3-1 修行修行、また修行
修行が始まった。
緑、白、青、黒、赤、そしてまた緑…。5色の色は円になっている。
隣り合う色は友好色と言って相性がよく、習得もし易い。
向かい合う色は対抗色と言って相性があまり良くない上に、習得も難しくなる。
この5色は魔法以外にも適応されて、世界の万物が何かの色に属しているそうだ。とロクサーナの魔法講義で習った。
そのため色の並び順から適正色の3色を「白→緑→白→青」のローテーションで魔法訓練をした。
生まれてから緑魔法一色だったガイはすんなり白魔法を習得し、青魔法もそこそこ習得した。
ポーションに関しても講義が始まった。
ポーションは特定の素材をすり潰した後に水と共に加熱、抽出することで作ることが出来る。
抽出の際には魔力が必要となる。
なぜ、ガイはポーション作りを村長から禁止されていたか、体内魔力量が少なかったからである。
それが判明したのはユースタス村から村長であるヴィザールの返事の手紙に書いてあったからであった。
またそれに対しての返事を数枚書いて竜巻鷲に持たせたのを訓練中に確認したが、
ほとんど暴言だったが見なかったことにした。
戦闘訓練も順調そのものだった。
訓練はマリベールと共に行った。
植物魔法の「蔦拘束」と土魔法の「土壁」がうまくハマった。
2対複数の戦闘をしたときにどうしても壁役が足りない為、場当たり的に敵を拘束、分断に使ったら効果的だった。
そもそも魔導士二人で壁役がいない時点で、これも何かの特訓なんだろうとガイは思った。
「そうか、この作戦はこれからソロで村に帰るときも、誰かと組んで戦うときにも使えるからか…」
「なにか言いましたか?」
「あぁ、いや何でもないよ」
例
●アビリティ
・スキル
現在のステータス ※Max10とする
●緑魔法 レベル4
・植物魔法レベル4
・土魔法 レベル3
●白魔法 レベル3
・回復魔法レベル3
・付与魔法レベル2
●青魔法 レベル2
・水魔法 レベル2
・風魔法 レベル2
●製薬調合 レベル2
●弓術 レベル4
ステータスはまだ本人は見られないので
あくまでイメージ的な意味です。