呪いについて
あまりにもお話の内容が分からないのでアクセルターンです。
誤字脱字、名前などの変更をする可能性がそれなりにありますが、ご了承ください。
相手の能力を推し量るだけではなく、アイテムの鑑定から、バフデバフ、体調やかかっているの呪いにまで、効果があるという超レア能力だ。
こういったタレントはレアで、生まれつき特殊な血統や、曰く付きでないと持つことができなのだけど、私は平凡なエルフの生まれでありながら、超強力な観察スキルを生まれつき持っている。
それによれば、リディアのクラスは大盗賊で間違いはない。 Aランク相当という、ほんとにこんな場所で出会う相手としては強力な盗賊だった。
ただ、エンシェントエルフの生まれで、大魔女のクラスを持つ私にはかなわないだろう?
例えここで戦闘になったとしても不意打ち出なければ負けることはないと思われた。
パラメーターが筋力B、早さA、耐久C、賢さA、魔力Eといういかにも盗賊にありがちな、能力構成だけど魔力以外がほぼ平均Aランクで、かなりの強さを誇る。
魔力Sランクの私でも不意打ちされれば厳しい相手だった。
私のパラメータは、筋力D、早さA、耐久E、賢さA、魔力SSという偏った物だが、魔女に筋力は不要なため除外して考えてもいい。
賢さSにとどかないのが若干不満なところだったりするがこれは、まあ置いておく。
ここにスキル実戦経験による技量などが加わり総合的な強さが決定されるのだけども、
スキルまでを鑑定する能力は私にはない。
意外にショボいと思ったかもしれないが、相手のステータスからおまけに健康状態まで分かるというのは鑑定系のスキルとしては破格なのである。
本来鑑定スキルは、物質に対してのみ働くので、相手の能力を読み取れるだけかなりのレアスキルなのだ。 これで勝てない相手や危険な相手は予め予想をたてらるのだ。
私が賢しく立ち回ってこれた一つの理由としてこの魔眼・真意慧眼によるところがある。
最も、この能力は、ほぼ隠しステータスであるため冒険者協会のステータス管理表にも記載されていない。
話が壮絶にそれたが、リディアのパラメータが、私を上回る物でないことを確認してから呪いの解析を発動する。
バットステータス・呪術・活動封印・魂――
そこでハッと我に返った。 何なの魂の活動封印って、期限が来ると死んじゃうヤツじゃないですか。やだー!
「あなた、これどこでもらった呪い? こんな強力な呪いなんてそうそうかけられる物じゃじゃない!」
「イヤー、私も守秘義務があってね。 前に受けた大仕事の、代償ってヤツ? 規約違反は命までもらうってヤツなんだけど。 同意書にサインしちゃってね。 結果がこれよ」
「でも規約に違反しなければ呪いは効果を発揮しないはずじゃない? そんな強力な呪いなら尚更」
「私もそう考えたから同意したんだよね、イヤー参った参った」
「そう、やっちゃったのね。規約違反?」
「それがその、おいしい話につられてついね、おかげで儲かったけどこのざまよ」
「……それ、私じゃ直せないわよ。 Sランク超えてるもの? 測定不能って出るわね。
まさかのEXランクだわ。こんなのSランク冒険者でも剥がせないじゃない?
短い余生だったわね。 ご愁傷様……」
私は手を合わせて祈った。 ここで死なれたら、間違いなく呪いの余波を受ける羽目になる。 こんなことで死んじゃったらせっかくの人生が台無しよ!
「え、治せないの? Sランク相当の魔女様が治せないなんて、おかしいよね!?」
「だって、計測不能ですし……」
「待って、せっかく九死に一生を得他と思ったのよ。 魔女様とで会わなければほんとにやばいところだった。 お願いだからなんとかして、何でもしますから!?」
「今何でもするって言ったね?」
「体と心はダメだかんね!」
まあ、ノリで言っただけだけど、難題だった。 EXランクの呪いを解く方法なんて、そうそうない。 強力な魔力を持つEX級のアイテム出なければこの呪いは解けないだろう。
そう、あの禁書のような!? 待って禁書は牢にぶち込まれるときに、取り上げられてるから使えないし」
「解けないなら死ぬまでついっていって、アンタにも代償払ってもうらうかんね」
これはかなりやっかいな問題だった。 何せランクが一つ上とは言え早さなんかのステータスは完全にリディアの方が上だった。 ストーキング系スキルを持っていると文字通り死ぬまでおいまわされるだろう?
口調はお気楽そうだが、リディアは本気だった。 目が笑っていない
土曜日にまた更新予定です