ヒロイン登場
日常、バトル、ホラー、アイドルと同時に開始した恋愛系今日も今日とてシンヤ思いを届け続ける。
「ユウ、私たちもそろそろ高校生だね」
「そうだね。」
私の名前は相川 友。そして今話してる相手は源 由香。2人は同じ趣味で意気投合して中学生のころから付き合いだ。
「それにしてもまさか高校でもユウと一緒になるとはね」
「同じクラスになるといいね。」
同じ趣味で意気投合したものの同じクラスになったことのない2人だった。
「高校でも吹奏楽部入るの?」
私は友に聞いてみた。
「いや、今の所は入る気はないよ。それ以上に気になる部活がある。」
私立アクアリスタ学園は部活の数が多く、有名である。
「そうなんだ、で、その部活って何?」
「新聞部。」
意外にも普通の部活だった。
「しかしね、新聞部はもう一つの名前があるらしいのよ…それはね、不可思議研究部らしいのよ」
私と彼女を繋いだ共通の趣味とは怪談やUMAや妖怪のような不思議なモノについて調べることだ。
「ユウはそういうもの好きだもんね」
「どう!由香も入らない?」
「考えとくね」
私立アクアリスタ学園には他にも山岳部、落語部、魔術部など本当に多彩なものがあり、不可思議研究部など普通な方だ。しかし、彼女はそれを部活にまでしようとまでは思ってなかった。
「いいよね。不思議って…」
「解決してみたいね…」
彼女たちは中学生の頃、七不思議が本当にあるかどうかを自分の身をもって体験したかったので、深夜の学校に何度か行っていたところ、夜に2人の中学生が彷徨っていたと七不思議にされていたと言う過去を持っていた。
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