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レンリと、過去の記憶

レンリ視点かな? 一応

 魔剣士レンリ――彼の者は、大陸に名をはせるという魔剣使いだ。 勇者パーティなど華々しさこそないものの、その実力はまぎれもなく、偉大な剣士のもので彼ほどの刀使いは世界でも5人はいないとか言う噂を聞く。


 魔王配下の一人を仕留めており、その功績と賞金で名前をはせたとかなんとか?

その後隠居し、ひたすらに刀を作る作業――スキル魔剣鍛造である。

 彼の作る業物は世界でも指折りであり、どちらかと言えば剣士としてよりも、鍛治師としての方が功績が大きいと言えた。


 焔のような紅い髪の毛に、東洋の装束、出で立ちはまさにそのフェンサー

 何より意思を感じさせる大きな隻眼の鍛治氏だった。


 着物から片腕を通さずに腕をむき出しにして歩く様は、相手を威圧することだろう。

 紅い髪にに、蒼色の着物は、東方以外では珍しく、異彩を放つその姿からも魔剣士の異名をとる。


 実力は高く、ガチガチの戦闘タイプ――


 筋力A、耐久B 速さC、賢さE、魔力C、幸運Eと高いステータスを誇る。

総合評価値はAランクである。 知られている技能は刀を鍛造することだとされるが、詳細は不明である。


 鍛治氏としてはSランクであり、相当な能力がある。

が、彼を偉大とするのは魔剣鍛造のユニークスキルであるとされる。


 まあ、今回の事件でレンリの評判はガタ落ちだろうけど、そういえば東方の出身だというのに焔の神と、レンリという名前はあまりそれらしくない。偽名か通り名なんだろうか?


 さて、レンリが目覚めるまでの間に王城に急いで、このの次第を、メルティーナことエステルに相談して打ち合わせする。


 決まった結論は、鍛治師というポジションハトシの発展に欠かせないので、仲間に引き入れるという者だった。


 はてさてうまくいくかどうか、後はエステルの演技にかかっている。


 遠巻きから見守る形で、メルティーナに扮したエステルを見守る。



――悪い夢だ。祖国を追放される頃の夢だった。


 当時鍛治屋の子供として、俺は当時は、まだ少年であり、神童と呼ばれる。

才能の持ち主だった。


 だが、ユニークスキル魔剣生成は絶対に使ってはいけないと、鍛冶の師である父親から、厳命されていたのだった。


『そのスキルは今のお前では扱いきれない。使えば必ず身を滅ぼす!

 まずは儂のもとで、鍛治氏として、一人前になることだ。

 そういう父親に決して使えぬようにと、魔眼に封魔の眼帯をまかれ、利き腕である右腕には、封印の布でぐるぐる巻きにされていた。


 この布は決してほどいてはならぬと、誓わされていた。


 いつの頃からだろうか、得もいわれる渇望にとら割れるようになったのは、魔剣を打て、鍛えろ! 


 ――聞こえる。 確かに声が聞こえる。 ――神様の声が聞こえる。


 そんな野郎は決して神なんかじゃねえって今なら言える。

 が、当時の俺には分からなかった。 俺は声に洗脳されるように封魔布をはずし魔剣を鍛えた。


 カンカンと、鍛えるほどに欲求はさらに増し、それは止まることを知らず俺を支配していった。


 布を外したことは決して父親(師)には伝えず、隠れて、数週間わたり、魔剣(刀)を打った。

 カンカン―― カンカン――、カンカン――

 打てば打つほどに止まらなくなる。


それは次第に頻度を増して、だんだんと、止まらなくなっていった。


 見れば俺は血ぬれの刀を手に血に伏した父親だった物をみわたしていた、もう動かないかないそれを見下ろし、思った。


 ああ、今宵の刀はよく切れる――と、試し切りがしたかったのだ、欲求は次第に強くなっていき、その後覚えているのは――


 封印の布を外せば取り返しのつかないことが起きると、固く誓ったことと、国を追放されたこと、本当の名前さえも、もう思い出せないこと、だった……


 片腕と固めを封印された。俺に残ったのは一振りの魔剣(刀)と、半端な鍛治師として、の技能だけだった……

水曜更新止めようかと思ってます。

 まあ、ビューもそこまで上下しないし、ツイッターも更新しないので、途切れさせず更新とかするより、

4作目とサキュバスの娘の方も更新できた方がいいかなあと?

4作目は具体的にはまだ考えてもいませんが…… 賞に応募できるのがいいなあ。 週一でも、更新速度的には十分かなあと?

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