19. Place: 侯爵邸 閑話 兄君と僕
Time: 昼前
一部、ユリウスの一人称修正しました。
今日はオリビアの兄君に呼ばれて侯爵邸にきている。
先日のパーティーのことで話があるようだ。
「失礼します。ユリウス様。お話とはいったい?」
「よく来たね!!エドワード!入ってくれ!相変わらず硬いな、ぼくのことは兄と呼んでくれと言っているだろう!」
「失礼しました義兄上。ところで、お話とは?」
「ああそうだったね、すまない。まあ掛けたまえ。」
そう言ってソファに座るといつになく真剣な表情で切り出してきた。
「先日のパーティー、オリビアも君も言い寄られて大変だったそうだね?」
「(僕も?)すみません。オリビアによってくる物たちが後をたたず、相変わらずでした。」
「そうだね、ぼくが学園を卒業して1年。今ではぼくも婚約者がいるから、オリビアのエスコートは完全に君の仕事になったよね。」
「はい。」
「ぼくがいなくなったからと言って周りにチャンスだと思われている現状をぼくは許せない。それに今の状態では彼女に大変な思いと悲しい思いをさせてしまってるのではないかな?」
なんだか義兄上の笑顔がだんだんと黒くなっていく。部屋の温度も下がったように感じる。
「ぼくはねエドワード、オリビアを守ってあげたいんだ。彼女に害をなす全てから。だからぼくは常に完璧にオリビアを守ってきた。そして今はそれが君の役目だ。全てからオリビアを守り、絶対に幸せにするんだ!」
いつになく真剣な態度で義兄上はそう力説する。
「なぜ今こんなことを言うかというとね、今から新学期まで、諸侯の誕生日や記念日、そして国の行事などパーティーひいては社交行事が山ほど予定されているのはわかってるよね??」
「はい。存じております。」
「そこで、君には今から対オリビアを狙う男どもの特訓をしてもらう!!!」
「はい。..はい!?」
「期間は3日!!もう最初の行事はそこまで迫っている!!!ぼくもスパルタでいく!守りの極意を伝授してやろう!!!」
「返事はっ!??」
「え、あっ、はい!」
こうなると義兄上は止まらない。
....義兄上の能力は絶対防御で、エスコートの際には話術等での牽制以外に物理的に見えないバリアを男どもが寄ってくる時展開していたそうなのだが....
僕には物理的に真似できない。
若干のあきらめを感じながら少しズレたスパルタレッスンが始まり、僕は3日間死ぬ気で技術の習得にはげんだ。
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「あの、ところで義兄上はどこでその情報をお聞きになったのですか?」
「ああ、先日ミカエルに会ってね。その時に彼が色々教えてくれたんだよ。」
「そうだったんですか。(あいっつこの野郎。次会った時にシめる。)」
「そうだミカエルも呼ぼうか。」
「ぜひそうしましょう!」
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お兄様登場しました。
ユリウス・ホーラー、19歳
卒業後、気の良い公爵令嬢と婚約しました。
彼もモテ男くんです。そして、オリビア傷つけるやつ絶対許さないマンでもあります。
エドワードはお気に入りで実の弟のように思っています。(当然その弟も)
必然的に彼の幼なじみのミカエルとも仲良しで、ミカエルの受難の原因その2でもあります。
(その1はエドワード)




