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操られる時間

時間を自由に操れるっていいですよね。うらやましぃー・・・

前回のあらすじ

家に帰ってきたら見知らぬ幼女がお菓子を食い漁ってました。めでたしめでたし。

「って全然めでたくねぇよ!!何一つ解決してないよ!ってかあらすじ短っ!!作者やる気出せよ!」

まったく一体何なんだ今日は。朝、変な体験をして一日中悩まされたかと思えば今度は家に謎の幼女だと!もう一度言おう幼女だと!(大事なことなので2回言いました)あっなぜ2回言ったのかというと家にいたのが幼女だったということを強調するためであって決して僕はロリコンなどではない。うん、決して。とにかくだなぜ人の家に勝手にあがりこみお菓子をボリボリと食べてるんだこの女の子は。

「・・・・・・・・」

「ボリボリムシャムシャ」

はぁ~・・とりあえず落ち着こう。頭を冷やして冷静になるんだ僕。とりあえず現状把握だ。まずこの女の子は誰なのか。そしてどうやってこの部屋に入ったのか。そもそも部屋には鍵をかけていたはずなのだから入ることなんて不可能なはずなのに・・

「うーーーーーーーーーーん・・・・ん?」

頭の中で色々考えていたらふいに背中の方で違和感を感じた。振り返ってみるとそこには例の女の子がいた。お菓子で汚れた手で服をつかんでクイクイと引っ張っている。

「な、何?どうしたの?」

「あるじ、もっとお菓子食べたい」

「・・・・・・・・へ?」

よく見ると女の子は空になったお菓子の袋を持っていた。さらに後ろには空になったお菓子の袋が山になっていた。って全部食べたのかよ!

「・・・・・・・・はぁ~」

まったく一体何者なんだよ本当に・・とりあえず

「あのさ、君どこから来たの?名前は?お母さんとお父さんは?」

これくらいは必要最低限質問しておくべきであろう。

「私の名前はクレム、さっき言ったと通りあるじがしているその腕時計の化身・・あるじが私をもらってくれたからこっちの世界にでてくることができた・・」

うん、なるほどさっぱり分からん!だから化身ってなんだ。今の質問で得られた情報この女の子がクレムって名前だってことだけじゃん。

「あ、あのさクレムちゃんだっけ?さっきから言ってるその化身ってのは・・」

「そのままの意味・・その腕時計に宿ってた・・」

宿ってた?これに?僕は左腕にしている時計に目をやった。奇妙なデザインで怪しげな骨董品屋でもらったこの時計から出てきたって?どこのファンタジーだよそれ。そんなこと思っているとまた服をクイクイと引っ張られた。

「ねぇあるじこのお菓子どこで売ってるの?」

「え?あ、あぁーこれは夏限定の商品だからもう売ってないよ」

もう10月半ばの季節に夏限定はさすがに無いだろう。

「!?」

いやそんな世界が終わるみたいな顔しなくても。よほど気に入ったのだろうか。

「・・・・・それなら」

そう言ってなにやらブツブツと呪文のような言葉を唱え始めた。

「な、何やってんの?」

聞いてみたが反応は無い。どうやら集中しているようだ。仕方なくその様子を見ていると

「あれ?あ、痛っ!な、何だ!」

突然ひどい頭痛が襲ってきた。あれなんかデジャブ。こんなこと今朝もあったような・・僕の記憶が正しければこの後

「うわ!?」

予想通り腕時計が光った。これってまさか!?また同じことが起こるのか!そう思っていたが

「あれ?何か今朝より腕時計が光ってるんですけど!!」

あまりの眩しさに思わず目をつむる。頭痛もひどくなってきた。

「一体何なんだよ!!」

何がおきているのか訳が分からず僕はひたすら眩しさと頭の痛みに耐え続けた。しばらくするとだんだん光の強さが弱まってきた。頭痛も少しずつ治まってきた。

「はぁーはぁー・・一体何が」

「これで大丈夫なの」

ふいにブツブツ何か唱えていたクレムちゃんがそう言った。何が大丈夫なのかさっぱり分からなかったが。

「一体何したんだ?」

「これでまたあのお菓子が食べられるの」

はい?何言ってるんだ。

「だからねクレムちゃんあのお菓子は夏限定のやつでねもう売って・・」

ミーンミーンミーンミーン

へ?今変な音がしたような・・しかもなんか暑いし・・ま、まさかね・・

僕は恐る恐るカーテンを開けてみた。

「うわ!まぶしっ」

今の時間ではありえない光の眩しさが襲ってきた。そして外からはミーンミーンという音。空は雲ひとつ無い青空。こ、これって・・

僕は慌ててテレビをつける。ちょうど天気予報がやっていた。

「今日は夏らしい厳しい暑さとなりそうです。紫外線対策や熱中症対策を怠らないようにしましょう」

と美人なお天気キャスターが爽やかな笑顔で言っている。

紫外線?熱中症?今の季節には不釣合いな言葉に違和感MAXであった。

「も、もしかして・・・これクレムちゃんがやったの?」

「私以外に誰がいるのです。夏限定ならば時間を夏まで戻せばいいのです。まったく我ながらナイスアイディアなのです」

ちょっと待て。いま何ていった時間を夏まで戻す?

「戻せばってどういうこと?まさか今の季節って・・・」

「もちろん夏なのです」

あぁーなるほど夏限定のお菓子を買うために時間を夏まで戻したのか。あるあ・・ねぇーーよ!!!

「はぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」

何か僕夏まで戻ってきたみたいです。


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