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詩全集

死人になりたい

作者: 那須茄子

死人になりたい


私は

僕は

彼は

彼女は

そう思った


無の液体に溺れ沈み

ぐるぐる廻る


何も感じない故に

ただ気楽

世界の時を殺したように

静かでただただ揺られ揺られ

あやされる

それはもう優しく包んでくれた


ここには厄介な巡る感情がない

とてもとても心地よい


死ぬことは誰もが怖いと言う

でも畏怖する対象を彼らは間違えている

死ぬことは案外

怖いものじゃない


死人になりたい


私は

僕は

彼は

彼女は

そう思った


死人になりたい


私は

僕は

彼は

彼女は

そう思った



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― 新着の感想 ―
[良い点] たまーに、ああ生きるのに疲れたと思うことがあって、もっと歳を取ったらそのことを深く考えるのかもしれない。多分、人はそういうことを考えないために、お酒というものを発明したんだろうけど、自分…
2023/10/24 07:11 退会済み
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