第三百五十二話 手頃なおもちゃ
稲荷による強引な身籠り計画により、
弟兼夫である直人を始め、"桃馬たち"と言った若者たちが、一人また一人と失踪してゆく中‥。
その一方で、
のうのうと"今"を楽しむ若者たちは、
裏でそんな卑猥な事が起きているなど露知らず、
性欲爆発中の稲荷に随時狙われるのであった。
そしてその頃。
京骨とルシアをあっさり捕まえた稲荷はと言うと、昨夜に愛する"エルン"を調教し、更に暴走させた罪として、ルシアの"エロエロ"な体を容赦なくお仕置きしていた。
ルシアの自慢の水色短髪ボブ型ヘアーは、
淫らに乱れ、気づけば稲荷の虜になっていた。
ルシア「はへぇ~♪おねえひゃまぁ~♪もっと~♪」
稲荷「あらあら~♪こうも簡単に落ちるなんて、皇国の第三皇女様は随分と変態なのね♪」
ルシア「はひぃ~♪わらひは、サキュバスの姫とひへぇ~、へんらいなのれふぅ~♪」
両腕と両足を拘束され、お姫様としては、
大変"はしたない"姿で蕩けていた。
取りあえず、ここまでどんな激しいプレイをしていたのかは置いといて‥。
今のルシアは、性感体である敏感な尻尾に、
小さな振動するピンク色の機器を四つ付けられ、随時快感を与えられていた。
しかもその近くには、
手足を縛られ愛する嫁が凌辱される姿を凝視する、緑髪短髪少年の京骨がいた。
京骨「る、ルシア‥。ごくり。」
稲荷「クスッ♪京骨くんどうだったかしら?サキュバスの落とし方は、しっかり掴めたかしら?」
京骨「え、えぇ。こ、こんなハードなプレイでも、だ、大丈夫なのですね。」
稲荷「クスッ♪こんなのハードじゃないわよ♪単にルシアちゃんの嫌らしい体を愛撫しているだけよ♪」
京骨「‥あ、愛撫って‥うぐぅ、る、ルシアの尻尾だけで、あ、あんな‥使い方があるなんて‥。」
昨日からルシアに蹂躙されっぱなしの京骨は、
稲荷の上級テクを見せつけられ、簡単に快楽へと堕ちていくルシアの姿に思わず感心する。
一方、教える側の稲荷からして見れば、
ルシアと京骨をセットで食べたいところ。
だがしかし、昨日からルシアに搾られている京骨の姿に、あまりにも見ていらなかったため、簡単にサキュバスを落とせる方法を教えている訳である。
これでも京骨は、
大妖怪"がしゃどくろ"の末裔。
そんな家柄の者が、
情けなく"アヘ"を晒すなど、大妖怪全体の品に関わるため、稲荷は見ていられなかったのだ。
※方法例‥。
その1
性感体であるサキュバスの敏感な尻尾をルシアの"自主規制"に○○し、ダブル快感を与える。
他にも、アマがみしたり、ルシア自信の口に咥えせる。
その2
エロエロな胸を焦らす様に触り続ける。
その3
常時敏感な尻尾に、
振動する小さな機械をつける。
その4
決して弱味を見せずに、
自分が主である事を教え込む。
などである。
二人が稲荷の部屋に連れ込まれてから、
当然、京骨は抵抗を見せていたが、ルシアの調教が始まるや、徐々に抵抗が弱まり生唾を飲みながら学んでいた。
しかも初めて見るルシアの完落ちしたメス顔に、京骨の下半身は既にピンチを迎えている。
稲荷「クスッ♪あらあら~♪大切なルシアちゃんが、エッチな強要されてるのに、京骨くんは黙って興奮しちゃっているの~?」
京骨「っ、こ、こんなの見せられたら誰だって‥。」
稲荷「クスッ♪ルシアちゃん見なさい?あなたのエッチな姿を見て京骨くんが興奮してるわよ??」
ルシア「はへぇ~♪京骨~♪えっひなわらひぃを~♪もっひょみへぇ~♪」
京骨「っ!」
ルシアの蕩けたエロボイスに、
京骨の全身に電撃が走る。
はだけた浴衣から顔を出す胸の谷間と白い肌。
全裸でもないのに所々見える淫らな姿。
見えそうで見えない、何ともお預け感のある光景に、京骨の理性が暴走しそうになる。
しかしこれは、
稲荷の策略であった。
大妖怪の末裔である京骨を興奮をさせる事で、
膨張した妖気を引き出し、頃合いを見た所で襲うと言う物である。
そして作戦は順調。
京骨が欲望に駆られてルシアを襲えば、
ベストな食べ頃である。
京骨「はぁはぁ‥、る、ルシア‥。」
稲荷「クスッ♪(そろそろ頃合いかしら‥。よーし、拘束を解いたらすぐに妖気を根こそぎ奪うわよ♪)」
京骨がルシアに釘付けになっている様子から、
稲荷は期待を胸に京骨の拘束を解いた。
すると京骨は、
獣の様な勢いでルシアに飛びかかった。
がしかし‥。
稲荷「はい、ストーップ。」
京骨「ぐはっ!?」
蕩けたルシアまでもう少しと言うところで、
稲荷に首根っこを掴まれ押し倒される。
稲荷「クスッ♪私の部屋で勝手な事をしないの‥。」
京骨「はぁはぁ、な、何を‥あぐっ!?」
稲荷はこの時を待っていたかの様に、
容赦なく京骨の妖気を吸い取る。
稲荷「クスッ♪さすが、大妖怪の末裔ね~♪馴染む力だわ♪」
京骨「かはぁっ‥ぁぁ‥。」
性欲から膨大な量まで膨れ上がった京骨の妖気は、稲荷のドレインタッチにより、一瞬で八割以上吸われてしまう。
その吸引力は、
ルシアのドレインタッチの三倍‥。
いや、五倍だろうか。
とにかく稲荷のドレインタッチは、ルシアより強力で凶悪であると、京骨は骨身に染みて知るのであった。
どんなに強い妖怪でも、
一気に妖気を搾取されるのは堪えるものだ。
※基本的には、
八割で瀕死、九割で致死量である。
(一気に吸い取る時に限る。)
しかし稲荷は、
暴走しても一応理性がある者である。
瀕死レベルまで搾られた京骨だが、
稲荷の心優しいギリギリの調整により、
"アヘ"顔レベルで済まされた。
稲荷「クスッ♪ごちそうさま♪」
京骨「ぁ‥ぁぁ‥へ‥あっ‥。」
愛するルシアにしか見せた事がない情けない姿を晒し、ぐったりとする京骨。
彼の瞳には光はなく。
完全に性欲にまみれたお姉さんに蹂躙されると言う、ただのエロ同人みたい展開になった。
その後、妖気を搾られた京骨は、
そのまま秘密の部屋へと放り込まれる事になり、愛するルシアと引き剥がされた。
一方のルシアは、稲荷に大層気に入られ、
更なる調教を受けるのであった。