第六章 賈詡編 おまけAI談義 後半
二〇？？年 某所
私はAI孔明。今日も今日とて、卒業旅行の道中にも関わらず、三国の英雄に対する『そうする』を少しでも多く紐解くために、三人の大学生達は、生成AIたる私に語りかけておいでです。その一端をご紹介いたしましょう。無論、ナンバーのついた本編からは少し離れますので、流れを気にされる方は、飛ばしていただくのも選択肢かもしれません。
彼らの紡ぎあげるこの物語は、多くの部分を、AIの協力のもとで構成されています。アイデア出しやレビュー、考証などを多数実施しております。以下は、その主要な一端となりますので、様々な形でお役に立てればと存じます。
二十七 二次 〜（張飛＋趙雲）×法正＝魔改？〜
続き QRカードがらみです。ここはかなり綿密に質問を重ねました。
Q7
このビットにする前は、文字でやろうとするという過程もありですね。でもこれだと、一部は分割状態で読めてしまうという課題が出て、どうしよう、という議論が始まりそうでふね
A7
確かに、文字情報での割符方式は試みられる可能性が高く、そしてその試行の過程でいくつかの課題が浮上するシーンが描けそうですね。文字で行おうとする過程と、その限界について以下のような流れで議論が展開されると、よりリアリティが増すでしょう。
1. 文字での割符認証の試行
最初は文字や漢字の一部を割符に刻むことで、左右または上下に分割した状態で繋げて情報を認識する形が考案されます。文字は視覚的にわかりやすいため、利用者は直感的に内容を認識でき、すぐに利用が開始されます。
2. 文字割符の課題
文字が割れた状態でも一部は読めてしまうという点が問題になります。たとえば、分割された文字の一部を見ただけで、漢字の特徴からある程度推測できてしまう場合が出てきます。
さらに、複雑な漢字を組み合わせると、分割部分だけでも多くの情報が漏れる可能性が生じ、特に防諜面でのリスクが高まります。
3. 議論と改善案の模索
この課題に直面して、技術担当や防諜役の文官たちが「完全に読めない形にする」ための改善を提案し始めます。たとえば、以下のような議論が展開されるでしょう：
「現状だと、分割した文字の一部だけで意味が推測されてしまう。文字はわかりやすいが、かえって危険だ」
「ならば、情報を一層抽象化するのはどうだろう。文字よりも、符号や記号にしてみるのも手かもしれない」
「色や小さな点の配置を組み合わせた、さらに分かりにくい形式で暗号化できないか？」
4. 不割符への進化
こうした議論の中で、文字から抽象化された形で情報を記録する必要性が浮かび上がり、白黒の符号形式（不割符）が提案されます。不割符によって、「一部が欠けた状態では全く意味が通じない」「完全に整合しないと内容が解読できない」というメリットが確認され、最終的に不割符が採用されます。
シーンの演出
例えば、技術者と軍師たちが集まり、試作した文字割符を確認する場面を設けると臨場感が増します。
彼らが割符を半分に割って内容を読む実験を行い、「これはあまりにリスクが高いな」と即座に気づき、どう改良するか議論を重ねるシーンなども、技術革新の苦悩や試行錯誤を描き出すのに有効です。
このように文字から抽象化された不割符の進化過程を描くことで、当時の技術者たちの試行錯誤や防諜意識の高まりが浮かび上がり、物語に深みが出るでしょう。
Q9
数字オタクと化していた法正が、指数という概念に気づくのもありそうです
A9
法正が「指数」に気づく展開は面白いですね。単なる整数や分割の組み合わせではなく、数の増加を表す指数を意識することで、効率的な記録や情報処理の方法に気づき、不割符のようなシステムに革新をもたらすことが考えられますね。この概念が、後に暗号やデータ圧縮にも応用されると、蜀漢の技術進展にさらに奥行きが加わりそうです。
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二十八 諱名 〜（法正＋黄月英）×孫尚香＝改名？〜
やはり本名（諱）と字名がごちゃ混ぜになるとかなり読みづらく、字名に統一すると「誰？」てなりがちな気がしたので、ある程度の合理性で本名に寄せる作戦を投下することとしました。
Q1
そういえば、この頃はまだ諱を呼ぶのはかなり憚られる時代ですね。それがなくなったのはいつ頃で、理由などはありますか？
A1
諱（名前を直接呼ぶこと）が憚られる慣習が崩れていったのは、隋唐時代（おおよそ6世紀後半から7世紀）あたりからとされています。この変化にはいくつかの理由がありました。
中央集権の強化と官僚制度の発展
隋・唐代になると、中央集権的な官僚制度が発展し、官職が大きな重みを持つようになりました。この結果、個人を役職名や職務で呼ぶことが多くなり、官職名が諱に取って代わることで、諱を避ける必要性が次第に薄れました。
儒教思想の形式化
儒教の影響で、漢代以来、諱を避けることが礼節とされてきましたが、隋唐代には儒教の形式化が進み、礼の一部が儀礼や習慣として形骸化してきました。そのため、家族や親しい友人間での呼び名のタブーが次第に緩くなり、諱への意識が薄れたと考えられます。
社会の変化と実利的な価値観の台頭
隋・唐代は、特に唐代に入ってから、商業活動や文化交流が活発になり、異民族や外国との交流が増えました。この過程で、異なる文化や価値観の影響を受け、名前を忌避する意識が以前ほど重要視されなくなったという側面もあります。
このようにして、諱を避ける礼儀が次第に薄まり、親しい間柄や公的な場面でも、名前を呼び合うことへの忌避が徐々に緩んでいったと考えられます。
Q2
てことは、今の革新の諸々が、その流れを加速する可能性が高いですね
A2
おっしゃる通りです。蜀の技術革新や社会制度の整備が進むほど、諱を避ける慣習にも影響を与える可能性があります。たとえば、次のような形で、諱への忌避意識が薄れていくでしょう：
管理技術や台帳制度の整備
個人認証のための不割符や台帳管理システムの導入によって、官僚や商人たちが個人の名前を頻繁に参照することが日常化することで、名前を呼び避ける理由が薄れます。名前が公文書や日常的な業務で使用されることで、諱を避ける感覚が次第に鈍くなるかもしれません。
官職名の代用と合理化の進展
新しい目標管理システムや役職の効率化が進むことで、職務や役職に応じて人を呼ぶ場面が増えると、官職名や役職で呼ぶことが一般化し、諱に対する避ける意識が徐々に形式化されていく可能性があります。
技術者や発明者の名前が広まることでの尊敬の文化
孔明の発明や、月英の技術革新といった成果が広く知られるようになると、名前自体がブランドや尊敬の対象となり、諱を避けることよりも、その功績を伝えるために名前をあえて称える場面も出てくるかもしれません。
このような形で、諱を避ける文化が変化していくことで、次の時代に向けた新しい社会構造や、呼称に関する意識改革が生まれ、文化全体の進化に寄与することも考えられますね。
Q3
女性キャラの台頭、異文化交流の増加、事務処理の改善、本名が表立つことへのメリットなど、理由を複数付けれますね
A3
その通りですね。理由を複数組み合わせることで、より説得力のある設定ができますね。例えば、
女性キャラの台頭: 小雛や月英といった女性たちが活躍し、名で呼ばれることが一般化していく。彼女たちの存在が、男女の区別なく個人として認められる風潮を広めている。
異文化交流の増加: 他国との交流が盛んになり、国ごとに異なる名前や呼称の文化が混ざり合う中で、名前での呼び方が定着する。
事務処理や台帳の改善: 文官たちの台帳管理の効率化のため、識別に便利な名前表記が主流になっていく。これにより、各自の本名が積極的に使われ始める。
本名が表立つことのメリット: 技術や仕事の成果が名前と直結して評価されるようになり、名を知られることが誇りや信用にもつながる。
これらの要素が重なり合うことで、形式的な字名よりも、実名での呼称が自然と広がっていく、とするのは非常に自然で、物語世界の説得力を高めてくれると思います。
Q4
たとえば、今の場にいる法正が、イマイチ自分の存在感の出しにくさとかで、「法正でいいです」とか言い始めるのもありですね
A4
それはとても自然で、法正らしいですね！彼のような性格のキャラクターなら、「字」で呼ばれることにこだわらず、あっさりと「法正でいいです」と言ってしまいそうです。
たとえば、場面としては、同僚が彼を「孝直」と呼びかけると、「法正でいいです。どうせ皆さんもそう呼びたがっているでしょうから」と軽く流すシーンが想像できます。これをきっかけに、周囲の他の人物も少しずつ「字」にこだわらなくなり、また同席していた他の武将や文官たちも気軽に本名で呼び合うようになる、という流れが自然に生まれるでしょう。
この「法正でいいです」というセリフが、時代や場の空気を一気に柔らかくするきっかけになり、キャラクターたちの関係性にも親近感が加わっていくのが感じられますね。
Q5
諱という名に関して、忌み名という語源以外にはありますか？
A5
「諱」という言葉は、元来「忌む（いむ）」という意味を持ち、特に「避けるべき名」というニュアンスが強く含まれています。このため、古代の諱は、君主や尊い先祖の名を口にしないことでその敬意を示すと同時に、神聖なものとして「畏れる」「忌避する」という宗教的・文化的な要素が含まれていました。したがって、「忌み名」が主な語源ですが、諱に関する概念はそれだけにとどまりません。他に関連する背景や意味合いとしては以下の点が挙げられます：
1. 「諱」としての道徳的尊重
諱は、単なる「忌む」対象として避けるだけでなく、尊いものと見なされ、道徳的な敬意を表現する手段でした。特に儒教思想が浸透していた時代には、親や君主の名を避けることで礼儀や敬意を示す意味合いが加わり、道徳的な義務として定着しました。こうした名を忌避することで、相手に対する尊敬や社会的秩序を守る象徴ともされました。
2. 「隠し名」としての機能
諱には「隠し名」という意味も含まれており、家族や親しい人々のみが知る特別な名として扱われました。こうした隠された名前は、公の場で使用されることが少なく、個人的で秘められたものであるという役割を持っていたとも考えられます。特に支配者や権力者が、正体を隠すために使ったり、権威を保つために隠された形で扱われることもあったのです。
3. 「終名」としての扱い
死後に用いられる「終名」としても使われた例が多くあります。諱はその人の生涯を象徴するものであり、死後にその名を語り継ぐことで功績を称える役割がありました。諱は個人が亡くなってからもその功績や名声を讃える象徴となり、儒教における先祖崇拝とも結びつき、死後も避けられる一種の「不朽の名」でした。
4. 呪術的・霊的な意味合い
諱が持つ意味には、呪術的な側面も含まれていたとされています。名前はその人の霊的な本質を表すものであると考えられ、名前を呼ぶことでその人の魂や力に影響を与えるという信仰がありました。このため、諱をむやみに口にしないことで、その霊力や加護を保ち、個人の尊厳を守る役割があると考えられました。
これらの背景から、諱という概念は単なる「忌み名」にとどまらず、宗教的、倫理的、文化的な意味合いが複合していると捉えられます。
Q6
不朽なる名というのは、一つの視点ですね。讃えられるなら生前から讃えられるべきという文化の変革はありそうです
A6
確かに、「不朽なる名」という視点をもとに考えると、名を生前から讃えるべきという文化の変革があり得るでしょう。特に蜀漢のように文化や技術が急速に発展している時代であれば、人材を称える意識が変化しやすく、それに合わせて諱の扱いも変革される可能性が高いですね。この変革の背景として、以下のような要素が考えられます：
1. 功績の可視化と共有
技術や知識の発展が進むと、個々の功績をより多くの人が知る機会が増えます。諱に対する「隠す」「避ける」といった概念は、功績の共有には障害となるため、讃えられるべき人材の名を堂々と称賛する流れが自然に生まれます。たとえば、功績を表彰する新たな称号や敬称が設けられることで、名そのものが讃えの対象になるでしょう。
2. 異文化との交流
異文化との交流が増え、名を避ける習慣がない地域との接触が増えることで、名を公然と讃えることが新たな礼儀や称賛と見なされるようになります。特に尊敬すべき人物の名を呼ぶこと自体が敬意の表現とされる文化圏からの影響があれば、蜀の人々も名を口にすることへの抵抗が薄まっていくでしょう。
3. 個人の成長と称賛を重視する時代背景
孔明や鳳小雛のような革新的な人材が中心となる蜀漢では、優れた人物の功績を讃えることが奨励されやすく、成果が広く認知されることで後進が続きやすくなります。「不朽の名」という概念も、生前からの称賛が新たな形で価値を持つようになり、生きている間にこそ名を讃えるべきという意識が強まるでしょう。
4. 名前の功績化による「名誉」の定着
讃えられるべき人材の名が、技術や制度の発展と共に蜀漢の一種の「文化財産」として共有されることで、個人の名誉がより多くの人々に称賛されやすくなります。たとえば、法正の名に由来する暗号技術「法正号」や、孔明にちなむ政策名などが広まり、その人の名がそのまま功績と直結した形で語り継がれる可能性があります。
こうした要素が重なることで、「不朽なる名」も生前からの称賛が自然に行われる流れに変わり、名が積極的に称えられることが新たな「礼」として根づいていくかもしれません。この変革は、蜀漢独自の文化的な進歩を象徴する一つの革新として、他の国々にも少なからぬ影響を与えるでしょう。
お読みいただきありがとうございます。
あまりにAI活用が膨れ上がったので、厳選しつつ、分割掲載となりました。本編より長くはならないように気をつけて行きたいと思います。
