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第二百八話 十八禁と十七禁の間

とある放課後の多目的教室にて‥。


映果とギールを筆頭に、

癒(嫌)しに餓えた男子と女子たちが、

カメラを持って集まっていた。


彼らの先には、目隠しをしたまま大の字に縛られている男の娘のディノがいる。


ディノ「うぅ、に、兄さん?こ、これが罰なの?」


ギール「あぁ、そうだ。でも、ここから更に仕置きが待ってるから覚悟は良いか?」


ディノ「う、うん‥、兄さんを見捨てた罰は受けないといけませんから‥。」


ディノは、映果とギールしかいないと思っているため、男子と女子は高ぶる感情を()し殺し、よだれを垂らしながら構えていた。


ギール「‥うっ、そ、そうか。」


映果「それでは早速、体を触りますね♪」


ディノ「ふあっ‥んんっ‥。」


ディノの有無を問わずに首筋を優しく触ると、ディノから甘い声が漏れる。


餓えた生徒たちは、一部失神する者は出たが、多くの者たちが鼻血やよだれを垂らしながら、一斉にカメラを構えた。


ディノの素晴らしい反応に、女の子の素質を持った完璧な男の娘であると映果は確信した。


すると味をしめた映果は、

ディノの耳から色々なところを触りだした。



ディノ「ひぅっ♪え、映果ひゃん‥そこは‥ひゃめぇ~。」


とうとう呂律(ろれつ)がまわらなくなり、無意識に弱点を(さら)すと、映果のドS心に火をつけ更に責め繰り倒す。


映果「いいのか~♪ここがええのか~♪」


ディノ「ひゃう♪はぁはぁ、んあぁ~♪」


ディノの体が電気が走ったかのように跳ねると、撮影者たちの大半がシャッターを押すと同時に失神した。


一方で、兄のギールは後ろめたい気持ちと、弟に興奮すると言う、カオスな感情に支配されていた。


ギール「ごくり、な、なんだかいけない感情になるな‥、え、映果、触りはそこまでだ、つ、次に移ろう。」


映果「えぇ~?今が良いところなのに~?」


ギール「い、いいから‥。つ、次に移ろう。」


映果「むぅ、はぁ~い、でも、次の項目は私が決めるよ?」


ギール「か、構わない‥。」


ギールの制止に渋々取り止めた映果は、次にどこから用意していたのか、ぶっといフランクフルトを片手にディノに近づいた。


ディノ「はぁはぁ‥はぁはぁ。」


映果「さあ、ディノくん♪少しお腹が空いたでしょ?これを咥えなさい♪」


ディノ「ふぇ‥わ、私は‥お腹は‥んんっ!?」


再び映果は有無を問わずに、

ぶっといフランクフルトを口に押し込んだ。


注意、かなり危険な行為なのでやめましょう。


ディノ「んんぷっ!?」


映果「あ、直ぐに噛んじゃだめだよ~♪私が良いって言うまでゆっくり味わってね♪」


ディノ「んはぁんぷっ。」


映果は楽しそうに、ディノの口にぶっといフランクフルトを嫌らしく抜き差しをしている。


ここで残った撮影者たちは、失神寸前ながらも最後の力を振り絞って三脚を立てると、カメラに希望を託し敢えなく全滅した。


ギール「ごくり、(お、俺もこんな感じだったのかな‥。)」


映果「はぁはぁ‥よ~し♪それじゃあ、ゆっくり食べて良いよ♪」


ディノ「ふぁい‥はむ‥はむ‥。」


よだれが口から(あふ)れ出る中、はしたなくぶっといフランクフルトに食いついた。


映果「串があるから気をつけてね~♪」


ディノ「はむはむ‥ふぁい‥。」


この後、映果はゆっくりフランクフルトを食べさせると、感情のボルテージが最高潮に高まる。


ディノ「はぁはぁ‥も、もう‥終わりですか?」


映果「まだまだ~♪ギールにはもっとお仕置きしたからね♪」


ディノ「そ、そんな‥。」


次に映果は棒状のアイスを取り出した。

またこれも、どこから持ってきたのやら‥。


すると、今度はディノの目隠しを取り、棒状のアイスを向けた。


ディノ「っ、ふぇ?っ!?か、カメラ!?え、映果さん、兄さん!?こ、これはどういう‥んんっ!?」


映果「はぁ~い♪お口は閉じようね~♪」


ぶっといフランクフルトと同様に、映果は棒状のアイスをディノの口に突っ込んだ。


注意、まじで危険なのでやめましょう。

あと、食べ物で遊んではいけません。



棒状のアイスは抜き差しすることで溶け始め、

ディノは冷たいアイスを舌で動かし、溶けたアイスが嫌らしく口から(こぼ)れる。


ディノ「はむっ、れるっ、ひゅめひゃ‥んはぁむ‥。」


兄のギールは、生唾を飲み込みながら尻尾を振り始めた。弟が恥辱を受けているのにも関わらず、興奮する最低な兄であった。


棒状のアイスがあっという間になくなると、映果は蕩けたディノの表情をカメラに収めまくった。


(はた)から見ては、完全に犯罪である。



すると蕩けたディノは力尽きたのか、

そのまま気絶したのだった。




映果「いや~♪良いのが撮れた~♪」


ギール「新聞に載せるなよ?」


映果「もちろんだよ♪これは厳重に有料にするよ♪」


ギール「う、うーん、できれば同人誌の材料だけに止めてほしいけど‥」


映果「努力しま~す♪」


完全に破るき満々な反応に、ギールは小さなため息をついた。


映果「でも、この後はどうなるかな~♪幻滅してギールを恨むかもね~♪」


ギール「うぅ、でも、これはディノが望んだことだし‥。」


映果の懸念(けねん)に、ギールは弟に嫌われる不安を植え付けられた。


背徳感に囚われながら気絶したディノの表情を見ると、その表情は完全に女の子であった。


もし、ディノが本当に女の子だったら、このまま人気(ひとけ)のないところに連れ込み、完全に襲っていたかもしれないと自分を恐れるのであった。



その後映果は、ディノを解放すると、

ギールは気絶したディノをおんぶして、部活へと向かうのであった。



Twitterのいいね!の反応が一応プチ注目されたので、第二百十一話にて、ギールのパートをフラッシュバックしてお届けします。

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