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出雲結衣
夜、学校からの帰り道この世のものではないであろう化け物に襲われた。僕、天津月はよくこの世のものではない化け物を小さい頃から見てきた。そんな僕を救ったのは同級生の出雲結衣だった。
「やっと見つけた!」
彼女は言った。 僕は状況がわからず彼女の話を聞いた。彼女はこの近くを担当する陰陽師でこの近くで異常発生する怨霊の原因を調査していたそうだ。
「とんでもない霊力だね。なんで今まで気づかなかったんだろう。」
僕は親が残したお守りを持っていないことに気がついた。彼女曰く、霊力の高い人間は怨霊に狙われるそうだ。
「いつも持ち歩いているお守りを家に忘れたんだ」
と言った。彼女は
「そのお守り見せて」
と言った。僕は彼女を家に案内してお守りを見せた。すると
「このお守りは霊力を隠すものだ。 これからも大事に身につけるといい。」
「君の名前はなんて言うの?」
「天津月 君の名前は?」
「出雲結衣」
こうして僕たちは出会った。