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たまには、こういうこと、したいなぁ。

作者: 石川 瑠佳

 金曜日にバーベキュー的なことが出来るBARに一人で行ってきた。


 そこは、そんなに田舎ではなく、割と街に近いぐらいのとこだ。


 庭に屋根だけのテントみたいなのが、ある。そこそこ広い庭で、バーベキュー的なことが出来る。


 私は、一人じゃアウトドアを完全にするのは無理だ。周りも、そういうことをする、やる気がある人がとりあえずいない。


 お店に行って、とりあえずお店のウリのモヒートを飲む。庭でとれたてのミントをたっぷり入れてくれるのだ。いい味している。


 このお店は、三年前に買った雑誌に載っていたところだ。その時も、行きたいと思ったが。ちょっと遠いので、そのままになっていた。

 友人とお酒を飲んだ後のカフェで、「昔、行きたかったお店があって……」と話したら、気持ちが盛り上がってしまった。

 それで、我慢が出来なくなって、次の日、一人でも飲みに行ったのだ。


 ただ、その日の朝方、大雨で。火を焚くところに水がたまって、出来ないそうだ。


 けれど、やや時間が経ってから、たまたま、あまり忙しくなかったのか。「火をおこしてもいいですよ」と、おっしゃってくれた。


 それで、しばらく考えてから、お願いした。


 バーベキュー的なのには、結構大きいマシュマロがサービスについていた。

 薪がいい感じで、燃えている。雨が時々降ったり、やんだりで少し肌寒いので、暖かくていい。棒器具の先のマシュマロをあぶる。火が、パチパチッ。

 昔、科学博物館で買って食べた宇宙食のアイス。それを、あったかくしてトロけさせて、さらにやや美味しくした感じだ。薪の火灯りの雰囲気もいいんだろうけど。

 次は、鴨のクンセイを棒器具に刺して食べる。クンセイだから、周りが焼ければいいそうだ。また、パチパチッ。ジューッって感じで、焼ける。

 おもいきってカブリつく。うんっ、美味い。

 棒器具に刺して食べるのも、面白い。鴨というのも、普通のチキンより変わっていて面白い。

 そして、今度は別のベースのモヒートを頼んでおいたので、飲む。

 モヒートのお酒は二種類あって、最初の方が、珍しい種類でお店の人もオススメだそうだ。

 まぁ、この際せっかくなので、もう一種類。

 やっぱり、最初の方が、私の好みではあった。が、別のも、それはそれで、いい感じだ。

鴨肉ともあう。


 火は、昔、ジブリの影響で、ちょうど絵の勉強もしていたし。火を描く勉強をしたい願望があった。小説なら、また、物の見方が変わってくるのだが。

 その頃の熱も出て、かなり必死に、他のお客さんもいなかったから見つめた。


 うんっ、火って、やっぱ美しい。なんか見ていると、綺麗なドレスのヒラヒラッのように見えてくる。

 もし、逆さまの世界があったら、綺麗なドレスを着た美しい人がいる世界に繋がっているんじゃないかなと。火の世界で。周りは岩で。岩からは炎が出ている。そして、火の美しい人たちが、たくさんいるのだ。今、広げたイメージだけど。


 なんか、ちょっと見かけたアニメ映画とかの影響を受けているかもしれない。でも、そうなると、卵が先か鶏が先かって話になるから。仕方ない。


 まっ、とにかく美しい火の世界に癒されたというか。最後の方は、ちょっと暑くなってたけど。

 割と、時々の雨のお陰で、火のぬくもりが、心地良かった。


 たまには、こういうこと、したいなぁ。



                終

自然の体験もいいよね。

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