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召喚されてから
召喚されてからは、大変だった。主にオタク男子達のせいだが。
騒ぎが落ち着いたところで聞き覚えのある声がした。
「ようこそ、勇者様ヒューマ国へようこそ。私はこの国の第二王女エリア・ヒューマと申します。まずこちらの部下の手違いで召喚してしまって申し訳ありません。その代わり我が国がしばらくの間資金援助をするので許してほしい。」と、言っていた。クラスメイトの反応は、
「異世界きたああああああ!」
「魔法とか使えるようになれるならいいよ。」
「ケモ耳達待っていてくれ!」と、神宮寺さん以外は割りと賛成のようだ。
「ありがとうございま……す。」クラスメイト達の顔を見ながら話していたエリアが俺の顔を見て固まる。
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二分程俺とエリアは見つめあっていた。クラスメイト達は、俺とエリアを取り囲むように包囲していた。
「あの………、俺が何か?」
「キョウヤ、ですか?」