34. Place: 渡り廊下 襲来、2人目③
Time: 昼休み
まだ続きます。
その事件以来。俺はエドワードと共に育った。彼と同じ修行もやり遂げた。
俺の出自についてエドワードは何も聞いてこなかった。けれどなんとなく察しはついているのだろう。
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「ミカエルっ!おいミカエルっ!起きろ!しっかりしろっ!!」
「目が開いたぞ!おい、意識はあるか?わたしたちがわかるか?」
「ミカエル様お水です、お飲みになってください!」
ーー長いこと意識を飛ばしていたようだ。
3人が心配そうに俺の顔を覗き込んでいた。
「ああ、悪い、少し、動揺したんだ。」
「よかった、心配したんだぞ、なんか雰囲気違うし、ぶっ倒れるし、ほんとにどうしたんだよ?」
「ーーミカエル、話せるか?」
「ああ、もう大丈夫だ、心配をかけた。」
俺は少しずつ話していった。
俺のこと、あいつのこと、俺が今わかることを。
「黙っていて悪かった。俺はシュラハト帝国元第ニ皇子、そしてあいつはクーデターにより王族になり変わった現第一皇子だ。
あいつの能力は『加増』。
突然変異の例外型で、当時6歳のあいつの能力によって俺たちは負けたんだ。
人と武器を能力で増やし、大群を作り上げ、一夜にして王城を攻め落とした。
俺と兄さんは命からがら脱出することができたが、兄さんが生きているかはわからない。
もし生きていたとしたら、レンヴル王国ではない別の国にいるだろう。
そんな皇子がこの国にやって来た。理由は一つだ。」
「ーーーお前、か。」
「ああ、俺とやつに面識はない。しかしどこかで俺の情報をつかんだんだろう。」
「元皇子の存在が発覚したから、皇子の留学に隠れて探ろうって魂胆だな。」
「そういうことだろう。幸い、俺のこの髪色はシュラハト帝国では王家のみの色だったが、この国では似たような色がたくさんある。11年も経って俺も変わったんだ。見た目だけでバレることはない。
それに、俺が伝えたいことはこれだけじゃないんだ。エドワード、お前ならもう分かってるだろう。」
「ああ、ここからは俺が話そう。ミカエル、ありがとう。休んでくれ。」
「....すまん、すこし、.....ねむらせてもらう。」
「オリビア、ヒルデ、リヒターはミカエルだけの脅威ではない。僕の想定する最悪の結末のうちの一つ。リヒターはその鍵を握っているんだ。」
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ミカエルが眠りについてすぐの頃
「...こいつ、ただのテキトー野郎かと思ってたけど、こんな重いもん背負ってたんだな。」
力に、なりたい。わたしも、こいつのチカラに。
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詳しくはな書いてなくてちょこっと触れてたんですがミカエルの髪色は黒です。
茶色っぽいとか青みがかったとかではない、
純粋な黒。黒く輝くような漆黒の髪色です。
目の色は考え中、特徴的だといっぱつでバレるので、どの色の組み合わせが1番自然か考え中です。
多分どっかで設定ねじ込みます。




