入学式の朝
日常、バトル、ホラー、アイドルと同時に開始した恋愛系今日も今日とてシンヤ思いを届け続ける。
田上慎也は入学式を楽しみにし、早めに登校した。
「さすがに、早く着きすぎたし…校内周るか…。」
校内は緑が多く、しかし運動場は広い。
「聞いてた通り、全部が全部スケール大きいな」
校内一周し、立派な木々がたくさん立っているところに来た。
「可愛いじゃん。俺の彼女にならない?」
入学式そうそうナンパするようなバカがいるのか…なんて思った。見てみると3人ほどが2人の女の子を囲んでいた。
「やめてください!友行こう!」
「はぁ?行かすわけねぇじゃん」
助けに行きたい。けど、勇気がない。そうすると後ろから
「か弱い女の子2人を男3人で襲おうってかーたちが悪いなー」
なんて言う棒読みのセリフが聞こえた。
「あぁ?なんだよテメェ」
俺の後ろの人に言ってんだなと思い無視しようとすると。
「何無視してんだよ」
「えっ?僕ですか?」
「テメェ以外誰がいんだよ!」
周りを見回しても誰もいない。さっきの声は一体どこからなんて思ってたら
「お嬢ちゃんたちは逃げな」
と、また声が聞こえた。女の子2人が逃げたところで、声の主もわからないので標的は僕となる。
「あれれれれ…おっかしぃな〜」
なんて涙目になってると
「男なら立って拳をかましてやれ」
と後ろから男の人が出てきた。
「だ、誰だっ!フゴッ」
いきなり3人のうちの1人に顔面パンチ
「モブキャラは帰ってお母さんのおっぱいでも吸っときな!!!」
「お、覚えてやがれ!!」
男たちは逃げていった。
「ふー!すっきりした!」
と男はそういった。僕は腰が抜けてその場に座った。
「くぅ〜!昨日見たドラマのセリフ言っちまったぜ〜!!おっと、少年大丈夫か?」
と言って手を差し出してくれた。
「ありがとうございます。あの名前は…」
「フッフッフ、名乗るほどのものじゃ〜ございやせん…」
と言って男は走り去った。そしたら僕の横を教師らしい人が走っていった。
「止まれこの野郎!さっきの現場みたぞ!!理由を聞かしてもらうぞ!大河ァァァ!!!」
あの人も大変なんだなと思って時計を見た。
「やばっ!そろそろ始まる」
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