苦手ジャンルをちょっとだけ克服した話
※ コロン様主催エッセイ企画『2025振り返り』参加作品です。
2025年の振り返り企画ということですが──今年は何かと慌ただしかったですね。
特に秋以降は怒涛のような日々でした。詳しくは語りませんが、何しろ親世代が高齢な上にうちの夫婦も若くはないので、次から次へと色々なことが、ねぇ。
ぶっちゃけ、色々なことがありすぎて、どういう順番で誰に何が起こったのか、スケジュールアプリ無しでは思い出せません。
自分は元気でピンピンしてるのに、やたら病院や薬局ばかり行ってた気がします。
大阪に住んでるのに万博にも行けなかったなー……。
『なろう活動』の方も、終盤は不本意なものでした。
書いた作品も、時間をかけて練り込んだ作品は少なく、一発ネタみたいなものが多かったですし。
読み回りしてもあまり感想を残せず、活動報告への返信も滞りがちで、申し訳なかったです。
あと、自主的にやっていた『新着の短編エッセイは全部読む』活動も、残念ながら途切れてしまいました。落ち着いたら再開したいとは思ってるんですけど。
とまあ、ネガティブなことばかりを数え上げてもつまらないですし。
ちょっと良かったことも上げておきましょう。
自分にとっての今年一番の収穫は『苦手ジャンルだったホラーへの苦手意識が少し薄れた』ことです。
自分は小心者なので、あまりホラーとか好きじゃないんです。映画とかもあまり見ませんし、お気に入りユーザーさんの作品以外はまず読もうと思いませんし。
まあ、相互お気に入りユーザーさんの自主企画にはなるべく参加するというのがモットーなので、過去のホラー企画ではそれっぽい『なんちゃってホラー』でお茶を濁してきました。
でも、ふと気づいたんです。
「ホラーはほとんど読んでないけど、落語の『怪談噺』ならいくつも知ってるし、ああいう形なら自分にもちゃんとしたホラーが書けるんじゃないかな」と。
自分は子どもの頃から落語が好きで、この『なろう』でもいくつか創作落語を書いたり、古典落語を元ネタにした異世界恋愛ものなんかも書いたりしています。
正直、落語家さんの口調を真似た文体に関してだけは、そこそこ上級者だという自負はあります。
落語と言うと、あまり詳しくない方から見れば「何だか馬鹿々々しい滑稽な話をして、最後はダジャレみたいなオチをつける」ものだというイメージがあるかもしれません。
でも、中にはしっとりとした人間ドラマを描いた『人情噺』や、怖さを追求した『怪談噺』といったジャンルもあるんですよ。
その怪談噺の間合いで、ちゃんとしたホラーを書いてみよう。そう思って公式ホラー企画向けに書いたのが『【創作落語】水攻め怪談』(n6650ks)です。歴史の知識もちょっと絡めて、歌池らしい作品に出来たと思います。
これで手ごたえを感じて、別のホラー企画でも『月夜の帰り道』(n4673la)を書きました。こちらは落語口調ではないですが、話の作りは怪談噺をベースにしました。
おかげさまで、どちらの作品も狙い通りに、感想欄で『(途中までは)怖かった』というお言葉をいただきました。まあ、ついオチをつけたくなるのは関西人&落語好きのサガなんですけど。
もちろん、本格的にホラーに取り組んでいる方には及ぶべくもありませんが、自分なりに納得のいくものが書けたので、良しとしておきます。
小説以外の趣味も、小説の糧になるんですね。
この『なろう』で投稿を始めてから、未知のジャンルにも色々挑戦してきました。
まさかいい歳こいたオッサンになってから童話に初挑戦するとは、夢にも思ってなかったですね。
──そういえば代表作も歴史もの初挑戦でしたわ。
来年も、色々と新しいものにチャレンジしていきたいと思ってはいるんですが──冒頭で書いたような状況、少しはマシになってくれるといいんですけどね。
本文中に書いたホラーや、過去の落語関連作品のリンクを下に貼っておきます。
未読のものがありましたら、ぜひ覗いてみて下さい。




