18. Place: ダンスホール 終了
Time: 夜のはじめ頃
パーティー編終了です。
今日はオリビアにしては珍しく黙ったままだ。そのせいもあって今どれくらい時間が経ったかわからない。
あの時ミカエルのことを見なければ僕はシャンパンなんて手に取らなかったんだ。
というかあいつがシャンパンなんて飲んでなきゃ良かったんじゃないのか?
今回の試練は間接的にあいつのせいって言えるんじゃないか??
(※彼は疲労で思考が偏ってきています)
そういえば、僕が試練に耐えている時、必ずと言って良いほどこいつがそばにいる。
(※なかよしだからです。そもそもいつも一緒です)
なのになんで僕だけなんだ。何度その顔をはたいてやろうと思ったことか。
(※思うだけじゃなく実際にはたいてます)
よし、殴ろう。
なんて物騒なことを考えていたとき耳鳴り共に色と世界が戻ってきた。
すーーーっ、ふぅゥーーーーー。
ゆっくり深呼吸をしグラスの中のシャンパンを飲み干す。
やり遂げた達成感と、謎の憤りと、高まった感情を解放すべく、
自然な流れでソイやッ!!と渾身のボディーブローをミカエルにお見舞いした。
ぎゃあぎゃあ騒ぐミカエルを一時無視し、オリビアを振り返ると、すっきりしたような、羨ましがっているような複雑な顔をしていた。
その後は滞りなく進んでいき、試練のパーティーは幕を閉じた。
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ぎゃあぎゃあの一部
「何でやねんっ!」
「だから俺のセリフだっつーの!!」
「フッ、すまない、愛情表現だと思ってくれ。」
「なんで今??いつもそれで片付けるよなお前....」
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という事があったので彼はオリビアの勇姿を見ていませんでした。
そしてオリビアは言葉通り愛情表現だと思ってるのでちょっと面白くありません。
彼女的1番のライバルは実はミカエルだったりします。
そしていくら仲がよくてもボディーランゲージはいけません。真似しないでください。
彼らは特殊な例です。