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第二話 最奥学園 5

そして今、五時間目、授業は英語です。教師何言ってるかサッパリです。


ここは日本なんだから日本語使えよっ!大体俺、日本出るつもり無いし、もし出たとしても通訳人がいます、紗癒と心優って言う英語得意な姉妹がね


はっきり言ってね高校の授業って、社会でほとんど役に立つとは思えないんだよね


こんな感じで高校の授業のいらなさといったらレポート提出できるくらいだよ?






とまぁ、お喋りはここに置いといて、ただ授業が嫌なだけなんだけどね


今、俺はというと、寝てませんよ?外を見てます。


いやぁ〜、いいよね〜、景色ってさ見るたび見るたび変わるじゃん?まぁ特に雲なんだけどね、ほんとに飽きないよ?でもね曇りとか雨の日は最悪だよ?何も変わんないんだもん


景色と言えば昨日はホント行けてよかったね病院、あの海とかはきれいだった。自然の宝物だよね?また行きたいよ


あれ?そういえば誰かと会ったよね?誰だっけ?…………。


「夏紀くん」


うおっ!ビックリしたー、考えてる最中に呼ばんでください。今授業中だよ?


「な、なんですか?」


「あの、そのね、ちょっと聞きたいことがあるの」


なんだろう改まって、結構重要なのかな?


「えっとね……その〜」


「なんでしょう?」


「紗癒ちゃんのことなんだけど」


「紗癒?」


え?紗癒がなんかしたのか?学校ではおとなしいはずだが(多分)


「うん」


「紗癒が何かしましたか?」


「そういうことじゃないんだけど、えっと、その、あるの?」


悪いけど話の主旨が、わからないんですけど


「え〜っと、何があるんですか?」


「だからその…ね?したこと…あるのかな〜って」


少し苛ついてきた、言いたいことあるならちゃんと言って欲しい。


「瑞穂、言いたいことあるならハッキリ言いなさい」


「は、はい、さ、紗癒ちゃんと…その…キ、キスしたことあるの!?」



「………は?」


何が悲しくて姉とキスしなきゃいけないんだ?確かに弟から見ても美人だと思うよ?でもさ紗癒だよ?……ありえない。


ってかどっからの情報だよ?言いふらした奴に、焼き入れてやんねーと 気が済まねーんだけど


「瑞穂、それ誰に聞きましたか?」


「さっき紗癒ちゃんが、お別れの〜とか言ってから、もしかしてと思って」


「はぁ〜」


(あのバカ姉〜!!)


「そ、それでどうなの?」


「……まず、無いです」


「なになに、何が無いの?」


またもや、楓が会話に入り後ろが賑やかになる。


「後ろ三人、静かにしなさい」


おっと今回は、ちゃんと注意する先生だ


「は〜い、で、何の話?」


「…いえ別に」


「ミズ?何の話?」


「え?あの…紗癒ちゃんのこと」


うわ言っちゃったよ〜、もう知らね


「紗癒お義姉さまの?」


今、字おかしくなかったか?ってか楓、何故にお姉さま?


「う、うん」


どうでもいいけど、今日天気いいな〜


「内容は?」


「え?えっと……その」


ちらちら見るな!適当に誤魔化せ


「言えないの?もしかしてボクだけ仲間外れ?……ぐすっ」


嘘泣きは卑怯でしょう。


あ〜終わった、瑞穂、嘘泣きに弱いからな〜


「あ、あのただね、紗癒ちゃんと夏紀くんが……その……キ、キスしたの?って話」


ただの話じゃねーだろ、ヤバくて近親相姦だぞ?


「…………キス?」


「で、でもね、二人はしてな……」


「バカァーーー!!」


「がはっ!」


叫びと同時に繰り出された、楓直伝首チョップ、食らいたくなかったのに……。




そのまま意識を手放しブラックアウト


なるべく感想をお願いします。どこが良かったとか、こういう所がダメ、みたいな感じで、自分ではあまりよく分からないので、お願いします。

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