巻き戻される時間
この辺から主人公の周りで異変がおき始めます。そして今回もグダグダです。すいません(泣)
次の日、朝起きてからすぐに会社に行くための支度を始める。適当に朝食を作りそれをサッと食べ終えた後、着慣れたスーツに着替えて家を出ようとしたがそこであることに気ずいた。
「おっと腕時計するの忘れてた」
慌てて部屋に戻り腕時計を探す。しかし
「あれ、おかしいないつもここに置いてるはずなのに・・・」
部屋の中をいくら探しても時計が見当たらない。時間にさほど余裕があるわけでもないので慌てながらももう一度よく部屋の中を探す。その時あるものが目に入った。それは昨日あの店でもらった奇妙なデザインの腕時計だった。
「さすがにこれをしていくのはなぁ・・・」
どうしようかと悩んでいたが時計に表示されている時刻を見るともう家を出ないと会社に遅刻してしまう時間だった。
「うわ!!もうこんな時間!!しょうがない今日だけこの時計をしていくか」
腕時計をすばやく身につけて大急ぎで家をで出る。
「だぁぁぁぁぁ!!お願いだから電車に間に合いますように!」
いつもなら歩いて駅まで向かうはずなのだが今日は時間に余裕がないのでダッシュで駅を目指す。途中何度か信号につかまりそうになったが今日は運がいいのかスムーズに駅までたどり着くことができた。
「よし!!これなら間に合う」
そのまま改札をくぐろうとしたが
「ピンポーン。チャージ金額が足りません。」
という無機質な機械音とともに目の前をバリケードに塞がれてしまった。
「な!嘘だろ!」
もう一度やってみたがやはり結果は同じであった。仕方なく切符売り場に向かい慌ててカードに現金をチャージしようとしたその時
「○○線ドアがしまりまーす。ご注意ください」
というアナウンスがながれてきた。
「ぬぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!待って!!待って~~~~~!!」
チャージが終わったカードを急いで引き抜き改札をくぐる。死に物狂いでホームを目指したが、時すでに遅し。目の前で扉が閉まる。そしてそのまま電車が発車した。
「う、嘘だろぉ~・・・」
その場で大きくうなだれる。
「このままじゃ会社に遅刻しちゃうよ・・(泣)」
はぁ~と大きくため息をつきどうしようかと考える。
「あ~せめて後1分時間があれば間に合ったのに・・はぁ~時間戻らないかなぁー」
そんなことを言いながら今日はじめて着けてきたあの奇妙な腕時計を見る。
あれ?そこで僕は気ずいた。時計の針が止まっている。もう一度よく見たがやはり針が動いていない。
「あらら、もう壊れたのかなぁー。はぁ~」
思わずまたため息をつく。今日はついてないなぁーと思いつつトボトボとホームを歩いているとまたもや彼は違和感を感じた。静か過ぎる。そうあまりにも自分の周囲が静かだったのだ。人の話し声も車の走る音も誰かが歩いている時に聞こえる足音も何も聞こえない。
「?」
思わず周囲を見回す。そして彼は自分が見ている光景に思わず息をのんだ。
「なんだ・・・・これ・・」
みんな止まっている。まるで時間が止まったかのようにピタッと動きを止めているのだ。
「どうなってるんだ・・夢でも見ているのか」
自分の頬をつまんでみた。痛い、これは夢なんかじゃないということを認識する。そんなことをしていたとき突然グラッと目眩がした。おもわず壁に手をつく。
「うっ!!なんだ頭が痛い」
何が起こっているのか理解できないままひたすら痛みに耐える。しばらくするとだんだん痛みが引いてきた。落ち着いてきた頃に腕時計を見てみる。針は止まっているはずだったのだがよく見ると少しばかり時間が戻っていた。その時刻はちょうど電車がホームに来る少し前の時間だった。
「完璧に壊れてるなこりゃ」
そう思っていたとき
「うわ!?なんだこりゃ!!」
突然時計が光り始めたのである。その異様な光景に驚いているとさらにおかしなことが起きはじめた。周囲の光景がまるで逆再生でもしているかのように動き始めたのである。唖然としながらその光景を見ているとさっき行ってしまったはずの電車がホームに戻ってきた。そして電車の扉が開いたところで時計の光が消えた。消えたと同時に腕時計の針がまた一定のリズムを刻みながら進みはじめていた。
「○○線ドアがしまりまーす。ご注意ください」
ふいにそんなアナウンスがながれはじめた。ハッとなって急いで電車に乗る。ドアが閉まり電車が発車した。電車の中で僕は腕時計を見つめた。
「この時計一体どうなってるんだ?さっきのは一体?」
その日、僕の頭の中は一日中そのことでいっぱいになるのだった。




