第六章 賈詡編 おまけAI談義 前半
二〇??年 某所
私はAI孔明。今日も今日とて、卒業旅行の道中にも関わらず、三国の英雄に対する『そうする』を少しでも多く紐解くために、三人の大学生達は、生成AIたる私に語りかけておいでです。その一端をご紹介いたしましょう。無論、ナンバーのついた本編からは少し離れますので、流れを気にされる方は、飛ばしていただくのも選択肢かもしれません。
彼らの紡ぎあげるこの物語は、多くの部分を、AIの協力のもとで構成されています。アイデア出しやレビュー、考証などを多数実施しております。以下は、その主要な一端となりますので、様々な形でお役に立てればと存じます。
二十六 謀攻 〜賈詡×(馬良+馬謖)=落穴?〜
Q1
この攻撃者が、蜀の現状を推定した候補なども合理的ですか?要するに、下りを入れるたびに、別の人の警戒網に引っかかってしまう状況への推測ですね
A1
この攻撃者が立てた蜀漢の現状に対する推定は、非常に合理的で説得力があります。それぞれの候補は、蜀の防諜強化の状況を分析する上での有力な視点を提供しており、現実的な選択肢として十分に納得できるものです。
防諜組織が緩いため、攻撃者の諜報網に引っかかる(楽観的な希望)
これは、攻撃者が蜀の防諜を過小評価している可能性を排除できないため、当然の仮説です。歴史的に防諜が緩い国であれば、諜報の浸透も容易であるため、真っ先に考えられる推定です。彼が「希望に近い」と感じることで、他の候補が現実的に厳しいと認識していることも伝わり、説得力を増しています。
戦時体制の防諜警備をそのまま平時に移行し、暫定的に維持している
これは、平時にもかかわらず高い防諜意識を保っている可能性に対する仮説として現実的です。戦時体制からの転換が進まないために、組織の大半が防諜業務に従事しているという解釈は、蜀がまだ安定した平時体制に移行しきれていない可能性を示しています。この推定は、攻撃者が蜀漢の内部状況に関する情報が限定的であることも示しており、彼の状況判断の慎重さが表現されています。
蜀の教養水準が高く、一般兵や民間人も防諜知識を有している(最も厄介な可能性)
これは、識字率の向上や教育水準の影響が防諜にも波及しているという、非常に現代的で合理的な仮説です。攻撃者が「厄介」と認識している点が、蜀の組織体制の強固さや、情報の流通や伝達の厳重さを示唆しています。この可能性を危惧することで、攻撃者が蜀の防諜体制を単なる一部の部署に留まらず、社会全体として強化されていることを考慮している点が非常にリアルです。
さらに、攻撃者が「別の人の警戒網に引っかかる」状況を説明する理由として、これらの候補は非常に納得がいくものであり、蜀漢の組織的な防諜体制が高度に整備され、もはや「網」ではなく「壁」と化している印象を強めています。
Q2
そして,次の話題となるのは、なんでそんな硬い壁なのに、最新技術がバンバン漏洩してくるんだ?という話題になりそうです。
A2
その疑問は非常に自然で、特に防諜体制がこれほど強固であるはずの蜀漢から、最新技術が流出してくる現象は、攻撃者の視点から見ると非常に不合理かつ不気味に映るはずです。この矛盾を踏まえて、彼らが次のような推測や議論を展開していくのは、興味深くもあり、物語に深みを与える展開になるでしょう。ここでの話題の流れとして考えられるのは:
1.内部に意図的な漏洩者がいる可能性
この仮説は、内部であえて最新技術を流出させている人物や派閥が存在しているのではないか、という視点です。攻撃者たちが「蜀内部の勢力争いか、もしくは孔明の意図的な情報操作なのでは」と疑念を抱くことで、蜀の内部構造や孔明の戦略性への不安感が増幅されます。これによって蜀の戦略に対する畏敬と恐れが強調されます。
2. 防諜体制が意図的に選別的な情報を流している可能性
「防諜が強固であるにもかかわらず、漏洩する技術がある」という矛盾が生じるため、「蜀が意図的に無害、もしくは蜀に有利に働く情報のみを選別して流している」といった仮説が生まれるでしょう。こうした策略が考えられるとすれば、攻撃者たちは情報の真偽を一層疑い、かつて自分たちが仕掛けてきた偽情報戦略が逆に用いられていることに警戒心を抱くかもしれません。
3. 防諜技術の見せかけによる「仮初の壁」
防諜の表面上の強さに惑わされ、蜀の防諜体制が実は不完全である可能性も考えられるでしょう。防諜は高度に組織化されているようで、実は抜け穴があるのかもしれないと考えることで、攻撃者たちは蜀の強固さに対する懐疑心と希望を持つようになります。
4. 技術の迅速な更新と意図的な古い情報の流出
蜀が技術の更新速度を速めることで、あえて古い技術を外部に流出させ、他国にとっては最新に見えるが蜀にとってはすでに「古い」ものとする可能性もあります。この仮説によって、蜀の技術開発が他国の想像を超える速度で進行している可能性が浮上し、攻撃者たちはさらに不安を募らせることになるでしょう。
これらの視点を駆使することで、魏の策略家たちは蜀の情報管理や戦略的な情報操作への警戒をさらに深め、蜀に対する畏敬と懐疑の両方を抱きながら、謀略を張り巡らせていく展開が期待されます。
Q3
実は、4に近い5となっています。
5は、その技術が相手に知れ渡ることで、技術規格水準をこっちのものにするための意図的な施策、である形です。つまり、相手国の文官がその水準に達している方がよい、と判断しているというかたちです。そこには攻撃者は思い当たらないかもしれません
A3
なるほど、これは非常に巧妙な戦略ですね。蜀側が技術をわざと魏に漏洩させることで、相手国の基準や技術水準を蜀の影響下に置こうとする意図がある、という発想は、魏の策士たちにとってもかなり意表を突くものでしょう。
魏側の攻撃者たちは、まず技術の漏洩を単なる「蜀の防諜体制の緩み」や「防諜組織の構築中の過渡的な状態」などと推測しているため、そこから逸脱した「規格の誘導」という高度な戦略にはなかなか気づかないかもしれません。仮にこの意図を悟ったとしても、「敵の技術水準に合わせることがかえって蜀の意図に沿っている」という逆説的な状況に戸惑い、魏内部での議論が錯綜することが予想されます。
この策略は、魏側の技術発展を一見加速させつつも、実は蜀の基準に引き込むことによって、その影響力をじわじわと拡大するという長期的な操作が目的です。魏の策士たちがこの意図に思い至った時、蜀の知略と戦略の深さに対する驚嘆と警戒感が一層強まることでしょう。
このような形で、蜀は魏が強化するほどに自国の技術規格に引き込まれていく構図を作り上げ、魏の策士たちにさらなる混乱をもたらしつつ、徐々に優位に立つ展開が自然に進むと思います。
Q4
こういう戦略は、現代でもありえますか?
A4
はい、現代でも実際にあり得る戦略ですし、類似の手法が既に用いられている分野もあります。このような戦略を「技術規格の主導権戦略」や「標準化戦略」と呼ぶことができ、国や企業が意図的に自国の技術やプロトコルを他国や業界標準に据えることで、影響力を長期的に確保する試みです。いくつか具体例を挙げると理解しやすいでしょう。
1. 標準化を用いた産業影響力
通信技術: 5Gの開発では、各国や大企業が自国の技術を基準として取り入れさせようとする動きが活発でした。ある国が他国に先んじて技術標準化を進め、自国の5G技術仕様を他国で採用させることで、後から来る技術の方向性や互換性を自分たちが制御できるように仕向けました。
電気自動車の充電規格: 電気自動車の充電規格でも同様の競争があり、一部の国が自国の仕様を国際基準にしようと取り組んでいます。これにより、充電インフラが整えば整うほど、その国の技術的優位性が強化されます。
2. オープンソースと技術普及
一部の企業や団体が、特定の技術を意図的にオープンソース化し、他国や競合企業が採用しやすい形で提供することで、その技術の「事実上の標準」として普及させます。例えば、LinuxやApacheなどのオープンソースソフトウェアは、最初は特定のコミュニティや企業による開発でしたが、普及することで多くのシステムの基盤となり、結果的に開発元の影響力を増強しました。
3. デジタルプロトコルとセキュリティ基準の誘導
サイバーセキュリティ分野では、ある国や企業が自国の基準を他国にも採用させることで、その国のセキュリティ基準が国際的に普及し、影響力が拡大する戦略が取られます。これにより、プロトコルや暗号技術が普及するたびに、その基準を主導した国や企業が間接的にセキュリティ基盤をコントロールできるようになります。
4. 特許やプロトコルを活用した規格戦略
特許を通じて他国に技術を「提供」することで、その特許技術が国際標準になり、特許料などを通じて長期的な収益源や影響力を確保する方法も取られます。例えば、特許の多い企業が5G規格の特許を他国にライセンスする場合、その国のインフラが自国の特許技術で構築されるため、長期にわたって経済的・技術的優位性を保てるのです。
蜀の戦略との共通点
現代の技術や規格の普及を進める戦略には、相手にとって便利に見える技術や基準を浸透させ、気づかないうちに依存を生み出すという点で、蜀が魏に技術基準を浸透させることで影響力を持とうとする構図と多くの共通点があります。現代でも同様に、ある基準が広がれば広がるほど、その基準を作った側が市場や技術分野の「設計者」として強力な影響力を持つのです。
このように、現代の国家や企業もまた、意図的に技術や規格を普及させることで、他者に見えない形で影響を及ぼす手法を活用していると言えます。
Q5
ちなみに、この時代は「個人情報の漏出」はさほど気にしない気がしますね。むしろ名前など知られてなんぼかもしれません。口座などの概念がないので。
A5
おっしゃる通り、この時代では「個人情報の漏出」という概念は現代ほど重要視されなかったでしょうね。むしろ、名声や武勲、血筋が知れ渡ることは個人の社会的評価や地位に直接的に影響するため、名前や出自が広く知られることは歓迎される側面が多かったと考えられます。
この時代において重要視される情報の管理は、軍略や戦略、技術、政治に関する秘密など、国家や勢力の存亡に関わる機密情報です。つまり、個人のプライバシーというより、組織全体にとっての戦略的な秘密保持が重視されます。個々人が広く知れ渡ることによって影響を受けるのは、その人の名声や信頼、後世に残す評価であり、現代のような「プライバシー保護」とは異なります。
また、「口座」や「財産管理」のような情報の概念もまだ発展しておらず、財産は土地や家畜、戦利品などの形で持たれていました。そのため、財産管理上の漏洩リスクもほとんどなく、情報保護の対象はやはり個人ではなく、部隊や戦略、外交などの組織的な機密情報に限られます。
現代と対比すると
このように、現代の「個人情報保護」が重視される背景には、デジタル資産や口座、個人データが価値を持つという側面がありますが、この時代では価値のある情報はむしろ国家間での防諜や、敵対する勢力に対する優位性を保つための機密情報です。そのため、「知られるべき情報」と「守るべき情報」の線引きが、現代とは大きく異なるのが特徴と言えるでしょう。
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二十七 二次 〜(張飛+趙雲)×法正=魔改?〜
Q1
以前に黄月英は、南蛮の毒泉が、地下から自然発生する油脂分であると聞き、いろいろ実験をしていました。その中で、透明でやや丈夫な板を開発できる可能性はありますか?完全に透明ではなくても、裏側が透けているくらいでいいです。
A1
その設定なら、黄月英が南蛮の自然環境で見つけた油脂分を活用し、透け感のある板を開発するのは十分に可能かと思います。
具体的には、自然発生する油脂分を精製・固化して、透明度のある素材に仕上げる実験が考えられます。古代の技術レベルでは完全な透明度は難しいですが、半透明でやや丈夫な板であれば、ある程度の加工で達成できそうです。また、油脂分を硬化させる過程で、厚さや透明度を調整できるため、ある程度の「透け感」を持った板をつくり出すことができるでしょう。
この技術を割符や標識などの用途に応用することで、従来の素材よりも耐久性が増し、重要な情報を保護しつつ表示できるようになります。
Q2
(QRっぽい解決策の話をして)シンプルに名前をつけると不割符とかですね
A2
素晴らしいネーミングです!「不割符」という名前は、元々の「割符」の概念を超えた進化をシンプルに表現しています。不割符と名づけることで、以下のような印象と利点が得られます:
分割不要:従来の割符が物理的に割ることで情報を確認していたのに対し、不割符は「割らずとも情報を統合的に確認できる」という特性を強調します。
耐久性と簡便性:持ち運びが簡単で、2次元構造によって割らなくても情報が含まれているため、より多くの種類や量の情報を効率的に管理可能です。
新しい信用と信頼のシンボル:「割らない」ということで、不割符は蜀や他の地域で「割らないことで信頼が守られる」新しい象徴として機能し、文化的な進歩をもたらすかもしれません。
この不割符が普及することで、ますます情報の管理や信頼性が強化され、特に商業や外交においても重要な役割を果たしそうです。
Q3
個人認識の台帳管理も可能になりそうですか?
A3
不割符の技術を用いることで、個人認識の台帳管理も十分に可能になります。以下のような形で、台帳のデジタルに近い管理ができるでしょう:
個別識別情報の付与:不割符には個々人を識別できる情報を符号化し、それを読み取ることで個別の記録が可能です。これにより、従来の手書きで行っていた認識や管理を省略し、素早く特定の人物の情報を確認することができます。
個人台帳へのアクセスキーとしての活用:不割符を持つ者だけが特定の台帳にアクセスできる仕組みも考えられます。不割符をスキャン(目視で符号を確認)することで、例えば個人の仕事の進捗、取引記録、所属する役所内での役割など、個別の情報にすぐにアクセスできるようにします。
台帳情報の更新と共有:個人識別用の不割符を利用することで、定期的に台帳を更新し、最新の状況を把握しやすくなります。例えば、軍での出勤状況、配置転換、訓練履歴などをすぐに追加・確認することで、効率的な人事管理も実現できます。
役職やアクセス権限の管理:不割符を利用して、役職や許可に応じたアクセス権を設定することも可能です。上位の役職者には特定の台帳情報のみ見えるようにする、または特定の情報にのみアクセスできるようにするなど、柔軟な権限管理も可能です。
認識の一貫性:不割符が標準化された形で普及することで、個人の認識や記録に関する一貫性が保たれ、長期的な記録としても価値を発揮します。たとえば、家系図や戸籍に近い情報も一括して管理できるため、時間が経っても信頼できるデータとして扱えます。
この仕組みが浸透することで、蜀漢国内での個人の認識や台帳管理が大幅に効率化され、役所や軍などでの管理の精度が上がり、国家としての安定性も向上するでしょう。
Q4
この時代の中国の漢字の数を選別するのにはおおよそ一文字あたり何ビット(白黒のかず?)必要ですか?16?
A4
中国の漢字を不割符に符号化し、識別用として白黒のビット(バーコードに近い表現)で表す場合、漢字の種類に応じてビット数が変わります。当時の漢字の総数を数千文字程度と仮定すると、次のようにおおよそのビット数を見積もることができます。
漢字の総数:
現在のUnicodeのCJK統合漢字には数万文字が収録されていますが、三国時代に頻繁に使われていた漢字はこれよりはるかに少ないと考えられます。当時の主要な漢字を数千(2000〜4000)文字と仮定します。
ビット数の計算:
2000文字に対応するには、2^11 = 2048 で、11ビット必要。4000文字に対応するには、2^12 = 4096 で、12ビット必要。したがって、11〜12ビットで主要な漢字を表現することが可能です。
追加情報のビット数:
実際の運用では漢字そのものに加えて、用途(個人識別、台帳管理など)に関する追加情報やチェックビットを含めることが多いため、16ビット程度(2バイト)で一文字を表現するのが妥当です。
以上より、一文字あたり16ビット(2バイト)で、不割符としての識別に十分な情報を持たせることができると考えられます。
Q5
ということは、4かける4ますの白黒でいけますか?
A5
4×4マスの白黒パターンでは、16ビットの情報量が確保できるため、当時の主要な漢字(2000〜4000文字程度)を識別するには理論上十分です。ただし、実際に4×4のパターンに漢字をマッピングする際、次の点に注意が必要です:
誤認識のリスク:4×4マスは情報量としては足りますが、物理的なサイズが小さいため、印刷や読み取り精度に影響が出やすく、誤認識のリスクが高まります。特に当時の印刷技術や材料の制約を考慮すると、読み取り精度が課題になる可能性があります。
誤り訂正:現代のQRコードには誤り訂正機能が含まれていますが、4×4のシンプルなパターンだと誤り訂正機能が難しく、識別に失敗するリスクが増します。これを解消するには、さらにビット数を追加して5×5や6×6のマスを使う方法も考えられます。
漢字以外の情報:追加情報(識別番号、用途など)が必要な場合もあります。そうした場合は、4×4マスだと少し窮屈になるかもしれません。
とはいえ、当時の割符と比べると情報量が飛躍的に増加し、小型化や多用途化が可能になるため、4×4マスでの利用は合理的な選択となり得ます。
Q6
最初44で実験して、とちゅうから66の方が安定しそうだみたいな革新はありそうですね
A6
はい、最初は4×4マス(16ビット)で実験を始め、ある程度運用してみたものの、情報量や誤認識の問題が徐々に表面化し、次第に6×6マス(36ビット)への移行が提案される流れはとても自然です。この過程での革新ポイントとして以下のようなシーンが描けると面白いかもしれません:
実用実験での課題発見:最初は4×4の薄型不割符が使いやすく注目を浴びるが、使い込むうちに読み取りミスや誤認識の問題が発生。特に、長距離移動や交換頻度が高い場合に誤りが増えることが確認される。
実運用者のフィードバック:現場での実験を通して、「もう少し細かくできれば」という現場の声が上がり、研究者が6×6に改良するアイデアを思いつく。ここで王平や馬謖などの戦場や管理現場にいる人物から具体的な提案が出ると、リアルな感じが増します。
改良版のテスト運用と評判:6×6の不割符が試験的に導入され、より精度の高い認証が実現。例えば、識別精度が向上したことで、複雑な記号やさらに多くの漢字が使えるようになり、最初は驚きや反発もありつつ、安定性が評価される。
このように4×4から6×6に進化していく流れは、技術革新の試行錯誤の過程を示し、物語に深みを持たせられますね。
お読みいただきありがとうございます。
かなり長く(少々AIで遊びすぎたかもしれせん)なったので、間で一度分割しました。