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WS:Noah's Traveller 設定資料:テヌーガ魔術学院について

作者: 西井シノ


本作はワールドシーカーの設定資料の抜粋です。

本編ワールドシーカーシリーズ「ノアの旅人」については上部の青文字『check!!→ワールドシリーズ(同じ世界の物語)』から、シリーズでは他にも設定資料を載せて有りますのでご興味が有ればどうぞ。




{冬季ルート:テヌーガ南西部}


挿絵(By みてみん)


・『魔導士の街ハーベスト及びテヌーガダンジョンギルドに最も近い崖が、冬季ルートと呼ばれる魔術学院南西部の崖である。「空を飛ぼうか、そうはいかない。」吹き付ける乱気流が不安定な魔素と魔獣を連れるのは高難度ダンジョン周辺のお決まりである。雪の影響を受けにくい固い地盤を持つ南西部の崖は、ツルツルとした岩肌が滑落を誘う悪魔の岩壁。それでもダンジョン・テヌーガの冬季と夏期の生存率に差が無いのは、そもそも冬季は玄人のみしか登攀しないからである。』




{夏期ルート:テヌーガ北東部}


挿絵(By みてみん)


・『待ちに待った雪解けを終えた夏期のテヌーガは、緩い地盤を踏み鳴らして進む。侮るなかれ泥濘の罠に苔の悪戯、そして雪解けを待ち望んでいたのは温厚な動物だけではない。テヌーガ内の深部を探索するならば、ダンジョンの魔獣が数を減らす冬季を目指そう。生存率が冬季と大差が無いのは毎年のように死者を出すからである。凍った岩肌が無かろうと、登攀を要するテヌーガの本質は変らない。』




{テヌーガ北東部:魔術学院の裏口}


挿絵(By みてみん)


・『シーカーらに「正門」と呼ばれるその地は魔術学院の最下層に位置する。季節を問わず谷底に辿り着いたシーカーらはまず、学院への入学を果たす為にこの場所へ向かうのだ。最下層といっても難儀な点は、いずれにせよ崖を昇らなくてはいけないことである。最も容易というだけであり、登攀能力が必要なことに変わりはない。魔術学院テヌーガは裏口ですら手抜きはしないのだ。』




{冬季特別ルート:テヌーガ南西部上、魔術学院}


挿絵(By みてみん)


・『不思議な事に、冬季だけ登攀を可能とする場所が存在する。テヌーガ南西部上部に位置する学院の頂上だ。巨大コウモリや獰猛な鳥類も凍る冬季のど真ん中は、空からの外敵を気にせず登攀することが出来る。その地には内部からは未だ発見されていない校長室などがあると推察され、通常ルートで痺れを切らした探索士が外からのアタックを試みる。登攀を成功させるケースは多いものの、その後の探索結果は冬季の死亡要因の一位を占める「行方不明」となる。』




{谷底の星見寮}

挿絵(By みてみん)

・『内部から学院と地続きでは無い唯一の場所。調査により天文を研究していたとされるその場所は、星見台を備えながらも谷底へ沈んだ言い知れぬ哀愁を漂わせる。離れであったのか繋がれた教室棟の一部であったのかは定かではないが、嘗て大地と地続きであったとされるテヌーガ魔術学院が何故地平を別つことになったのか、そして何故この場所だけが沈んだのかは重要な調査対象となっている。』





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