第6話
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ステータス
レベル 2
種族:人間
名前:橋本昴
職業:――
HP :150
MP :10
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筋力:20
耐久:15
速度:15
魔力:10
幸運:10
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スキル
-鑑定
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「な、なんだこれ…?」
これがステータスってやつなのかな。レベルもある。レベル2… 普通はレベル1のはずだけど。あ、あの緑色のモンスターを倒したからかな。うん、なるほどね。
他に何か鑑定できる物とかあるかな。
「あっ、」
さっきの緑色のモンスターが落としたやつがあるじゃないか。あれを鑑定してみるか。
「鑑定」
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ゴブリンの小魔石
ゴブリンを倒すと高確率でドロップする。
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あの緑色のモンスターはゴブリンと言うのか。で、ゴブリンが落とした石みたいなやつは小魔石なのか。
この小魔石を何に使えるのかは知らないが、一応持っておこう。
それからは適当に塔の中を探索していると、何度かゴブリンと遭った。あのゴブリンの真似をして、タックルとかを数回すると倒せるようになった。初めての時よりは結構楽に倒せるようになってきたな。
ちなみにゴブリンのことも鑑定してみといた。
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ステータス
レベル 1
種族:ゴブリン
名前:*
職業:*
HP :50
MP :0
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筋力:10
耐久:5
速度:5
魔力:0
幸運:0
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うん、弱いね。俺よりも弱い。なんでこんなやつにビビってたのか、わからないぐらい弱い。
あとモンスターを倒すと、そのモンスターのステータスが自分のステータスにプラスされることがわかった。
ゴブリンを合計3匹倒せたから、今の俺のステータスはこんな感じ。
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ステータス
レベル 3
種族:人間
名前:橋本昴
職業:――
HP :250
MP :10
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筋力:40
耐久:25
速度:25
魔力:10
幸運:10
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スキル
-鑑定
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探索をして、少しわかったことがある。
この塔の中にはモンスターがいて、そいつらを倒すとレベルやステータスが上がる。そして、魔石というものを落とす。
とりあえず、家に帰るか。ちょっと眠くなってきたし、なんかいろいろあって疲れた。