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冴えない中年営業マン、異世界へ転生する++  作者: 4ris4k4
~第一章~中年は異世界へいざゆかん
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市場価格調査

目が覚めた。


既に両親は畑仕事に出かけたようで、ふたりの気配は屋内には無かった。


「おい、クロエ、起きろ市場に行くぞ」


「ん~、な~に?まだ寝たりないよ~市場は昨日行ったじゃん」


「いや今日は市場調査、、、いや市場を調べにいくんだ。この時間ならやってるだろ?」


「確かにやってるね」


クロエは未だ眠いのか、目を擦りながら体を起こす。


囲炉裏の上の鍋にはポリッジ(雑穀のおかゆ)が入っていた。俺はそれをお椀に二人分装う。


「ありがとう」


「ああ、食べたら出かけるぞ」


まあ、ガチのオートミルだ。勿論、砂糖やジャムなどはない。ただそのままお湯で煮込んだだけの腹の足しにしかならない味。


二人で食べてから、歯磨きをし、出かける。


そして歩いて市場へ向かう。


「よし、これから調査だ」


「お兄ちゃん、調査ってなあに?」


「調査っていうのはまあ、知りたい事を調べることだ。今日は市場に並んでいる品物がどんな通貨でどのくらいの量で取引されているかが知りたい。これを調査する。」


「わかったよ!でもお兄ちゃん、何で値段が知りたいの?」


「それはこれから、どうってお金を増やすかを考えるためにだ」


「すごいよ!お金増えたら沢山ものが食べられるね!」


「ああ、他にもいろいろできたりする」


「というか、クロエは覚えが良いのか?」


「う~んわかんない、でも大抵の事は忘れないよ?」


「そうか、じゃあ俺が言った事を覚えてくれないか?」


「うん、いいよ」


そして俺たちは一件目の野菜をうっている屋台を見る。


人参:銅貨3枚/kg

玉ねぎ:銅貨11枚/kg

オーツ麦:銅貨10枚/kg

キャベツ:銅貨4枚/kg

小麦:銅貨30枚/kg


小麦が異様に高い、ここは地球の歴史と同じような状況なのか?小麦はオーツ麦と違って肥料が必要な穀物だ。となれば肥料が高いか、存在していない可能性が高い。

これは畑もきちんとヒアリングした方がよさそうだな。


次に魚を売っている店を見る。


フナ:銅貨48枚/kg

ナマズ:銅貨40枚/kg

ドジョウ:銅貨48枚/kg


3種類だけか。


あとは肉屋か

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