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第二百十一話 犬のお仕置き十八禁

国民的アイドル"ユキツバキ"のボディーガードを任せられた異種交流会は、外部との混乱を避けるため、この件を内密にすることにした。


部活の解散後も、桃馬たちは楽しみと緊張に浸り、夢の様な任務に心踊らせるのであった。




そして、時を少し進めて翌日のこと。


未だに昨日の件が信じられない中、

いつも通り学園に登校する桃馬たちがいた。


桃馬「そう言えば最近エルゼちゃんを朝見かけないけど、とうとう兄離れでもしたのか?」


ジェルド「っ!そ、そんなことはないぞ!ただ、毎朝犬神と豆太が迎えに来るんだよ。」


桃馬「おぉ~、それはそれは‥。」


桜華「二人とも本当にエルゼちゃんが好きなんですね~♪」


小頼「見た目は小学生だけど、心は大人だよね♪うーん♪よだれが出そう♪」


桃馬「ジェルド警察‥」


ジェルド「わかった‥。」


小頼の発言に危機感を覚えた二人、

ジェルドはスマホを取り出し、警察に通報しようとした。


小頼「ま、まま、待ちなさいよ!?冗談だから~!?」


ジェルド「本当か?」


小頼「あ、当たり前じゃない♪」


小頼も慌てて弁解するも、

小頼の冗談は、信憑性(しんぴょうせい)に欠けるため、半分以上は疑いの目で見るのであった。


とまあ、こんな風にいつもと変わらない学園生活が始まるわけだが、桃馬たちが二年棟に着くと、いつぞやの"号外の役"を思い出させる様な人だかりができていた。


どうやら新聞部の亀田映果が、

また号外を配ってるようだ。


そこには、ギール率いるフォルト兄弟がおり、何やら騒がしくしているようだ。


ギール「こら映果!また、こんな号外をばらまきやがって、この前の件を全く反省してないじゃないか!?」


映果「まあまあ、そう怖い顔しないで~♪これは、ファンからの熱い要望でもあるんだから~♪」


ギール「昨日の夕方から今の(あいだ)で、どうやって集計したんだよ!?」


映果「クスッ、学園のネットワークですよ♪」


映果はスマホを取り出すと、学園の公式掲示板に生徒だけが見れる特殊なアイコンがあった。


ギール「な、なんだそれは?」


あまり掲示板を見ないギールは、初めて見る機能に少し戸惑う。


映果「これは新聞部専用のアイコンでね♪学園の生徒にしか入れない特殊な掲示板なんだよね~♪」


説明しながら手際よく操作をすると、とある円グラフが表示されている画面をギールたちに見せる。


映果「これが、ギールとディノくんについての意見グラフだよ。」


豆太「す、すごい、こんな機能があったのですね!」


シャル「ふむぅ、意見投票とかに活用すると便利なのだ。」


ディノ「あ、あはは‥、それより、どうして号外には兄さんなのですか?」


号外の内容は、ギールのお仕置きシーンを"ババン"っと載せられており、ディノのお仕置きは一切書かれていなかった。


ディノは気絶していたため覚えていないが、ギールからのお願いで新聞には載せないようにと、映果に釘を刺していたのだ。

しかし、それが裏目となり、ギールが身代わりと言う形で記事に書かれたのだ。

そう、号外だけは‥。



映果「言い質問だね~♪実は、この通り集計をしたら、ギールのお仕置きが気になる生徒たちが多くてね。ディノくんのは、シークレットで会員限定の意見が多くてそっちに回す予定だよ。」


ディノ「へぇ~、ふぇ?えぇ!?な、なな、なんですと!?」


まさかのシークレット扱いに驚きながら、

グラフを見ると、


ギールのお仕置きの詳細を知りたい。

見たい。100%


コメント

ショタギールを見たい。

背徳感を感じたい。

今夜のお○ずにしたい。

ほのぼのしたい。など


反応は多彩であった。


ディノのお仕置きについては、

見たい。22%

シークレットで売るべき。78%


コメント

ディノキュンのお宝映像や画像で癒されたい。

男の娘の蹂躙とか神か!

一般公開は勿体ない!同士拡大のためにもシークレットで売るべき。

など、


かなり危険な意見ばかりであった。


ディノ「はわわ!?」


当然愕然とするディノであった。


豆太「い、一歩間違えたら僕も‥こんな風に‥。」


シャル「ふむぅ、メディアは怖いのだ。」


ギール「何感心してるんだ!?何か弁論しろよ!?」


兄弟たちの力が弱いがため、ギールを守れる者が少なかった。


男子「まあまあ、そう怒るなよ♪結構可愛いよ♪」


女子「そうそう♪このフランクを涙目で咥えてるのなんか最高だよ~♪」


ギール「だぁ~!うるせぇ~!」


恥ずかしいことを言われるギールは、

とてつもなく取り乱した。





それは、昨日の昼休みのこと‥。



ショタ化したギールを多目的教室へ連れ込み、"だぼだぼ"な制服から半袖短パンに着替えさせられ、大の字で縛りつけられた。


そして映果を筆頭に、手癖の悪い駄犬のお仕置きタイムを(ほどこ)すのであった。



ギール「お、おいお前たち!?これをほどけよ!?」


男子「だめだ。事故とは言え、シャル様の胸を揉むなど‥許せん。」


男子「妹に欲情することは、駄犬イベントとして申し分ないが、やはりお仕置き展開は必用だ。」


ギール「いや、いらねぇよ!?だから、事故何だって!?シャルを守るために仕方なかったんだよ!?」


無駄な弁論をするギールは、

必死でお仕置きから逃げようとする。


男子「ククク、そう怯えるな‥。お仕置きと言っても、気持ち良くなるだけだからさ。」


ギール「ひっ!?」


一人の男が、尻尾を優しくなで回すと、小さくなったせいか、いつもより敏感になっていた。

すると、映果はカメラを取り出し連写する。


男子「おやおや?今の声は何かな?」


ギール「し、知るかよ‥お、驚いただけだ。」


男子「ふ~ん、」


男子は、焦らすようにサラサラな尻尾を触ると、ギールは赤面しながら快感に耐えるのだった。


ギール「はぁはぁ‥んんっ。」


映果「はぁはぁ‥さすが"けもみみ"同好会ね‥触り方が慣れていて、嫌らしいわ!」


男子「ククク、ギールは快感に我慢してるようだけど‥、ここはどうかな?」


男子は、尻尾の付け根をぎゅっと握り、そのまま先端へとスライドさせる。


ギール「きゃふっ!?ふぁ~。」


"びくん"っと体を跳ねさせると、ギールの小生意気なショタ目が、あっという間に蕩けさせられ、抵抗できずに落とされたのだった。



男子「さすが獣人の敵だな!」


男子「この変態め~♪でも、良くやった!!」


冷房がついている多目的教室だが、

男たちの熱気のせいで、全く冷やされていなかった。むしろ、近くでは極太のフランクを焼き始め更に暑くなっていた。



落ちたショタギールに、

男たちは前菜としてもふり始めた。



ギール「ふぁっ‥んんっ‥や、やめ‥わふぅ~。」


脱力し涙目になるギールに、餓えた男たちは更に興奮する。


もしここに女子が入れば、まだ助かる道はあったのだが、残念なことに女子は映果以外入れず、男子の独占体制でお仕置きを受けていた。



体の隅々‥いや、大体の所を触り倒すと、

ギールは息を荒くして、涙を流し始めた。

するとそこへ、極太のフランクが焼き上がる。


男子「さて、ギール?少しお腹が空いたろ?ほら、うまそうなフランクだぞ?」


ギール「はぁはぁ‥い、いら‥ない。」


当然、相手を喜ばすだけの行為にギールは落とされても心だけは拒否する。


男子「そう言うなよ~♪ほら、ほら?」


極太のフランクを上下左右に嫌らしく揺らす。

だが、ギールはそっぽを向いて抵抗を見せる。


だが、皮肉にもこの抵抗が逆効果を生んでしまう。


冷たい素振りに興奮した餓えた男子が、強引にギールの口に極太のフランクをねじ込んだのだ。


ギール「んんっ!?」


男子「ほらほら、美味しいフランクだろ?しっかり味わえよ?」


ギール「んぷっ、んはぁっ、ぢゅるっ、」


フランクを噛もうにも、抜き差しされているため、噛んだ直後に串が刺さる事を恐れて舌で転がすしかなかった。


注意、危険ですのでやめましょう。




ギール「んちゅ、れるっぢゅるる。」


ギールの口の中には唾液が溜まり、

自然と床に(したた)り、フランクの表面を味わうように咥えた。


涙目になりながらも、必死に美味しそうに舐め始め、自分から口を動かし始めると、餓えた男子はフランクの動きを止める。


男子「よーし、食べて良いぞ?」


ギール「はぁはぁふぁい‥はむはむ‥。」


男子の言われた通り、ギールはフランクに食らいつく。しかし、食らいつくと言っても勢いはなく、味わうように少しずつ食べていた。


映果「あ、あはは‥こ、これは‥え、エロすぎる。」


予想を越えるような撮れ高に、映果と多くの男子たちが興奮した。

それから数名の男子が、フランクを手にして心まで落ちそうなギールにフランクをねじ込むのであった。



だんだん、ギールの目に光が失くなってきた頃、次は棒状のアイスを取り出した。

しかし、残念なことにミルク味のアイスが、

一本だけしか調達できなかった。



男子「ほら、ギール?デザートだぞ?」


ギール「はぁはぁ‥けぷっ‥で‥ざーと?」


男子「そうだよ♪ほら、濃厚なミルク味だぞ?」


ギール「はぁはぁ‥ふぁ‥れるっ、はむっ、」


ミルク味のアイスを目の前に出されると、

ギールは自分から咥え始めた。


ミルク味のアイスを、ギールが口を動かす度に溶け始め、床に白い液体がこぼれ落ちる。


男子たちは凄まじい背徳感を感じながらも、目の前の可愛いショタに癒されるのだった。




このような十八禁展開に、号外を受け取った桃馬たちは生唾を飲んだ。


桃馬「こ、ここ、これは‥すごいな。」


桜華「は、はわわ!?す、すす、すごすぎます!」


ジェルド「‥や、やばいな。」


小頼「ごくり、早く小頼商会に(おろ)さないと‥。」



マニアの(あいだ)では、七月で一番素晴らしいイベントだったと言う者がいたと言う。



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