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月夜の魔王代行の結末

12時はみんな忙しいので土曜は11時にするかな、水曜はひるやすみねらってるのでかえないけど12時半にしてみようかとは思う?

それなら、魔王代行のフェルデナント様が、いつもバルコニーでワインを傾けていますが?


「よし、そいつを倒そう!」


「フェルデナント様は上級吸血鬼、とても恐ろしいかたなんです。

 何でも処女の生き血が好物で……」


「まあ、とりあえず、バルコニーに行ってみましょう」


「なあに、魔女様より恐ろしい方なんてこの世にいないですしね。安心安全」


 リディアは相変わらず一言多い。


 バルコニーに出ると、いかにも吸血鬼風のイケメンがワインを傾けてたっていた。

 手に持っているのは鑑定するとトマトジュースのようだ。やれやれ、また変なのが出てきた。


「月夜に頂く処女の生き血は最高だね。どうだいそこのダークエルフのお嬢さん私と一緒に深夜のランデブーとしゃれ込まないかい?」


「ああ言って、デートに誘った相手を眠らせて吸血するのが趣味なんです。

 ガクガクブルブル」


「やることがせこいわね。 まあ、いいわ、そこの魔王代行、ここにいるのは誰か、彼女こそが真の魔王継承者、厄災の魔女メルティーナよ。 勝負なさい!」


 突如現れた、乱入者にフェルディナントは目を丸くした。


「それは僕が勝ったら、血を吸い放題って事でいいのかね?」


「もちろんよ、妾は嘘はつかぬ。 さっさと始めようではないか?」


 しゃべっているのは、もちろん私なのだけど、声はエステルから響くようにしてある。

 エステルは明らかに展開について行けてないが、度胸が据わっているらしく動じていないのでそのまま続ける。


「フ、今日は獲物が三人、ついてるなあ!」


 目を細めて笑う吸血鬼対してエステルを押し出して、一歩前に立たせた。


『えっ、そんな、戦うのは魔女様じゃなくて私なんですか、聞いてない!?』


『大丈夫大丈夫、後は私がやるから、さっきの魔法使って』


「愚昧なる吸血鬼よ、新生魔王の力を見るが言い。 闇の炎に抱かれて消えろ――!」


 私が後ろから台詞を言って、口パクをしながら、エステルが、先程のしょぼい火球を生成する。


「魔女様その決め台詞はどうかと思いますが……」


「その火球を見た、フェルデナントが嘲笑をうかべる」


「君たちは僕をなめているのかい? こんな小さな火球かき消してあげるよ さざ波のようにね」


 ――と、エステルの火球を、消し飛ばす強烈な烈風をこちらにはなってきた。

 が、ガードされている私達はおろか、エステルの火球さえもかき消すことができなかった。


「馬鹿な、僕の烈風波斬が――!」


 驚愕している、魔王代行の元へエステルの火球が届く、彼は気にもとめていなかったので、チロチロ進む火球には無警戒だった。


 その瞬間、魔王代行フェルゼナントは地獄の業火とも呼べるほどものすごい火炎に飲み込まれて、消し炭になった。 もちろん後ろから私が超上級火魔術ヘルファイアをうっている。


「それなんてカイザー○ニックス? と一人突っ込みを入れるリディア」


「覚えておくが良い、これが妾の、最下炎魔法、ヘルファイアーじゃ、そなたにはちと熱すぎたようじゃがの、オーホホホ――!」


 唖然となったのはエステルだ。 涙目でこちらを見つめている。


「ああ、言っておくけど、今の映像バッチリ場内に放映しておいたから」


「そんな――! 私が新生魔王だなんて――!」


 と、エステルの嘆きが聞こえた。 これからあの炎をみるだけで、大体のあいては逆らってってこなくなるだろう。これで安心だ。


パロディって電撃とかはあまり推奨してないのね。 送るの大変だし。メルフィを送るのはまず避けた方が良さそうだね。 送る気はそこそこはあるんだけど、面倒くさいのが先に立つ……

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