第9話 数日
どうもRESTAです。
今回の話は本当に少しですが微グロなんですね。気を付けてください。
日が次に出てきた頃。朝焼けが綺麗で少し見とれていた。フローナはまたどこかへ消えていた。
(はやく、レノに会いたいな)
そんな気持ちがすぐに湧いてくる。
「あぁ、疲れた。ルアナ、それ。」
後ろからの声に振り返ると人間ふたりとフローナだった。
「朝飯、だよ?」
そういえばお腹減ってきてるな、と今になって思った。
「ねえ、ところでいつもはどこにいるの?」
そう訊いてみた。
「どこって、たいしたところじゃないから」
「だから、それがどこなのよ?」
「……」
すぐにふわふわ浮かんでいってしまう。
「ちょっと!?」
ルアナの声は届かずに奥へと消えていった。
それで、意識無しの二人を溜め息吐きながら食べた。いや、何度目だろうか。そろそろ味気が欲しい。 舌で血を舐めとる。ああ、怠い……
誰か来ないかな…と思い始めた。それは勿論、討伐隊は勘弁して欲しいが、怖がらないのなら誰でもいい。
そう思っていると数日振りに見る顔が有った。
「捜したぜ、キョロキョロ動くな!」
「仕方無いじゃない。レノ」
そう、レノだ。
なぜか、見た瞬間に胸が熱くなるのは気のせいなのだろうか。
「それで、早速なんだが」
「はい」
「このあと、ちょっと飛んでほしいところが有るんどけど」
「貴方となら良いわよ。でも他の奴を連れるとか無いでしょうね?」
「それは無い。」
彼はそっと指輪を出した。それは過去にフローナにも言われた瞳の色だ。
「誓い……だよね?」
ルアナがそっと訊く。
「嫌なら別に…」
「なによ……」
クールに決めたかったけど私はちょっと興奮してるみたい。
これから契約の理に…