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キッカケは強制女装  作者: 麻奈美
1/3

前編

現役女子高生ニューハーフのもみじ(仮名)。

Cカップのホル乳をブラに包み、セーラー服を着て今日も元気に登校する彼女を見て、もう誰も男の子だなんて思わないでしょう。

男子に生まれたにも関わらず、彼女がオンナ道へ入り込んだキッカケは強制女装でした。

そんな彼女の歩んできた人生とは・・・


ブログ「オンナ道」からの転載です。

オンナ道:http://ameblo.jp/miniskirt-hirahira/

17年前に生まれたもみじちゃんですが、ご両親は女の子を望んだようです。

しかし、生まれてきたのは男の子・・・

もみじちゃんとは仮名ですが、彼女の本名を聞いたとき、もう女性名へ改名済かと思ったのですが、生まれながらの名前とのことでびっくり!

ご両親は彼女にほぼ100%女子だと思ってしまうような名前をつけたのです。


生まれて間もなくの彼女は、お洋服も女の子かと思うような可愛いものを着せられたのですが、さすがにスカートは履かされませんでした。

しかし彼女が物心つく頃にお父さんが他界、母一人子一人の母子家庭になった途端、お母さんはますます彼女に可愛い格好をさせるようになり、遂にスカートまで履かせるようになったのです。

オレは男の子なのに何でスカートなんだろう・・・と疑問に感じますが、母親を悲しませてはいけないと思い、そのままスカートを履き続けました・・・


小学校へ入るとさすがにスカートというワケには行かず、彼女はやっと男子に戻ることができました。

それを機に、水を得た魚のように男の子の遊びに没頭する彼女、そんな彼女も他の男の子と同様に生傷が絶えません。

しかしそんな彼女の姿を見て、母親は悲しそうな表情をします。


「あんなに優しかったアナタなのに、なんでそんなに野蛮になっちゃったの?だから男の子はキライ・・・」

母親は目に涙を浮かべて彼女に迫ったそうです。

その姿に、昔父親が他界したとき、ずっとずっと泣いていた母親の姿が蘇った彼女・・・

これ以上母を悲しませてはいけないと思った彼女は、帰宅したらスカートに履き替えて昔のように女子を演じることにしました。


そのおかげで友達も作れず、学校では一人ぼっち。

おまけに女性のような名前で、オカマオカマと罵られ、いじめられるようになります。

彼女は何度も男に戻ろうと思ったのですが、母のために必死に耐え、自宅でオンナを演じたそうです。

唯一の救いは、母親の仕事の都合で転校ばかりだったこと。だって転校したら、しばらくはいじめられませんから・・


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