魔神の本性
そう言うと、ルシファーは強力な魔力弾を放ってきた。小手調べのつもりかそこまででの威力はないが、普通の魔術師ならこれだけで木っ端微塵だろう。
「あまりなめないで欲しいわ、こっちは、魔王一人倒してるのよ、それなりの修羅場は巡っているわよ!?」
そういって、相手より強力な魔力弾を放つ。 なめられないように全力でのアメジスト・スパーク(紫電の雷光)だ。 SSランクの魔力なら例え魔神といえどもダメージは0ではないだろう?
「むう、SSランククラスの魔術か、久々に見たぞ、確かにそれなりの魔術師のようだ。
貴様に興味がわいたぞ」
流石にダメージまでは行かないらしく肉の焼ける焦げ臭い臭いを発しながらも魔神はどこ吹く風といった様子で再生していく。
「だがな小娘、ここは我の空間だ。 ここでの我は不死身にも等しい。 望むなら遊んでやろう。 興ものってきたしな――! 行くぞ、これは耐えられるかな!?
ブラックテンペスト(闇の粉塵)――!」
辺りに巻き起こる黒い粉塵、飲まれればただではすまないだろうそれを――、
バフでマシマシにしたステップで回避する。
速さはもともとAランク、バフで底上げされた私の速さはSランク相当である。そう簡単に捕まりはしない。
私は実を言うと耐久力がない分回避系の運動運動神経はかなり高い。
逃げ場のない大規模魔術以外はそれなりに避けてみせる。
「ふむ、なかなか、の速さ、魔術もSSランク――禁書の力でEXまで限定解除できるようだな? 汝は思ったよりは骨があるな。 なるほど年の割には卓越していると見える
よかろう、身体を差し出せばゆるしてやろう!」
来ましたよ魔神との契約が、ただ、身体差し出すのは簡便です。
やだー、お約束なのはわかってはいるけど、私は身持ちが堅いのです。
「身体はあげませんがこれを代わりに……」
といいながら、いそいそと魔剣を差し出す。レンリが太鼓判を押す超弩級の一品だ。
東方風のそれはコレクターなら興味をそそられないわけがない。
「むう――」
おもったとおり、ピクッと魔神が反応する。 どうだ東洋の妖刀だぞ、食いつけ――と心の中で念じる。
「よかろう、貢ぎ物に免じて身体は許してやろう。 世は尊大な故な――!」
――等と興味津々で、魔剣を受け取って眺めはじめる。
「ふむふむ、アダマンタイトと、ユニークスキル魔剣鍛造出作られた呪いの品とはな、恐れ入った。 汝の身体を依り代に契約の触媒とするつもりだったが、興がそがれたわ
我はこちらの方が気にいったぞ」
急にフレンドリーになる魔神、やったね。チョロいであります。
「この刀に力を込める。 ネクロノミコンには我が深遠なる力が宿ってはいる。
だが、それ自体が我が外に出るための触媒にはならない。
我を封じる禁書故に我の言動や存在を封じているでな。
故にこの刀を通して力を貸そう。 何かあったら念じるが良い。 その魔剣にな。」
とこちらに宙を浮いて、魔剣がふよふよともどってくる。
確かに先程までなかった、魔神狂乱のユニークスキルが発動な可能な触媒になっている。
しめしめ、これで、超強力な前衛キャラフィーシュ!
「しかしな、この魔剣を通して、出せる我が力の出力には限界がある。
汝自身の出力を超えることはできない。せいぜいがSランクだろうよ。
「って事でよろしくねお姉ちゃん。」
といって、現れたのは明らかに子供の魔神だった。 ショタかよ!?
「うんとね、出力を落とすと年齢が子供になっちゃったんだよ。 あはは――
でもね、あまり子供だと思っていると、殺すよ――!?」
目が笑っていない。 どうやら、舐めるとただじゃ置かないらしい。
くれぐれも注意しないと。
「この姿はこの東方の刀がモチーフなんだよ。 だから、東方の鬼を想像してるんだよね。
まあ、伝え聞いたのが限界で完全になりきれてるかは不明だけど、どう似合ってる?」
黒い紙のくせっ毛風のふよふよの頭になって角がはえている――身長は私より小さく弟がいたらこんな感じなのかなあ? 等と連想されるが、エルフではないのでそこは違う気もする。
顔は最初の通り端正で、切れ長だった瞳は、面影を残す程度に童顔になり、ややつり上がっている。
紅い瞳は相変わらずで、魔族のあかしなのだろう? レンリと似た着物に衣装が替わっている。 どうやら、私を通して最初から外の様子を見てた? に違いない。
新しい姿を姿見に映して全身チェックしている様はどうしみてもおニューの一張羅で浮かれている子供だ。
やだ、なんかかわいい!? などと見とれていると。
大丈夫だよお姉ちゃん。いつかボクがお嫁さんにしてあげるから、そんなに見とれなくてもOKだよ? と舌を出して茶目っ気たっぷりに言ったのだった。
いや、かわいいけど、最初のごついのが本性だとちょっと………
コイツ猫かぶるの上手いな等と思いながらクエストを達成したので、少年を連れて外界へと意識を浮上させる。
「あまり、どんな相手でも倒せると過信せぬ事だよ。
くれぐれもね、油断は禁物だよ、心せよとね――!」
なろうコン2次選考は落選してしまいました。 まあ落ちる気がしたのですが、いざ落ちてみるとショックですね。
うーん、ほんとにねー。 ってことで、また来年に挑戦になります。一作品ぐらい応募用作品を書くかもです?
メルフィのビューが安定しなくなってきました。伸びるのが、ちょっとバトルが長すぎるかなあ?
ネクロノミコンの主やっぱアルアジフが真名なのかなあ?




