33. Place: 渡り廊下 襲来、2人目②
Time: 昼休み
ミカエルの過去です。
俺がエドワードと出会ったのは6歳ぐらいの頃だった。
俺と共に居た従者は、瀕死の重症で俺自身も火傷の跡が酷くまさに虫の息だった。
命からがら逃げ切ったと思ったらモンスターの群れに襲われた。
普段なら大したことはないだろう。だが戦う力など残っておらず、俺は死を覚悟した。
そこに現れたのは当時6歳のエドワード。
モンスターを全滅させ、俺たちに応急処置を施し、仲間を呼んで俺たちの命を救ってくれた。
あとで聞いたのだが、エドワードは修行の一環として、国境付近に現れたモンスターの大群を一掃する任務の途中だったそうだ。
そして俺の身に付けていた装飾品から何かを察したテセウス様が国王に掛け合い、従者に伯爵、俺に伯爵令息としての仮の身分を与え、レンヴル王国に住む許可を与えてくれた。
今でも目に焼き付いて離れない。あいつの能力によって現れた敵の大群、止まらない砲撃、矢の雨、炎で囲まれた王城。
父と母は俺たちを逃すために犠牲になった。
俺は昔、シュラハト帝国の皇子だった。
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当時のテセウス
「(エドワードの知らせを受けて来てみれば、どういうことだ、この子供のつけている装飾品のマーク。これはシュラハト帝国王家の紋章。ならばこの子供は皇子?いったいどういうことなんだ。)」
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これがミカエルのとある事件で、エドワードに対する大きな借りとなる出来事、そして彼の大きな秘密です。




