14.現状確認
一先ず、改めてスキルの確認をしよう。ここもいつ気付かれるか分からないから、レベルアップしているスキルを優先的に見ていく。
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l時間停止(2/5LV 消費MP:最大MP-1 祝福スキル)
l-MPが2以上の時発動できる。
l-このスキルは、祝福スキル以外ではレジスト出来ない。
l-消費MP1につき、0.2秒時間を止めることが出来る。この効果は、MPが残り1になるまで
l 止めることが出来ない。
l-発動後、10分間MPの回復が出来ない。
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2LVになったことで、MP1当たりの止めれる時間が伸びている。が、依然として使えばMP1まで減ってしまうのは変わっていない。使ってしまえば以前と同じように、戦闘が出来る状態じゃなくなって、最悪気絶だ。もし、獣や魔物を全滅出来たとしても、その後『お代わり』が来ればオレに抗うすべがない。本当に、最後の手段として頼ることにしよう。
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l鑑定の魔眼(2/5LV 消費MP:1/1回 ユニークスキル )
l-MP1以上の時発動できる。ただし、右眼に著しい損傷がある場合使用できない。
l-右眼で鑑定したいものを見ると、『鑑定(5/5LV)』と同等の結果を得ることが出来る。
l 任意発動可能。
l-過去の鑑定記録を右眼に表示することが出来る。
l-『魔眼』は、『魔眼』・『祝福スキル』以外でレジスト出来ない。
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新しく出来ることは、過去に見た鑑定記録を見ることが出来る。そうだな、偵察とかだと便利かもしれない。一度見て、即撤退で、安全な場所で対策を立てる。相手に強力な敵がいる時に使おう。
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l絶対記憶(2/5LV コスト無し ユニークスキル )
l-任意で発動状態と発動待機状態に切り替えられる。
l-五感情報を忘れなくなる。また、スキル保有者の情報再現行動にボーナスがプラスされる。
l-あらゆる記憶を忘れることが出来なくなる。就寝時に情報整理が行われるようになる。
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寝るたびに記憶の整理で地味にダメージを与えてくる『絶対記憶』だが、今度はオンオフ切り替え機能が増えた。これは地味にうれしい。記憶整理の回数を減らせるかもしれない。
祝福とユニークはこれで全部見た。あとは普通のスキルだな。
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l統率(1/5LV コスト無し スキル )
l-1人以上の同行者がいる場合発動できる。
l-同行者が、スキル保有者の指示に従う時にのみ、全ステータスに常時+5補正
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l擬態(1/5LV コスト無し スキル )
l-適正装備時、常時発動可能。
l-周囲の環境に溶け込み、『隠密』スキルに+1補正。
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l剣術(2/5LV コスト無し スキル )
l-剣類の装備時、常時発動可能。
l-剣の扱いが上達する。以下の『アーツ』が使えるようになる。
l
l○『パワースラッシュ』-消費MP1 魔力を剣に纏った一撃。CT10秒。
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『擬態』と『統率』は0LVからのレベルアップ、剣術は1から2へのレベルアップだ。一番欲しかったのは『擬態』。ステータスに表示されていないスキルは調べることが出来ないため、『隠密』が如何いう効果なのか分からないが、恐らく敵にバレにくいというような効果なのだろう。事実、茂みに入ってから『隠密』が発動出来ている感覚がある。ただ、1LVでどれほどの効果があるか分からない。油断はしないほうがいい。
それにしても『統率』って、ソーリスさんと歩いていただけで上がっていたのか?それだと、すげえ上げやすいスキルだな。
ステータスとスキルの確認後、3時間程経過した。幸い、未だに獣達には一回も遭遇していない。
『幸運』の仕様が良く分からない。隠れているときは無効化できるのか?遠目で何匹か熊が見えた時はあったが…。
休憩の間、MPが若干溢れそうになったので、あの激戦の中、如何にか割れずにいてくれたポーションを『液体操作』の増幅を使いながら飲む。…これめっちゃ苦くて不味いんだよな。よくモモちゃんは普通に飲めてたな…。
ポーションなのだが、別液体変化から作ろうとするとどうしても失敗した。宿屋で夕食の時に出された水をポーションに変えてみようと思ったのだが、上手くできなかった。ただの緑色の汁にしかならない。どうやら変換する液体は、オレが一定以上の知識が有るものしか出来ないみたいだ。
左腕を確認すると、狼に噛まれた傷は消えていた。モモちゃんも小壺一本個分位は飲んでたし、ポーションの中身は殆どオレが増幅した分なはずだが、問題なく回復出来ている。MPが残っている限り回復には困らないな。ポーションの小壺だけは割らないように注意しなければ。…取りあえず布で巻いておこうかな。戦闘中はどうせ飲めないし、すぐに飲める状態しておくより、割れ無いようにするのが優先だ。
再びMPが全快したので、移動しようと思い、腰を浮かしかけた瞬間、何か生き物の声が聞こえた気がした。慌てて浮かした腰を降ろして茂みに身を潜めると、声がだんだんこちらに近づいてきているのが分かる。だが、明らかに人の声でも、獣の鳴き声とも違う。声のする方向をジッと見ていると、人影のようなものが目に映った。しかし、大きさがすべて子供の身長くらいしかない。オレが言うのも何だが、子供だけでこの森に入り込むのは自殺行為だ。さらに近づいて来たそれは、緑色の肌に腰蓑のみのいで立ちだ。オレは先頭を歩く『それ』を右眼で見てみると、想像通りの名前が出てきた。
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l名前:ゴブリン・シーカー(ガガラ)
l種族(状態):亜人族(隷属)
lLV:5(327/500)
lHP:16/16
lMP:5/6
l攻撃力:12
l守備力:11
l行動力:24
l幸運 :7
l
lスキル
l-短剣術(1/5LV)
l-探知(1/5LV)
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やっぱりゴブリンか…。しかも、『探知』というスキル、恐らく索敵系のスキルだ。1LVと低レベルだが、此方の居場所がバレる可能性がある。さらに、先頭のゴブリンの背後には、大量のゴブリンがいた。多分30匹ほどで、手には短槍を持っていたり、弓のようなものを背負っている奴もいる。状態が隷属<魔族>である以上、魔族軍で間違いない。町のこんな近くになんで魔族軍が居るんだ?
ここで戦えば獣たちに察知され、先ほどのカオスな状態になりかねない。
(…ん?カオスな状況になりかねない?)
オレは、ゴブリンを観察しながら、ある一つの作戦を思いついた。
これが成功すれば、逆に狩りの効率化にもつながるし、試す価値はあるだろう。




