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3:嫉妬、そして挫折

不快な表現が含まれているかもです……。

 しばらく書いていて、人生初のネット小説大賞に応募してみた。

 そこで一発目にして第一次選考が受かった時は本当に嬉しかった。ひょっとするとこのままいけるかもと、あの頃は本気でそう思っていた。

 しかしながら二次選考で落選。仕方がないか、と思う反面。一つの感情が生まれてくる。

 そう、他者への嫉妬だ。

 具体的なポイントなどはまったく憶えていないが、第二次選考には私の作品よりも明らかにポイントの低い作品(100もいっていなかった、と思う)が受かっていたのを見て「自分よりもポイントが低いのにどうしてこの作品は第二次選考を通ってるんだ?」と嫉妬してしまった。


 その矛先は他の作品にも当然向けられる。

 例えば自分よりも後から投稿された新作が、文字数も10000文字も至ってないのに既に数多くのブクマ数がつく、高評価のポイント、感想が送られたとしよう。「どうして自分よりも後からの作品が……」、「読んでみたけど全然面白くない、これで面白いってレベルが低すぎる」と本当に醜い感情に支配されていたことは素直に認めねばならない。いい訳をさせてもらえるのならば、あの頃は私もまだ若かった……。


 そこからの私は、とにかく人気がほしくて色々と手を出した。

 まずは小説のジャンル。今でも人気なのが異世界転生で、各言う私もどちらかと言えばこのジャンルで書いている。更に掘り下げていけば、チートで無双する、といったシチュエーションが絶大な人気を誇っているのではないだろうか。

 しかしながら、これは長続きしなかった。

 何故なら私自身が書いていてまったく楽しくなかったからである。最初こそチートで敵を圧倒しても、それ以降は同じことの繰り返しばかりで「これ……本当に面白いか?」という疑問が尽きず、結果何度も途中まで書いては打ち切りを繰り返してきた。


 他のサイトへの投稿もした。

 カクヨムやpixivへも投稿し宣伝もしたが、これもあまり成果がなかったといえる。

 そうこうしている内に次々と新しい作品が評価され続けて――一つの結論へと至る。


 自分の作品は面白くない。自分には元々書くだけの能力、才能がなかったのだ、と。

 それからは何も書くことができなくなり、ついには【小説家になろう】を退会する。

 即ち、一次創作を完全に辞めた。

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