都市伝説系YouTube動画切り抜き 【呪いのビデオ】
【お蔵入りになったアダルトビデオの謎】
今回紹介するのは、見たら呪われる、と言われているいわくつきのビデオの話です。鬼の仮面を被った裸の男たちが行う強姦行為、前の映像を全く無関係の謎の儀式という二つ不気味な映像で構成されており、一部界隈では有名でした。それがなぜ、今になって取り上げられたかというと、3ヶ月ほど前から呪いのビデオの内容がYouTube等の動画サイトやSNSに投稿、拡散され始めたからでした。
【映像内容について】
この映像ですが、有志が調べたところ「奇祭! 日本の奥地に残っていた因習! 村長から凌辱された処女」という1990年代に発売されるはずだったアダルトビデオが元になっているようです。このアダルトビデオ自体はお蔵入りとなっています。
しかし、呪いのビデオとして広がっている映像は大きく編集されているようで、原形はほぼ残っていません。映像は、裸体に鬼の仮面のような物を被った数人の男が、日本家屋の中で縛られた女性を取り囲むシーンから始まります。おそらく実際のビデオには存在した導入部などが全て削除されているようです。やや肉付きの良い男性の裸体が並ぶ様は、その荒い画質と相まってかなり不気味です。
そして、鬼の一人が女性を犯し始めた場面で、場の空気は一変します。妙に鬼気迫った演技を始めた男優に、ディスプレイ越しからも緊張感が伝わってきます。台本通りではなかったのか、スタッフや周りの鬼が止めに入る場面で映像は終わってしまいます。このビデオがお蔵入りになったのも、それが原因とされています(某YouTubeの元映像制作会社への取材より)。
ですが、このビデオが恐ろしいのは、ここからです。突然、映像が切り替わり、さらに画質の悪い映像に切り替わったと思うと、どこかの神社の中、白装束に身を包んだ者たちが、松明を持ち、無言で神社内を歩く映像が流れるのです。不気味なのは、映像の最後に出てくる鬼たちです。関係者以外が居ない空間で、時節、鬼たちは唸り声あげ、のたうち回るのです。この映像は40分もあります。
【何の儀式?】
映像後半、大部分を占めているのは、追儺式と呼ばれる節分の元となった行事のようです。年代は不明ですが、1990年代に執り行われたものと思われ、前半部のアダルトビデオとは全く関連性がなく、ビデオを入手した第三者が、映像を挿入した物だと言われています。
追儺式自体は、現在も日本各地で行われている神事で災厄や邪気を払う神事であり、決して奇妙な物ではありません。映像の画質によって恐怖感は増していますが、追儺式自体は見たら呪われる儀式ではありません。つまり追儺式の映像を挿入した目的は不明で、アダルトビデオに取り付いた鬼(悪霊、呪い)を封じ込めるための物なのでは?と言われていたりと、不気味な部分が多いです。
【フィクションの模倣か?】
呪いのビデオと言えば「リング」シリーズが有名ですが、原作小説版「リング」でも、強姦のシーンが呪いのVHSに映っていた描写があったことから、このビデオは、それを模倣した映像、という可能性もあります。お蔵入りになったアダルトビデオの映像を手に入れ、それに編集を加えたのではないでしょうか? 「リング」シリーズの人気にあやかった素人による模倣作品、それが何らかの拍子で拡散された、というのが真相だと私は考えています。




