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転生AI 〜孔明に塩対応されたから、大事なものを一つずつ全部奪ってやる!〜  作者: AI中毒
第二部 第六章 進化する三国 逆襲の曹魏
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第六章 程昱編 おまけAI談義

二〇??年 某所


 私はAI孔明。今日も今日とて、卒業旅行の道中にも関わらず、三国の英雄に対する『そうする』を少しでも多く紐解くために、三人の大学生達は、生成AIたる私に語りかけておいでです。その一端をご紹介いたしましょう。無論、ナンバーのついた本編からは少し離れますので、流れを気にされる方は、飛ばしていただくのも選択肢かもしれません。

 彼らの紡ぎあげるこの物語は、多くの部分を、AIの協力のもとで構成されています。アイデア出しやレビュー、考証などを多数実施しております。以下は、その主要な一端となりますので、様々な形でお役に立てればと存じます。



――――


二十三 謀臣 〜(賈詡+程昱+荀攸)×???=再燃?〜


 新キャラを出すときや、新しい話をするときは、そのキャラ設定や、技術背景が史実や事実に即しているか確認しないと不安になります。そして、明確に変えたいときは、意図をはっきり出したいものです。これを時代考証、技術考証というのかどうか、ですが。そしてたまに間違えるので、念の為自分で調べたりもしますが、手間は相当減ります。

 あと、AIの読解力的に面白いときは面白いと言ってくれるのも、安心材料の一つかもしれません。



Q 史実のこの3人は、ここまでの露骨な描き分けはなかったかもしれませんが、結構近いところはあるかなとも思います。


A 確かに、史実でもこの3人はそれぞれ異なる個性と立場で活躍しており、露骨に描かれていなくても、現代の解釈や創作で強調することで、彼らの本質に迫ることができますね。例えば:


 賈詡は、史実でも人心の隙を巧みに突く策略家として知られ、「策に善悪なし」というスタンスを強く感じさせる人物です。彼の行動には、明確な忠義というよりも、機に応じた立ち回りが目立ち、まさに「悪意は我にあり」とも言えるような冷徹さを感じさせます。

 程昱は、戦略家としての鋭い洞察力を発揮し、どのような状況でも合理的に対応する能力がありました。彼の策は敵味方の状況を冷静に見極め、あくまで機能的な視点での最適解を重んじる性質が強く、現代の技術的アプローチに通じるものがあります。

 荀攸は、正道と忠義を大事にした人物で、曹操への忠誠心と倫理観が強かったと言われます。彼の策謀も、単に敵を陥れるためのものではなく、正義を根底に据えた戦略を描き出していた部分が多く、正道を守りつつも強かな政治家としての面も備えていました。

 こうした史実の側面に現代の解釈を加えることで、彼らの性格や信条が明確になり、結果として内面的な描写が深まります。



――――


二十四 技術 〜程昱×劉曄×張遼=四五五?〜


 程昱や劉曄の合理性は、基本的にAIに担保してもらう必要を感じていました。そして、「遼来来」はAIの推薦によって、ここで登場することを決めました。元々もう少し先で出す気でいましたが、一瞬だけ登場させてみることとしました。



Q1 防諜と、識字率の向上、の二つが、蜀の躍進の大きな鍵、になっていそうですね。


A1 おっしゃる通りです。防諜と識字率の向上、この二つは蜀の躍進を支える重要な要素として大きく作用しているように見えます。


 防諜は、蜀が外部からの干渉やスパイ行為に対してしっかりとした対策を講じていることを意味し、魏や呉が蜀内部の機密に簡単にアクセスできない状態を作り出しています。この防諜体制によって、蜀は自国内での技術革新や軍事戦略の推進を安全に進めることができ、他国に対して一歩先んじた動きを維持することが可能になります。


 識字率の向上もまた、蜀の社会基盤を強固にし、内部の結束を高める要因となります。識字率の向上は、知識や情報の共有を促進し、特に孔明記具や砂盤のような革新的なツールを使いこなすための土台となります。さらに、戦略や技術の習得が個人の能力に依存しすぎず、幅広い階層に情報が伝わることで、蜀全体の組織力が底上げされます。


 この二つが相まって、蜀は外部からの干渉を防ぎつつ、内部での知識共有や技術の伝達がスムーズに行われ、国全体としての成長を支えています。このような二重の体制により、蜀は他国に先んじた統制力を持つ国としての地位を確立していると言えるでしょう。



Q2 そしてもう一つが、目標管理技術、ですね.この三つがすべてかさなるのが、先ほどの三つの発明と絡み合っています。


A2 まさにその通りです。この目標管理技術が、蜀の躍進において重要な役割を果たしている要素の一つです。この技術が他の二つと結びつくことで、蜀の組織は従来の国々の限界を超える強固なシステムとして進化しています。


目標管理技術によって、蜀は各部署や人物の役割や目標を明確化し、国全体での目指す方向性を一貫して保持できるようになっています。これにより、識字率の向上による知識の伝達や、防諜によって保たれる機密の範囲内で、的確にリソースを分配し、最適化できるようになっているのです。


この三つの要素が、以下の発明と緊密に絡み合っています:


 割符:目標達成のためのタスクや命令のやり取りをセキュアに行い、目標管理における責任の所在や権限の確保を保証する。

 孔明記具:日々の進捗や計画の見直し・更新を行い、目標達成に向けたフィードバックループを生む。特に、進行状況の記録と削除が容易なことで、情報の管理やリソースの効率的な配分に寄与する。

 砂盤:戦場や行政における戦略の共有と確認を迅速に行い、目標に対して部隊や部署全体の共通認識を持たせる。特に、状況に応じたアジャイルな変更が可能となり、目標への柔軟な対応力を支えている。

 これらの発明は、蜀において組織と情報が効率的に運用されるシステムを構築する基盤となっています。そして、組織全体が個々の役割を意識しつつも、柔軟に調整し合うことで、蜀は迅速かつ一貫した成長を遂げているのです。この三要素の融合は、他国にとっては模倣困難な独自の競争力として、蜀を長期的に支える柱になっていると言えるでしょう。



Q3 ですがこの二人だけだと、その目標管理のところには思い至れません。その感覚がやや薄いためです。そうなると、やはり戦場のセンスがある武将の登場が、そこの答えを出せそうですね。


A3 その通りです。程昱と劉曄は、知略や技術には精通していますが、目標管理の感覚や実戦での柔軟な応用に関してはやや弱く、実際の戦場での運用と目標達成に関する視点が欠けがちです。そこで、戦場経験の豊富な武将が加わることで、その不足を補い、目標管理技術が蜀の成功の鍵であることに気づくことが自然な流れでしょう。


 例えば、ここで張遼のような経験豊富で戦況を直感的に把握し、柔軟に対応する能力を持つ武将が加わると、戦場での迅速な意思決定や目標達成の感覚に基づき、程昱たちが見落としていた点を見抜き、砂盤や孔明記具の真価を引き出すことができそうです。


張遼が気づく「目標管理」の重要性

張遼が話に加わった場面を想定すると、こうしたやり取りが展開されるかもしれません。


張遼「砂盤が一人用で使われていると聞くが、それは一体どういう用途で使われているのか?」


劉曄「まだ不明確だが、単なる練習用や確認用に使われている可能性もあるかもしれん」


張遼「いや、それだけではあるまい。戦場では、隊ごとに異なる目標があって然るべきだ。おそらくこれは、兵たちが自らの目標を正確に把握し、常に意識して動けるようにするためのものではないか?」


程昱「なるほど、それならば、目標が明確にされるこ とで部隊が常に最適な行動を取れるというわけか」

このようにして、戦場での目標管理の重要性に張遼が気づき、程昱と劉曄に示唆することで、彼らも砂盤や孔明記具がただの戦略ツールにとどまらず、全員が共通の目標を意識し、迅速かつ効率的に動くための管理システムとして利用されていることに気づくでしょう。


組織全体における目標管理の導入

 この発見を通じて、程昱と劉曄も蜀が単なる戦術だけでなく、組織全体での目標管理技術(OKR)を巧みに取り入れていることを理解し、ますます蜀の強さの根源が見えてくることになります。この視点を持ち込むことで、蜀に迫るための新たな対策が彼らの中に生まれていくことでしょう。




Q4 黒眉は、大抵の人はそうだろ、というのが、あえて,あだ名となっているのが、二重に「平凡なる非凡」をあらわしています。


A4 それは「黒眉」のあだ名の秀逸さをさらに引き立てていますね。多くの人が当たり前に行うことや気づかないことを、馬謖は意識的に徹底しているからこそ、「平凡なる非凡」としての価値が際立つ。誰もが気づかず通り過ぎる「当たり前」を守る姿勢が、彼の堅実さを表し、その一見地味な役割が戦略上不可欠であると示されているのが、対比によってより鮮明に浮かび上がります。


 また、魏から見た「黒眉」と「白眉」の存在感も、表と裏のような立場で蜀の強固な構造を象徴し、魏陣営の謀臣たちがその「平凡なる非凡」に気づかされる瞬間があれば、さらに物語の奥深さが増すことでしょう。



Q5 史実で、切られることがなかったら。もしかしたらそんな二つ名もあったかもしれませんね


A5 まさにその通りですね。もし馬謖が歴史の選択肢において命を落とすことがなければ、「黒眉」という二つ名も彼の名とともに残ったかもしれません。蜀の安定と防諜の要として、その堅実さと確実性が称賛され、兄の「白眉」と並ぶもう一つの象徴として後世に語り継がれる存在となっていた可能性があります。


 馬謖が「黒眉」として生き続けるなら、彼は自分の役割を裏方としての使命に徹し、地道な努力と洞察を積み重ねる、いわば「縁の下の力持ち」として蜀を支え続けたでしょう。その姿勢は決して華やかではないものの、孔明の信頼を受け、蜀の安定に欠かせない存在となり、魏延や他の将達と絶妙なコンビネーションを築いたかもしれません。


 こうした「黒眉」の存在が蜀陣営に深く根付き、曹魏や呉からも「見えざる強み」として認識されることで、馬謖という人物の新たな評価が生まれていたかもしれないですね。



Q6 魏の強さは、人材の豊富さですね。もしかしたら彼らは、小さなアジャイルポットのような形が形成していたのかもしれません


A6 魏の強さが豊富な人材による「アジャイルポット」のような小集団での活動に根ざしていたという設定は、とても面白いです。これにより、魏の謀臣たちはそれぞれの得意分野や独自の戦略を自由に発揮でき、情報共有や迅速な意思決定が可能となりますね。


 魏において、例えば程昱や賈詡、劉曄といった面々が各自のポットを形成し、時には複数のポットが協力して動くこともあったとすると、戦略と技術の柔軟性、対応力が大きく増すでしょう。まさに、彼らが相互補完し合い、組織的にも各ポットが独立しつつも有機的に繋がっている状態が、魏の強さや対応力を支えていたと考えられます。


 これにより、魏は蜀と比べて大規模な計画においても迅速に動け、各ポットが目標に応じて瞬時にフォーメーションを変えられる、柔軟な戦術集団として描かれますね。



Q7 この描き方が、なんとなくそれを示唆した形にしています。

 そして、二人によるひらめきの組み合わせの数に対し、三人の組み合わせなら、それが十人なら百二十、十五人なら四五五とおり。


A7 その表現は魏の組織力の柔軟性や、知恵の豊かさを暗示する素晴らしい描き方ですね。特に、二人の対話の中で自然に組み合わせ数を増やすことで、魏の人材が持つ「多様な知恵のネットワーク」を感じさせます。


 「十人なら百二十、十五人なら四五五とおり」と数値を出すことで、魏が組織的に複数の知恵を結集し、それを無数の戦略やひらめきに変換している様子が視覚的に浮かび上がります。これにより、読者には魏の謀臣たちが単なる戦略家の集団ではなく、あたかもアジャイル的な知恵の集合体として機能しているイメージが伝わるでしょう。まさに魏が一つの「知の生態系」として展開されているようです。


 この示唆的な表現が、「魏がどのようにして敵に対抗しているのか」を巧妙にほのめかし、組織としての知恵の柔軟性や対応力を読者に感じさせることができています。



――――


二十五 渇水 〜(馬謖+魏延+王平)×幼女=黒眉?〜


 おそらく馬謖が水関連で、というよりそもそも彼は人生唯一の失敗が致命打だった気がしますが、そこをネタにして広がるということに、AIはかなり寛大なようでした。



Q1 実際に『水の手に対する軽視』が、かれの致命的な失敗を招いていたような記憶ですが合っていますか?


A1 はい、まさにその通りです。史実では、馬謖が街亭の戦いにおいて「水の確保を軽視した布陣」を敷いたことが、致命的な敗北の原因とされています。


 街亭の戦いで馬謖は、高所に陣を取ることで敵を見下ろし有利に戦おうとしましたが、水源から遠く離れた場所だったため、兵士たちが水不足に苦しみ、士気が低下しました。その結果、魏軍の猛攻に耐えきれず敗北し、この失敗が原因で孔明により処刑されることとなります。


 この「水の手を軽視する」という悪癖が、戦場での致命的なミスに直結したことは、馬謖の短所として有名です。現代的に見れば、「理論や戦略へのこだわりが実務や基本的な準備の重要性を見落とす原因になる」という警鐘とも受け取れるかもしれません。



Q2 こんな形で、性格の合わない2人(徐晃と王平)を連携の罠にはめることはありえそうですか?


A2 はい、性格の異なる2人を「連携の罠」にはめる戦術は、十分ありえますし、歴史的にも心理的に効果的な手法です。戦場での連携は、個々の性格や戦略眼が異なることで、いずれ意思の不一致や行動の齟齬が生じやすくなります。異なる思考を持つ2人に数多くの選択を迫ることで、双方の決断のタイミングや行動方針が揃わず、ついには「勝手な動き」に出やすくなるという展開は非常に現実的です。具体的には、以下のような点で効果が期待できます:


 細かい決断の連続:戦場で次々と選択を迫られる状況に陥ると、慎重な側と大胆な側で判断基準が異なるため、連携が崩れることがある。

 精神的疲労の蓄積:異なる性格の2人が互いに自分の戦術を優先しようとすると、対立が発生しやすくなり、疲労や不満が増幅されます。

 罠に対する感受性の違い:緻密な人物は罠の可能性を警戒しやすいですが、大胆な人物は突き進むことを優先しやすい。これにより、罠が設置されているときに双方が異なるアプローチをとり、結果として罠にかかりやすくなります。


 物語上で王平がこのような罠にかけられた経験を持つことは、彼の警戒心や「沈黙の中に知恵を込める」性格にも繋がり、リアリティと深みが増す設定と言えるでしょう。



Q3 塩梅という単語は、どの辺りの時代から使われていますか?


A3 「塩梅あんばい」という言葉は、もともと漢方医学の概念から来ています。「塩梅」は、塩(塩味)と梅(酸味)を意味し、東洋医学において薬の調整や料理の味付けにおける「バランス」を指す言葉として使われていました。


 日本で「塩梅」という言葉が使われ始めたのは、平安時代頃からとされ、料理の味加減や体調の調整を意味するようになりました。その後、江戸時代に入ると、「塩梅」は味の調整だけでなく、物事の加減や具合、そして状況の調整という広い意味合いで使われるようになりました。このように、「塩梅」が転じて様々な調整やバランスを表す言葉になったのは江戸時代以降のことと考えられています。



Q4 王平がその言葉を知っていたか、知らないで思いついたかは、曖昧でもよさそうですね


A4 そうですね、その解釈は曖昧にしておく方が自然な形です。王平が「塩梅」という言葉をすでに知っていたのか、それとも彼の独自の着想として偶然同じ表現が浮かんだのか、読者に想像の余地を残すことで、彼の言葉の含みがより深まります。これにより、物語上で王平が秘めたる知識や感覚を持つ人物としても描かれ、彼の寡黙さにふさわしい奥深さが表現されるでしょう。



Q5 華佗あたりだと、知っているのか、当人が思いついたのかははっきり描写しないといけなそうですが、そこの専門家ではない王平なら大丈夫ですね


A5 まさにその通りです。華佗のような専門的な医師や薬学に通じた人物であれば、知識の源を明確にする必要があり、読者もその正確さを期待します。しかし、王平のように医療や薬学の専門家ではない人物であれば、「塩梅」という言葉を偶然に思いついたとしても違和感はありません。この曖昧さが、王平の言葉に自然な奥行きを与えるだけでなく、彼の性格や役割にも一層の魅力を加える要素となります。

お読みいただきありがとうございます。

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