第二百二十四話 特別記念話 天下覇道編 7
(祝)PV10000回記念
最強を決める大戦が幕をあける。
詳細は百話、百二十二話、百四十九話,百五十話百八十七話、二百話をご覧下さい。
一回戦第四試合、
待ちに待った夢の戦い。
春桜学園でも滅多に間見えない者たちによる
"決闘"
一瞬の気の乱れが勝敗を左右し、
己の剣技を信じてぶつけ合う、
剣豪たちの戦いが、今始まる。
映果「さぁさぁ、天下覇道祭もいよいよ第四試合を迎えようとしています!お次の戦いは、先程の狂気染みた危険な戦いではなく、冷静沈着で誰もが手汗を握り、声を出すことすらも忘れるような夢の大剣豪対決となっております!」
映果の実況が始まると、
観客からは大きな拍手と歓声が上がった。
映果「歓声を上げたくば、今の内に上げることをオススメします!もうじき声を出したくても出せない戦いが始まりますからね!」
観客たちは映果に言われるがままに、
大歓声をあげた。
映果「さて!それでは早速、選手の方々に登場してもらいましょう!第四試合のカードはこいつらだ!」
大型モニターから対戦カードが提示されると、
入場口から選手たちが現れる。
渡邉蒼喜
二条実光
ジャンヌ・フィルシー
四風御影
相川葵
シェリル・フェンリル
リーファ・シグルード
ルビア
などである。
注目なのが、
現剣聖の渡邉と相川の一騎討ちである。
現実世界と異世界にいる二人、そのため滅多に間見える機会がないため、学園の中でも誰が最強なのか、意見が分かれる程である。
直人「ようやく葵の出番か、相手は当然蒼喜になると思うが、はてさて‥どっちが勝つかな。」
晴斗「二人の本気は俺も見たこと無いからね。誰が勝ってもおかしくないよ。」
直人「あぁ‥これは面白いことになるかもな。」
エニカ「蒼喜~!尚弥に続いてよね~。」
星野「剣聖対剣聖‥凄く興味があるな。」
藤井「あぁ、もしかしたら‥第三試合よりも荒れるかもしれないぞ。」
志道「ジャンヌ~?あまり無理するなよ?」
アンジェリカ「そうだぞ~、危ないと思ったら、直ぐに降参するんだ。」
アリシア「い、一応武運を祈ります!」
ジャンヌ「なっ!ちゃんと応援しなさいよ!?」
応援席からは、戦いの行方と結末を心配する中、
観客席からの大歓声と共に試合開始の銅鑼が高らかに鳴り響いた。
序盤から激しい斬り合いが始まると思いきや、
誰一人として動こうとせず、その場に立ち尽くしていた。
これには思わず歓声を上げていた観客たちは、
何が起きているのか分からず、徐々にざわつき始める。
すると突然、身の毛のよだつような殺気の様な覇気が会場中に広がると、会場にいる全員が静まり返った。
中田「ほぅ、これはこれは‥凄い覇気だ。」
景勝「一歩、いや、数ミリでも間合いに入れば、死を感じさせますね。」
界人「‥この覇気の中で誰一人動かないとは。すごい集中力だな。」
第三試合とは違く、
肌を刺すような覇気に三人は思わず感心する。
だがそれは、ある意味危険な感じもするわけで、
そこへ、リタとリルの姉妹が駆けつける。
久々の登場なので参考に、
瑠璃色の短髪 リタ(22)
瑠璃色の長髪 リル(20)
胸はぺったん。
リタ「界人~。」
リル「界人さ~ん。」
界人「おぉ、二人ともちょうど良いところに、またちょっと、バリアのレベルを上げてくれるかな?」
リタ「そう言うと思って準備はしているよ。」
リル「でも、さっきの試合もこっそりバリアのレベルを上げましたけど、この際最強度の物にした方が良いかと。」
界人「うーん、そうだな。陛下のお願いだけど‥やむ終えないか。二人にはすまないが頼むよ。」
リル「はい!」
リタ「任せなさい♪」
二人は床に杖を"カツン"っと叩くと、バリアをあっという間に張り直した。
それから、五分経っても動く気配がなく、場は静寂に包まれた。
だが、
そんな中でも集中が切れそうな者も出始める。
ジャンヌ(す、凄い覇気だ‥、一歩でも動けばやられる想像しかない‥。それに、隙を見せないように構えるだけでやっとだ。)
ルビア(ジャンヌちゃん、そろそろ危なそうだね。ここは、直ぐに倒して間合いを広げた方がいいかも。)
?「あらあら~♪ジャンヌちゃんに気を取られちゃダメよ?」
ルビア「ふえっ?」
突然誰かに耳元で囁かれ振り向くと、
聖母の様なスタイルにエッチなくノ一衣装を着た四風御影が立っていた。
ルビア「ふえっ!?み、御影せんぱ‥ふにゅっ!?」
突然ルビアが倒れ込むと、
一人、また一人と倒れていった。
映果「な、何が起こっているんだ!?突然数名の選手が倒れたぞ!?」
ジャンヌ「っ、(な、何が起きてる‥、ルビアや他の者たちが続々に倒れているではないか。剣聖の覇気のせいか、いや‥ちがう‥、そう言えば誰か抜けている気がする。)」
違和感を感じる場に、ジャンヌは周囲を警戒しながら辺りを見渡した。
シェリル「‥リーファ、あなたと戦うのは後みたいだな。」
リーファ「そのようですね。」
向かい合っていた二人の騎士様は、
互いの背を預け辺りを警戒する。
多くの選手が足並みをくずし、見えない敵に注意をしている中、渡邉、相川、二条の三人は全く動じずに構えていた。
男子「ちっ、こうなればやられる前に全員吹き飛ばしてやる。疾風斬!」
痺れを切らした一人の男子が技を出すと同時に、神速の斬り合いが始まった。
男子「相川葵覚悟!」
当然、剣聖の称号欲しさに斬りかかる者が出るわけだが、葵はひらりと交わし三人が睨み合うド真ん中に入ってしまう。
すると、三人が抜刀術で一斉に斬りかかった。
可愛そうなことに、真ん中に入った男子は重い覇気に押されて動けなくなり、そのまま三人の一撃をもらい吹っ飛ばされた。
三つ巴の斬り合いは次元を越えており、
とにかく攻撃の一手が早く、無駄な動きもない。
まさに剣聖である。
ちなみに二条は剣聖の称号はないが、
それでも退けを取らない強さであった。
ジャンヌ「くっ、ここで全員動き出したか。(どうする‥あの中で誰がいなかった‥、誰が‥)」
?「何を考えてるのかな~♪」
ジャンヌ「っ!?」
耳元から囁く声に反応すると、
直ぐに剣を抜き薙ぎ払うが手応えはなく、
しかも後方には誰もいなかった。
気配もなく間合いには入り込み、相手を倒す手法は、まるで忍そのものであった。
ジャンヌ「‥影に隠れるとは剣士として卑怯ですね。御影先輩。」
御影「あらあら~♪さすがにばれちゃったか♪」
ジャンヌ「どうして直ぐに倒さなかったのですか?」
御影「しようとしたわよ~♪でも、私が手をかける前にジャンヌちゃんが薙ぎ払うんだもん♪」
ようやく御影が正体を現すと、
警戒していたシェリルとリーファが一斉に斬りかかってきた。
しかし御影は、二人の剣技を華麗に交わすと、
エロエロなくノ一衣装から溢れんばかりの胸が揺れる。
するとたまたま、
それを見た男たちは生唾を飲んで"もじもじ"し始める。
御影「よっと♪あらあら~♪お姉さんに対して三人がかりで攻めるなんてひどいわね~♪」
シェリル「な、何を言っているのですか!卑怯な忍法を使う癖によく言えますね!」
リーファ「全くだ。例え私たち三人が手を組んだとして、元剣聖のあなたなら余裕ではないですか?」
ジャンヌ「も、元剣聖!?み、御影先輩が‥。」
御影「クスッ、あらあら~♪ばれちゃったわね♪でも、いけない後輩ね‥折角隠していたのに‥。」
御影はおっとりとした笑顔から一変、
瞳を赤く染めクールな顔立ちになった。
あまりの変貌に、三人の美女の心が揺らいだ。
クールお姉さんと化した御影は、
短刀を抜くと、かつての剣聖の風格を現した。
ジャンヌ「っ!な、なに‥この覇気は‥。」
シェリル「‥やはり、ここで先輩を止めるのも良いかもしれないわね。そしたら‥葵に褒めてもらって‥ふふっ‥。」
リーファ「‥シェリル、心の声が漏れているぞ?(うぅ、私も蒼喜に褒められたい‥)」
シェリル「っ!こほん、では、先輩いきますよ!」
御影「ふっ、どこからでもかかってきなさい♪」
口調までクールな御影に、
三人は一斉に斬りかかった。
だがしかし、元剣聖と忍の天才とあって、御影は三人を弄ぶかのように、舞っていた。
御影「三人の力はその程度かしら?」
シェリル「くっ、なんて滅茶苦茶な人だ‥。」
リーファ「まるで相手にならないと言っているようだ‥。」
ジャンヌ「くっ‥そっちが忍術ならこっちは魔術よ!はぁぁ!」
シェリル「っ!待ってジャンヌ!?」
リーファ「一人で行っちゃダメだ!?」
地面に剣を刺すと、御影の足下を凍らせると、
二人の制止を無視して単身ジャンヌは斬りかかる。
御影「あらあら?」
ジャンヌ「足の自由さえ奪えばこっちのもの!喰らいなさい"乱れ氷結突き"!」
剣を構えて素早く突き始めるも、
気づいた時には宙を舞っていた。
ジャンヌ「かはっ!」
一瞬のことで分からなかったが、
ジャンヌの自慢の素早い技は、御影に取って"スロー"に見えていた。そのため御影は、凍らせた部分を短刀で斬り壊し脱出、そのままジャンヌに一閃を決めたのだ。
シェリル「は、早い‥。」
リーファ「ごくり‥これが元剣聖‥。」
御影「筋は悪くないけど、遅いわね。よっと‥くすっ。」
御影は宙を舞ったジャンヌを受け止めると、
不敵な笑みを浮かべた。
御影「さてと‥美味しそうな耳ね~♪」
すると御影は、ジャンヌと共に再び姿を消したのだった。
シェリル「っ!」
リーファ「ま、また‥いなくなったな。」
シェリル「‥くっ、ここまで壁が高いのか。」
リーファ「さすがの、元剣聖だな。」
シェリル「‥リーファ、次に先輩に会ったときは、逃したくない‥‥手を貸してくれるか。」
リーファ「もちろんだ。私たちが勝ち進むためには、是非とも退場願いたいからな。」
こうして、御影対美女三人の戦いは、
ジャンヌのリタイヤという形で幕を下ろした。
その頃‥姿を消したジャンヌはと言うと、
御影だけが入れる影の空間で、調教を受けていた。
ジャンヌを大の字で縛り付け、
耳舐めから甘噛みまで、胸攻めなど、
金髪のエルフだからこそ、そそるプレイを楽しんでいた。
ジャンヌ「くあっ‥くふぅ‥んんっ♪」
御影「はむはむ‥れろっ。ジャンヌちゃん感じすぎね~♪耳もおっぱいも‥いつも志道くんに可愛がってもらってるのかしら‥?」
ジャンヌ「はぁはぁ‥ちが‥そんなことは‥ふあっん♪」
御影「ふぅ~ん♪じゃあ‥処女なのかしら?」
ジャンヌ「くひぃん♪そこ‥や、やめぇ‥はぁはぁ。」
御影は上半身と下半身の突起物を触り、
焦らすかのように触り出した。
ジャンヌは志道にさえ、触られたことがない部分を、御影にたくさん触られ快感と言うものを教え込まれるのであった。
ジャンヌに対して暴走する御影は、
その後、試合に戻ることはなかった。
本話は、本編と関係ありませんので、
今ある出来事はノーカウントとさせてもらいます。
次回は二百五十話、
あるいは、PV15000回でお会いしましょう