴隷商人はその少女を鞭で打つのを止め俺に声を掛ける、客になると直ぐに営業スマイルになるんだな…


「あぁ…少し従業員が欲しくてね、それで良い奴隷を探しているんだ」


 取りあえず適当な理由を付け、奴隷商館の中に入る、そして全部の奴隷を見せてくれと言う、奴隷商人は不思議そうな顔をしながら、しばらくお待ちくださいと言い、俺を椅子に座らせる…ふぅ…これで少しは楽に出来るな


 別に奴隷商人の職業に軽蔑を抱いている訳じゃない、それに彼のさっきの表情は客が来てもう、鞭で叩かなくて良いんだ、みたいな顔をしていたし、彼は別に人を叩いて快感を得ているクソ野郎では無いのだろう、多分躾で仕方なく、と言ったところか、だが…やはり人が叩かれているのを見て、俺は良い感情にはなれない


 そんなことを考えていると、さっきの奴隷商人が表れ、こちらですと言われる、まず最初に通ったのは男達の奴隷、次にしっかりと清潔感を持った女性奴隷、その奴隷達は私達を買って!とか言ってるが無視をする、次に成人未満の男性の奴隷、最後は…廃棄と書かれた檻に入っている奴隷


「それは廃棄品です、一応買えはしますが、おすすめはしません、直ぐに死んでしまうので」


 見たらさっきの少女もこの檻の中にいた、やはり目には光が無く、ボーッと俺を見ている


 廃棄の檻の中にいる奴隷は全部で五人、年は一番上から15、14、12、9、8、全て、女性の奴隷だった


 全ての奴隷には何かしらの欠点があった、一番上は両眼がつぶれて、目が見えないというけってん次は両腕が無く、9さいの方は片足片腕が無い、一番小さいのは全身火傷、最後にさっきの少女は…感情と五感が無いらしい…


 原因は前の主人が行ったとか、奴隷にはなる前になったとか、奴隷にはなった後にとか…いろいろあった…


 ………そこの奴隷商人から聞いた所、ここの奴隷商人で一番偉い奴が、とんだキチガイらしい、はぁ…俺もその称号は持っているが…外道の方向ではない、俺は感性がキチガイな訳で…って今は良いか


「………全員の値段はなんだ…」


「へっ?でも買っても直ぐ死んじゃいますよ」


「いいから早くしろ…値段はなんだ?」


「はい……全部で450000デルになります」


 やはり奴隷商人は不思議そうな顔を見る…これだけじゃ不振すぎるか…


 俺はさっきの女性奴隷の所まで行き、年は13歳の少女も買う…何故この子にしたかというと、この子も少し目の光が曇ってきているからだ…、どうやら耳が聞こえないらしい、他の奴隷達は問題ないのでこの子だけにした


 俺は別に優しい人というわけではない、ただ…ほっとけないという俺の個人的感情だ、他の優しい人で金を持っている奴がいたら、全員買うと思う…だが俺はこの六人しか買わない…何故なら他の奴隷はどうでも良いから、この時点で俺は優しい人ではないのだろう


「はい、合計、920000デルです」


 俺は白金貨を1枚出す、これでは一応は足りるはずだ


「はい、お吊り80……」


「吊りはいらん、取っておけ」


 俺はなるべく早く、この空間から出たかったので、この六人を担ぐと直ぐに王城に向かう


 王城について直ぐに人がいない場所を探して、裏庭に誰もいないのでそこに六人を座らせる、そして俺は俺の理想を現実にする


 望む理想はこの子達を元の状態に戻す、すると火傷をした少女は火傷が治り、腕、足が無かった少女は元の腕、足が生え、目が見えない、耳が聞こえない子も全て元に戻ったが…やはりさっきの少女だけは違うようだ、五感が無く、感情すらも無い…そんな人形みたいな少女を治すには、理想を現実にする能力でも時間は掛かるらしい


 俺は床に座り、その少女をじっと見る、なるべく早く治って欲しいが…時間は掛かるだろうな、他の少女たちは、俺の事を見て一瞬警戒心を抱くが、一瞬にしてそれは消える、俺が彼女たちを助けたという事を理解したようだ


 少女たちは、俺の隣に移動する、多分俺が主って事を理解し、俺がこの少女を治療していると理解し、静かにしているらしい、いい子達だ…どうしてあんな風になるかが分からない…やはりクズ人間はクズだな


 俺はこの子達をこんな風にした人間に怒りを憶えながら最後の子を治療する


 光がだんだんと少なくなってきて、光が完全に無くなった、これは治療完了のサインだ、俺は眠っている少女を連れ、六人全員を連れユミルの所へ行く、ユミルは驚いている用だが空き部屋はないか?と聞くと案内してくれた


 ユミルは俺が抱き抱えている女の子を見ると、直ぐにこっちですと言ってくれた、話の分かる奴は良いよ


 部屋に着き、女の子をベッドに寝かせる、まだ当分はは起きないはずだが、急に起きると困惑すると思うので、この部屋で待機する


 俺が椅子を持ってきて座っていると、他の子達も立って彼女の目覚めを待っているらしい、やはり同じ奴隷仲間だからなのか、心配のようだ


「彼女が目覚めるまで時間が掛かる、座ったらどうだ?」


 俺は彼女たちの椅子も用意しておいたのだが、座っていないことを見るに、躊躇していると思われる、そこで15歳の子が代表で俺に質問をする


「あの…私達を救っていただき、誠にありがとうございます…しかし何故私達を助けたのですか?私達は奴隷で、廃棄品ですのに…」


 15歳の子が困惑しているような風に俺に質問をしてくる、まぁ…確かに俺がお前達を助けるメリットはないよな…


「………俺は胸くそ悪いのを見るのが嫌いなんだよ、それだったら、その嫌いな原因を排除してしまう方が、俺の心の安息に近づく…ただそれだけだ、まぁ…お前達も困惑しているだろうから、一応言っておくぞ」


 少女達全員が息をのむ…奴隷と言ってもまだ年端もいかない少女…これまでの出来事は地獄でしか無かっただろう…


「俺はお前達をさっきまでの状態に絶対しないし、させない…だから安心しろ、お前達を絶対あんな目にさせないからな!」


 俺はなるべく笑顔で言う、こういうときは笑顔が良い、相手がとても安心できる表情のはずだ


 一人の少女が嗚咽を漏らすと、一人、また一人と泣き出す少女たち、これまでの恐怖、緊張が全て解け、安心しきっての涙だ


 俺は一人一人の頭を撫で落ち着かせる、……そうだなぁ…幸いここは仮眠室らしく、ベットがずらーっと並んでいる


「よし、それじゃあそこのベットで寝ているといい、疲れているだろうしね」


 少女たちは全員涙ぐんだ声ではいと言った、全員がベットで眠るのを確認し、12歳の子を見る、この子は多分意識は覚醒しているが、それを認識出来ていない、今も目は開いてきょろきょろしているが、それが自分の目ということに気づいていないらしい


「おはよう、目覚めはどうだ?」


 俺はやさしめの口調で言う、すると彼女は音が聞こえるのに物凄く過剰に反応している、さっきの奴隷商人に聞いた所、この子は5歳の時に五感が無くなり感情が無くなったらしい、やはり原因は、一番上の奴隷商人だ、やっぱりクズだなそいつ


「あ…あ”ー…あ」


 少女は何かを言いたそうにしているが、上手く言葉を話せていない、無理もない、人生の半分以上を全ての感覚がない状態で過ごしたのだ、言葉を話すことも忘れてしまうだろう、筋肉などの体は全て理想の体にしているので、後は喋るやり方を憶えさせながら過ごしますか


「無理するな…そうだ!腹減っただろう、飯作ってきてやるよ」


 俺は椅子から立ち上がり、調理室に行こうとすると、手を握られる…


「いが…な…いでぇ…」


 少女は俺を引き留める、…まぁ…急にいなくなったら寂しいよな…そうだ!ここで作るか!


「分かった分かった、行かないから話してくれ」


「ぼ…んど?」


 少女は涙を浮かべながら、俺に懇願する、まぁ、さっきまであんな状態だったんだ、無理もない


「ほんとだ、大丈夫、ここから離れない」


「…………」


 少女は俺の手を話す、どんどんと言葉が流暢になっていく、これなら後数ヶ月前……早ければ2カ月くらい練習したら、元に戻るとな


「よしよし、料理場に行けないなら、ここで料理をやるかねぇ」


 俺は破壊と創造の能力の創造の方を使う、机と包丁とかその他諸々、水は……倉庫に入れてた気が、食材も倉庫にあるな


 食材とかそこら辺は家を買うときに全て一ヶ月分くらい買い溜めしてあるので特に問題なし


 それで今から飯を作る訳だが、まぁ…ここは無難におかゆでも作りますかね


 俺は、取りあえず完成品をドドンと出す、個人的に卵おかゆが好きなので、あんまり塩辛くしないように、適度に味付けをして、胃に優しくする、ふっ…我ながら良い出来だ


「ほれ、出来たぞ」


 少女は、おかゆを見ると、お腹をきゅーっと鳴らす…そんなにお腹すいてたんだね…おぉよしよし


 俺は作ったばかりなので熱いかなと思い、少し息で冷ます、そしてまぁ、食べさせる訳ですが


「ほれ、あーん」


「あーん…どばなん…で…か?」


 不思議そうに首を傾げる少女…参ったな…俺も意味は分からん


「…えーっとな…まぁ、ご飯を今から食べさせますよーって事の合図だ、それでも食べますよーみたいな合図を出すときもあーんと声を出す事だ…多分」


「なる…ぼと、それでば…、あーん……」


 スプーンからおかゆをすくい、口元に寄せ食べさせる、おぉ…可愛いなぁ


「あり…がと…ございま…す、…できれば…もっ…ど……くらさい」


 少女が物欲しそうにおかゆを見るので直ぐに次のあーんに取りかかる、少女はおかゆを全て食い尽くし、おいしいです、と言ってくれた、やっぱり作ったご飯がおいしいと言われると嬉しいな


「飯も食ったし、そろそろ寝な……あぁ、それと」


 俺は頭を撫でながら言う、………そう言えば名前をしらなかったな…なんだろ?


「そういや名前聞いてなかったな…名前を教えてくれないか?」


「なばえは…ありません…どれい…となっ…た…じて…んで…もとの…なまえ…は…なくな…り…ました…できれば…ごしゅじんさまが…おつけくらさい」


 ふむ…名前はない…か、この子の容姿は水色髪のストレート…きれいな水色が台無しだな、後で風呂に入らせよって今はそれではなく、名前か……そうだなぁ…ライトブルー…よし!


「その水色髪から取って、ラルにしよう!」


「らる…ありがとう…こじゃいます…いまから…わたしの…なまえはらる…です…ごしゅじんしゃまの…おなまえは……なんで…しょうか?」


「俺?俺は十六夜和馬、呼び方は何でも良いぞ?、あっついでに十六夜が苗字で和馬が名前な?」


「それで…は…かずまさまと…およびいたしま…す…これからよろしくおねが…いします」


「おう!よろしくな!」


 そして、俺はラル達のの主人になった…幸せにしてあげたい…切実に!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ