31. Place: 侯爵邸前
Time: 朝
ルカにミカエルとヒルデ嬢のための魔道具を作ってもらった。
僕の魔力とオリビアの魔力を用いた物らしく、相変わらず原理はさっぱりわからないが、これをつけることでオリビアの時間停止の魔法のみを無効化することができるらしい。
さらにそれぞれ2人の髪を材料に入れたらしく、当人にしか発動できない作りになっているらしい。天才だ。
さらに、4人共通のペンダント。
これも原理はさっぱりだが、魔力を込めることによって簡単な意思共有が可能になる代物だ。
同じようにそれぞれの髪を作る際に使用したらしく、当人のみ扱うことができる。
デザインはそれぞれ変えて違和感のないようにしてくれた。
これらを渡すために学校に行く前に侯爵邸前に集まってもらった。
僕は黒と赤のブレスレット、そしてペンダントをそれぞれに渡した。
「この前の瞬間移動のやつといい、色を吸い取る指輪といい、お前の弟相変わらずすっげーな。」
「もっと褒めてくれて構わない。」
「すごいな、なんかこうぴったりフィットする感じがする!弟くんは何歳なんだ?ほんとにすごいな!」
「もうすぐ12歳になる。ありがとう、弟も喜ぶ。」
オリビアも合流して、早速テストをして性能を確かめた。
時間停止を初めて経験するヒルデ嬢は興奮状態になった。
ブレスレットもペンダントも問題なく機能したので、僕たちは学校に向かった。
そして放課後、ミカエルとオリビア達を迎えに行こうとした時、先生から頼まれごとがあった。
「ベイリー君、明日隣国の王子が転入してくるんだ。案内を頼むよ。」
「分かりました。ずいぶん急なんですね。」
「確かにね、変な次期での転入だけどまあ、留学なんてそんなものだろう。」
「隣国?.....いや、まさかな...。」
「ミカエル?どうした?」
「いや、少しな、気になっただけだ。気にしないでくれ。」
「そうか...。」
ミカエルのいつになく深刻な雰囲気に僕は嫌な予感を覚えた。
そしてだいたいこういう時の予感は的中するのだ。
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その頃のレディース
「遅いですわね、エドワード様たち。」
「あーまたイチャイチャしてるんじゃないか?」
「可能性大ですわね。」
「ならわたしたちもイチャイチャして待ってればいいんだ!」
「名案ですわ!」
ほのぼのしてました。
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なんとなくお分かりかと思いましたがルカは希代の天才です。もちろん『創造』という能力も関係ありますが特殊な特注の魔道具を完璧に作りあげられるのは世界で彼一人です。彼の能力も実は秘密にされてたりします。
オリビアファンクラブ会員たちの中でののヒルデの株は爆上がりです。
うなぎのぼりをかっ飛ばしてのぼり龍の勢いです。




