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竜恋舞  作者: 花神ディール
19/23

第19話 一人ずつ

それから幾らか時間が経った。正直、この時の記憶はあまり残っていない。忘れたかったからなのか、何なのか……。




日が沈んで星が輝く。

私はレノに「寝るよ、おやすみ」とだけ言った。レノもぶっきらぼうに「おやすみ」とだけ言った。実際に眠ったのはもっと後。身体を地面に伏せて目を瞑る。レノが寄りかかって尻尾に近い部分に力を感じる。

何故だろうか。どうして気持ちは浮いているのだろうか。私の気持ちは一体、どうなっているのだろうか。いっそのこと…でも、それはやりたくない。もっと一緒にいたい。

レノは私の背中によじ登ったみたいだ。たまにだが、こうしてレノが寝るときもある。


もう、寝ようか。そうしよう。






「ねえねえ、好きな人とかいる?」

なぜか聞き覚えのある声が鳴り響く。

「なんでよ」と、ムスッとしながら返事すると「ふーん」と答えられ、余計に腹が立った。

「じゃあ、そっちはどうなのよ?」

「ええ?言わないよ」

「って、もうすぐチャイムが鳴るじゃない。移動なんだから」

そして私達はドタバタと荷物を少しもって教室を出た。

「はぁ…はぁ」

「どうしたのよ……まさか、ギリギリまで教室に居てた訳?」

「え、あ、いや………」

恥ずかしい事になってしまった…。





誰かが私を呼んでいる。ゆっくり起き上がるとそこにはレノではなく、フローナがいた。

「どこ、行ってたの?」

「サーシャの所に居てたよ」

そんな記憶有っただろうか。少なくとも何者かに襲われた時は居なかったはず。

「それに、レノは?」

「それこそ知らないわ」

怪しい。いつもは目覚まし代わりに殴ってくる(痛さは全くない)んだけれど、今日はそれがなかった。しかもフローナが珍しく居る。

まるでそれは嫌な予感が実体化したような感覚だった。何というか、フローナを本能で警戒し、襲いかかろうとする状態。

「レノ、捜してくる」

フローナはそれを察したようにレノを捜す名目で逃げていった。





そう、逃げていった………多分。

お久し振りです。RESTA改めてましてDIRRです。あれ?このことはもう書いたっけ?


受験、終わりまして入学許可予定者になりました。高校選択のことについては不満だらけです…。



今からちびちび書いていくのですが、かなり時間が必要となってくる場面が予定ではたくさんあるので、最後を見たときには最初の頃のお話を忘れてるかも…という状況になり得ます。

これからは少しずつペースアップして投稿できたらいいなと思います。


これからも竜恋舞をよろしくお願いします。

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