おいしい海産物
さて、夏と言うからには海だ――!「何回やるんだろうこの展開」
エステルに聞いたら、湖の下流に浜辺があるとのことで地図を書いてもらい。
予め箒でそこまで下見してきた。
うん、十分泳げそう。 よし、ここに転移の魔方陣を設置して、
蚕の糸で作った、水着を身につけて、水場狩りをするのだ。
熱い熱い夏にはいい気分転換ができる。
メンツはいつもののメンバーを連れてきている。
リディア、エステル、レンリである。 レンリには散々抵抗されたものの連れてきた。
見せる相手がいないと寂しいだの、エステルがゴネたためである。
こういうとき求められるのは水着の個性とか多様性な気がするのだが、残念ながら、蚕の糸ではそういういい感じの者ができなかったので、エステルに糸を紡いでもらった。
私はパレオつき水着で決める――オーソドックスである。
こういうときは見た目重視である。 例え自己満足であったとしても。
リディアは一人だけ蚕性の、撥水加工のスーツ系だ。
多分あれで、何かを狩りに行くんだろうなあ……
エステルはなんか、スク水着風の変わったのを着ている。 うーんあざとい。
レンリは普通にトランクスタイプだった。 ふんどしとかじゃなくって良かった。
リディアはさっさと海洋生物を狩りに出かけてしまったので、残ったメンバーは、エステル、レンリである。うーん、4人いないとと遊びにくい。
ただ、遊ぶと言っても、身体能力に大きく差があるので、やることに困ったのだろうけど。
私はとりあえず泳ぎに行き、エステルは、シャイなレンリに水着を見せびらかして、遊んでいるようだ。
うーん、やっぱり来るのがいささか早かっただろうか? メンバーが少なくてやることがない。
レジャー向け施設、とか、そう言うのも当然のようにないので、浜辺は貸し切り状態。
モンスターが出たらセルフで倒すしか二といった感じである。
まあ、折角なので泳ぎ倒す。 これも健康の秘訣だ。
昼頃になって、そろそろ休憩するかあ、いくら運動能力が普通の人より高くても、そう長く泳げるはずもない。
リディアなら泳げるだろうけども、私の身体能力では1時間も泳げばバテてくる。
軽い疲労を感じながら浜辺に戻ると、
「魔女様これ繁殖できませんか?」
というエステルが持ってきたのバケツにはタコだった。
たぶん、この辺りにいる雑魚モンスターである。
ヌルヌル動いていていかにも気持ち悪い。 こんなもの何に使う気なんだろう?
「繁殖させて、レストランのタコ料理メニューを増やすんです」
「ですよねー」
想像はしていたけど料理だった。
エステルの後ろの方で、既にレンリがタコを火で炙っているし。
「うまいぞ、お前も食うか?」
といって差し出される。串焼きのタコの丸焼き――ちょっと豪快すぎるんじゃないのこれは――
とおもったが、次々とタコを焼き上げるレンリの手並みは真剣で、何事にも手を抜かないのだと感心した。
口は出さないでおく、しかしタコの丸焼きとはなんかグロいなあ。
せめて足だけにできないものだろうか、とか思いながら、足を食べていく、本体は、まあ捨てるかな?
しかしタコっての繁殖かあ、私はタコのことは詳しくはない。
みずうみにいれても、まあ、繁殖しないよね。
小規模な水槽じゃあ、あまり意味ないし却下かな?
一夏の思い出にとって置くといいよ、タコ料理……
その後リディアが持ち帰った、海産物で家の食糧事情かなり良くなりました。
さて、次回からラストバトル? え、これスローライフじゃないのって展開になります。
まあ、伏線とかはいろいろ張ってきたし、今更かなあとおもうので、お付き合いいただけると助かります。




