第1話
いろいろと下手なんですけど、よろしくお願いします。
「この小説はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません」
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なんとなく書いといた。
時は2222年、2月1日。
窓の外には透き通るような淡い青色の二月の空。2月に入ったとはいえ、まだ風はかなり強い。
いつものようにため息をつくのは高校1年生の橋本昴。
今日もつまらない授業、どうでもいいことをやる気の無さそうに説明する男教師。
退屈そうに窓の外を眺めるスバル。
この高校は大阪にある片浜高校である。スバルが暮らす近くの街にある片浜山の正面に位置する学校だ。
学業は特に目立った成果はないが、スポーツはかなり有名だ。
まったく振るわないわけでも無いという中堅高校で、街に住む少年少女たちの多くがこの学校に通うことになる。
片浜高校には、およそ高校と呼ばれてイメージされるような大抵の設備が整っている。
四階建てのコンクリート製の面白みに欠ける校舎が一つに、教職員たちのための施設が集まっている校舎が一つ。
それに、理科実験室などの特別教室が集められた校舎があって、体育館、屋外プール、そしてそれらの中心に広い砂地のグラウンドがある。
校舎からは正面に広がる街並みがよく見える。
学校の裏手には山が、正面側には街の商店街と鉄道の駅があり、近くには市役所などの行政設備が集まった場所がある。
スバルが暮らしているのは山を挟んだ反対側で、スバルは毎日、山を越えて通学している。
なぜ山を越えてまでこの学校に通っているのか、不思議に思うかもしれないが、中学生の頃にいろいろあったのだ。
…―…
「はい、じゃあ今日はここまで。明日までに復習しとけよ。」
やっと授業が終わり、担任の宮村剛志が教室を出る。
生徒はみんなザワザワと雑談をしながら、部活の準備をする。
ある者はサッカー部、ある者は野球部、ある者は水泳部、ある者は吹奏部と、この学校にはたくさんの種類の部活がある。
この学校はかなりスポーツに力を入れており、子供達の才能を開花させることを目指している。なので、部活の種類は多く、全ての生徒は半強制的に部活に入らされている。
だが、高校三年生の夏を過ぎたら部活を辞めることを許されている。
スバルはそんなこと気にしない。スバルはただ真っ直ぐ家に帰るだけ。
そう、部活に入っていないのだ。
もちろん、一時期、学校はスバルをどうにかして何かの部活に入れさせようとしていた。しかし、スバルは毎回、同じことを口にする。
『俺、帰宅部なんで…』
この男、自称帰宅部。片浜学校では唯一、部活に入っていない生徒なのだ。いや、失礼。帰宅部に入っているんだった。
まぁ、学校は何とか入部させようとしたが、結局、時間の無駄だと悟り、放置しているのだ。
ということで、スバルはみんなが部活の準備をしている中、1人だけ家に帰ろうとしていると、不意に背後から声を掛けられた。
「おい、スバル。お前、何帰ろうとしてるんだよ。もしかして、まだ部活入ってないのか。」
声を掛けてきたのはスバルの親友(?)、井上亮太だ。クラスの中でよく頻繁に話しかけてくれる人だ。
「俺、帰宅部だよ…」
と、答えるスバル。
「あいかわらずだな。才能あるのに勿体無いよ。」
苦笑いをしながら答えるリョウタ。
「おーい、リョウタ、そんな陰キャほっといて部活行こうぜ。」
と、リョウタと同じ部活の友達がスバルのことを見ながら言っている。
「まぁ、そのうち部活に入ることを願ってるよ。あの山を越えないといけないんだろ。気をつけてな。」
と、スバルの心配をしているリョウタ。
「俺は帰宅部だから… 大丈夫だよ。」
と、言い残して教室を出るスバル。
しかし、家に帰るためにはスバルは山を越えなければならない。山に入るなんてバカなことは普通しない。
なので、普通は山を周って行かないといけなくて、二時間以上掛かってしまう。普通だと。
だが、スバルは普通ではない。
いつも通り、道に沿って山を登り始める。と、思ったら今度は山に入る。道などは見えない。だが、スバルは一切の迷いなく真っ直ぐ歩いていく。目印のない山の中を。
やっとスバルは家に着く。
スバルは小さな古いアパートに住んでいる、一人暮らしだ。小さな部屋に小さなキッチンがあり、トイレとシャワーが同じ場所になっている。
部屋には特に何もなく、学校の教科書や服があったり、寝るための布団があるだけだ。
今日も、いつも通り無駄な課題をパッパっと終わらせ、ベッドに転がり、ボーッとするだけ。何も考えない、ただただ無を見つめる。
そして、気付いた時には深い眠りに入っていた。
小説書くのめっちゃ大変~_~;
毎日投稿してる人ほんますごいわ。