詩 よぶ
よんだ
よんでいる
こっちにおいでよと
こっちのほうがいいよと
いつもよんでいる
きょうもよんだ
でも だれもこない
どうしてだろう
だれもきてくれない
きてほしいからよんでいるのに
こないままだから ずっとよばなければならない
きのうも よんだ
いまも よんでいる
あしたも よぶはず
いつまで よびつづければいいのだろう
だれかがくるまで?
それとも よべなくなるまで?
「ストーリー」
人を引き込む暗闇。
それは、自分が何で、どうしてそこにあるのか分からないまま。
犠牲者を呼び込み続ける。