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時を止める君と幸せになりたい僕  作者: TWOPIECE
第1章 気づきと奮闘
12/44

11. Place: パーティ会場 〜回想⑤戦乙女〜

Time: 宵


回想終了しました


魔術の補足追加しました。

「ホーラーさんが倒れるなんて珍しいわね。入ってきたときは驚いたわ。」



「騒がしくしてすみません。少し...疲れていたんでしょう。」



彼女は今、硬い眠りの中にいる。

魔力を使いすぎてしまったようだ。



魔術と魔法では、魔法の方が大量に魔力を使う。

タイムラグが生じる代わりに、魔法に加えて少ない魔力で発動できるのが魔術のメリットの1つなのだ。

術式を通しているので、魔力を抑えることができ、また術式を強化することで魔力を使用せず術を強化することもできる。

それに対して、魔法は本人が魔力をそのまま放つので

そのままの量を使う。大規模な魔法ほど魔力を消耗するのだ。



長く時間を止めていたことももちろんだが、時間を止める中で、止めない者を選び、魔法の対象から外す方が魔力を消耗するのだろう。



「こんなに消耗したホーラーさんは初めて見たわ。起きたら無理をしないように言ってあげてね。」



「.....はい。私も注意を払います...。」




ーーーやはり、知られてはいけない。



僕の想定する最悪の事態とはオリビアが死んでしまうということ。

さらにオリビアの死までの道のりはいくつかのパターンが考えられる。

その全てが、オリビアが戦乙女(ワルキューレ)に選ばれることで始まる。



オリビアの能力は攻撃系ではない。

しかし彼女は癒しの魔力ではない、例外の魔力を持っている。



戦乙女は『戦闘向きの魔力』を持つ者の中から選ばれる。つまり、戦闘に使える能力なら攻撃系でなくとも戦乙女に選ばれる可能性があるのだ。



オリビアは大規模な魔法として時間停止以外に、時間を止めない者を選択し、それ以外の時を止めるということが可能なのだ。

サポート系ではあるが、かなり戦闘に有利な魔法だ。

騎士団、他の戦乙女以外の時間を止め、魔獣を倒す。これ以上に安全かつ、迅速で被害を最小限に抑えられる能力はないだろう。

さらに彼女の能力は魔術のデメリットであるタイムラグ問題を解決できる。

絶対に重宝され、必ず戦乙女に選ばれる。

彼女の選択肢が決定されてしまう。

 


しかし、もしオリビアの能力がそのような使われ方をしてしまったら、彼女は確実に魔力を激しく消耗し、最終的には魔力欠乏で命を落とすだろう。





ーーーだからこそ絶対に知られるわかにはいかないのだ。オリビアのいくつかの死へのパターンのうちの一つ、その鍵を握る我が国の時期王位継承者

ルミエル・レンヴラントには...




ーーーーーーーーーーーーーーー


エドワードの脳内


「緊急警報発令!!発令!!」


「王子の接近を確認、ただちに僕的接近禁止令を発令!!」


「速やかに自然に距離をとり、最低8メートルの間隔を確保せよ!!!!」



ーーーーーーーーーーーーーーー


エドワード、お姫様抱っこで保健室駆け込みました。お姫様抱っこで来たらそれは驚きますね。

保険医さんは二重の意味で驚いています。


この世界の女性の魔力タイプは

攻撃 治癒 その他(例外) の3種類で

治癒 >>>>例外 >攻撃 くらいの比率です。

男性の魔力タイプは

属性(火、水、雷とか。) と、その他(例外)で

属性 >>>>例外 です。


例外の魔力は突然変異でもない限りは遺伝です。

家族でも同じ系統の能力が発現するわけではなく、それぞれの能力はバラバラです。


例を挙げるとオリビアの時間干渉、創造、絶対防御、無効化、破壊、などなどがあります。


そしてエドワードは冷静であれば切れ者です。

彼が立てた仮説はオリビアが猫?の時間を止めなかったことを見て能力を把握して立てました。


彼が気づいたいくつかのパターン、これってつまり.....

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